<19日(土)、20日(日)、午後2時より伊藤忠青山アートスクエアでアンディ・ウォーホルについてトークをいたします。入場は無料ですので、是非お越しください。19日は六本木アートナイト2014関連講演「日本で制作されたウォーホル作品:《Kiku》をめぐる物語」が「Andy Warhol Cafe」(六本木ヒルズ森タワー52階 東京シティビュー内)でも午後8時からあり、旧知の綿貫不二夫さん(「ときの忘れもの」ディレクター)、根本寿幸さん(「GALLERY360°」ディレクター)、Kikuを刷った石田了一さん(摺師、石田了一工房代表) がトークしますので、そちらにも回る予定でおります。当夜はそのまま「六本木アートナイト」に合流予定。>

<本日はアンディ・ウォーホル三昧。午後2時より伊藤忠青山アートスクエアにおいて私と近藤智美、翁長夕貴がトーク。森美より「アンディ・ウォーホル・バス」で乗りつけた方々を含め約50名のお客様。ありがとうございました。その後、午後8時より森美術館「ウォーホル・カフェ」にて「KIKU誕生物語」の講演。1983年、渋谷パルコのウォーホル展オープニングにウォーホルを呼ぼうと当時のお金で1億円(現在の4億円ほどか)を提示したがアンディが蹴った話など非常に興味ぶかかった。明日も伊藤忠青山アートスクエアで午後2時より私、カメルーン帰りの菅間圭子、撫子凜がトークいたしますので、よろしくお願いいたします。>

<本日は伊藤忠青山アートスクエアで「アンディ・ウォーホル・トーク・セッション」の2日目。ゲスト・アーティストは撫子凜とアフリカ・カメルーン帰りの菅間圭子でした。たまに小雨がぱらつくなか、多数の方にお集まりいただきましてありがとうございました。撫子凜さんは、ウォーホルのジャパン・エディション「KIKU」のようなポップな配色のお着物で大変似合っていらっしゃいました。菅間さんにはアフリカとウォーホルの関係に関しても述べていただきました。私はウォーホルはケージ同様、鈴木大拙の禅の影響を受けたのではないか、といった大胆な仮説に到達しました。終了後、2次会を外苑前の居酒屋で行ったあと、井桁さんの取り扱いギャラリーでもあり、アンディ・ウォーホルとも造詣の深い「ときの忘れもの」にみなで繰り出しました。綿貫さんは不在でしたが、「X氏コレクション」のウォーホル「マリリン」、「毛沢東」を鑑賞いたしました。その後パリ風のカフェーで打ち上げ。充実した有意義な一日となりました。皆様、感謝です。>

(森下泰輔さんのfacebookより)
420森下さん来廊
4月20日来廊された森下泰輔さん(左端)、井桁裕子さんご一行。

森美術館、伊藤忠青山アートスクエア、そしてときの忘れものでそれぞれウォーホルに関連する展覧会が開催中です。
ブログで「私のAndy Warhol体験」を連載中の森下泰輔さんのフェイスブックでのレポートを再録させていただきました。
19日の森美術館のトークには、常連のお客様が何人もいらしてくださり亭主の漫談にお付き合いいただきました。ありがとうございました。
KIKUを刷った石田了一さん、ウォーホルカタログを編集してくれた根本寿幸さんに助けていただいて何とか乗り切りました。お二人のウォーホルへの該博な知識、克明な記憶には舌をまきました。
また石田さんが当時(1983年)撮影していたウォーホルスタジオや大谷の地下空間でのウォーホル展のビデオも上映され、初めて見る亭主は社長ともども懐旧の念にかられました。
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<80年代日本。ウォーホル展開催の中心的存在。3人の方のトークイベント「日本で制作されたウォーホル作品:《Kiku》をめぐる物語」へ。当時のやりとりがリアルにイメージできて面白かった。今、それだけのことが出来るのだろうか。出来るかじゃなくて、やるんだなぁ。どこもかしこも、アートナイトで人いっぱい。年々、人が増えている気が。すごいな。>
(森美術館のトークに参加されたTさんのfacebookより)
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会場にはスタッフSこと新澤も入れていただき取材したようなので、近々新澤レポートをお届けします。

森美術館のトークでは触れることができませんでしたが、1974年の大丸でのウォーホル展の陰の功労者がXさんでした。
多くの作家と交友し、収集したXさんのコレクションの一部が、今回の展示作品です。
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アンディ・ウォーホル「毛沢東」2アンディ・ウォーホル
Andy WARHOL

《毛沢東》
1972
シルクスクリーン
Image size: 91.5x91.5cm
Sheet size: 91.5x91.5cm
Ed.250
ペンサインあり
※レゾネNo.98(美術出版社 2003年版)

ロバート・ラウシェンバーグ「読売新聞用グラビア・コラージュ」ロバート・ラウシェンバーグ
Robert RAUSCHENBERG

《読売新聞用グラビア・コラージュ》
1964
シルクスクリーン
Image size: 48.0x50.5cm
Sheet size: 50.5x52.5cm
Ed.30
鉛筆サインあり

ジョン・ケージ「Fontana Mix」(Light Grey)ジョン・ケージ
John CAGE

《Fontana Mix》(Light Grey)
1982
シルクスクリーン、フィルム3枚組
Image size: 50.0x70.0cm
Sheet size: 56.5x76.5cm
Ed.97
鉛筆サインあり


ナム・ジュン・パイク「マクルーハンの肖像」ナム・ジュン・パイク
Nam June Paik

《マクルーハンの肖像》
1978
シルクスクリーン(2枚組)
Image size: 46.0x115.0cm
Sheet size: 54.5x130.0cm
Ed.75
鉛筆サインあり

萩原朔美「リンゴ」萩原朔美
Sakumi HAGIWARA

《リンゴ》
シルクスクリーン
Image size: 22.0x22.0cm
Sheet size: 65.0x50.0cm
Ed.20
鉛筆サインあり

荒川修作荒川修作
Shusaku ARAKAWA

《〈棺桶〉シリーズより》
1958-1961
ミクストメディア

◆ときの忘れものは2014年4月19日[土]―5月6日[火 祝日]「わが友ウォーホル~氏コレクションより」を開催しています(*会期中無休)。
ウォーホル展DM
日本で初めて大規模なウォーホル展が開催されたのは1974年(東京と神戸の大丸)でした。その前年の新宿マット・グロッソでの個展を含め、ウォーホル将来に尽力された大功労者がさんでした。
アンディ・ウォーホルはじめ氏が交友した多くの作家たち、ロバート・ラウシェンバーグ、フランク・ステラ、ジョン・ケージ、ナム・ジュン・パイク、萩原朔美、荒川修作、草間彌生らのコレクションを出品します。

●イベントのご案内
4月25日(金)18時より、ジョナス・メカス監督「ファクトリーの時代」の上映会を開催します(※要予約/参加費1,000円)。
※必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申込ください。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
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本日のウォーホル語録

<「死と惨事」シリーズを制作するきっかけをつくり、アイディアをくれたのもヘンリー(・ゲルツァーラー)だった。ぼくらが60年代のある夏の日、イースト60丁目の「セレンディプティ」という店で昼食をとっていたとき、ふとヘンリーがテーブルの上に置いたデイリー・ニュースの一面に、でかでかと「ジェット機墜落、129名死亡」(129 DIE IN JET!)という見出しが出ていた。そこから、自動車事故、惨事、電気椅子なんかの一連の「死と惨事」シリーズの作品制作がはじまったんだ。
―アンディ・ウォーホル>


4月19日~5月6日の会期で「わが友ウォーホル」展を開催していますが、亭主が企画し1988年に全国を巡回した『ポップ・アートの神話 アンディ・ウォーホル展』図録から“ウォーホル語録”をご紹介します。