Dear Mr. and Mrs Watanuki,
Work 37 "unknown" artist is in fact a painting by Setsuo Kasumi, he was an important figure in the 1970s handled by Mr. Okamoto of the Dainana Gallery in Shimbashi. He is in the collection of the Kamakura Museum of Modern Art. We own several of his paintings and knew him personally. I believe he is still alive, though I do not know if he is still painting. I thought you might like to know about this. His signature on the painting seems to be only Kas.
完敗です。
穴があったら入りたい。
ただいま開催中の「難波田龍起の愛した作家たち」展では、難波田龍起先生（1905～1997）が生前コレクションし、アトリエに飾っていた50点の作品を入札方式で頒布します。
ご遺族から作品を託されたとき、作者が不明な作品がいくつもありました。もちろん私たちの不勉強が悪いのですが、その後、知り合いの画商さん、難波田先生の扱い画廊さんに問い合わせして、作者を特定する作業を続けました。
それでもわからない作品は「不詳」としてリストに掲載しました。
リスト公開後に先ず静岡のお客様から、当初「不詳」としていた36番の作品が「森省一郎」であるとのご教示をいただきました。慌ててリストを訂正いたしました。
出品No.36）
森省一郎
「（作品）」
1964年 油彩
23.0x16.0cm
Signed
次に当初は30番を「ショーン・スカリー」としていたのですが、その後作品を精査した結果、「宮崎喜三」の作品であることが判明しました。二回目のリスト訂正です。
出品No.30）
宮崎喜三
「（作品）」
水彩
25.7x25.5cm
Signed
さらにショックだったのは、上掲のごとく海外のお客様から私どもの不明をただすメールをいただいたことです。
指摘されたとおり、37番は「霞節男」であり、神奈川県立近代美術館にも収蔵されています。
出品No.37）
霞節男
「（作品）」
1966年 油彩
24.0x33.5cm
Signed
何年画商をやっているのだろう、恥ずかしい・・・・
ちょっと意気消沈しておりますが、今日は難波田先生がお親しかった大沢昌助の作品をご紹介します。
大沢昌助先生と難波田先生は歳も近く（二つ違い）、学校も若い頃に属した団体も違うのですが、ともに温厚なお人柄で、展覧会でご一緒することもしばしばでした。
お互いの個展には必ず顔を見せていらっしゃいました。
1982年5月7日
渋谷区松濤・ギャラリー方寸
大沢昌助展オープニング
最前列中央が亭主、その後ろに大沢先生ご夫妻、
右から二人目が難波田先生。
1983年4月
成城・緑陰小舎にて
「大沢昌助展 水彩と版画」
難波田龍起先生（左）と亭主
ご遺族によると、難波田先生が絵を選ぶ（買う）ときは、必ず奥様と一緒で、「私はこれがいいわ」というように婦唱夫随の仲の良いご夫婦でした。
アトリエに飾られていた大沢先生の作品もきっとお二人で選んだに違いありません。
出品No.8）
大沢昌助
「'91-10」
1991年 油彩
33.5x19.0cm
Signed
出品No.9）
大沢昌助
「移動」
鉛筆、水彩
28.5x38.0cm
Signed
皆さんの入札を心よりお願いいたします。
■大沢昌助 Shosuke OSAWA（1903-1997）
1903年東京生まれ。28年東京美術学校西洋画科を卒業、翌年より二科会に出品、以後同会で長く活躍した(82年退会)。54年多摩美術大学教授となる(～70年)。現代日本美術展、サロン・ド・メ、国際形象展、サンパウロ・ビエンナーレなど国際展にも数多く出品し、具象から出発した自己の画業を見事に抽象へと昇華させ、独特の大沢絵画の世界を確立した。油彩のほか版画にも精力的に取り組んだ。97年永逝（享年93）。
◆ときの忘れものは「難波田龍起の愛した作家たち」展を開催しています。
会期＝2014年7月16日[水]―7月26日[土]
12:00-19:00 ※会期中無休
難波田龍起先生（1905～1997）が生前コレクションし、アトリエに飾っていた50点の作品を入札方式で頒布します。
Work 37 "unknown" artist is in fact a painting by Setsuo Kasumi, he was an important figure in the 1970s handled by Mr. Okamoto of the Dainana Gallery in Shimbashi. He is in the collection of the Kamakura Museum of Modern Art. We own several of his paintings and knew him personally. I believe he is still alive, though I do not know if he is still painting. I thought you might like to know about this. His signature on the painting seems to be only Kas.
完敗です。
穴があったら入りたい。
ただいま開催中の「難波田龍起の愛した作家たち」展では、難波田龍起先生（1905～1997）が生前コレクションし、アトリエに飾っていた50点の作品を入札方式で頒布します。
ご遺族から作品を託されたとき、作者が不明な作品がいくつもありました。もちろん私たちの不勉強が悪いのですが、その後、知り合いの画商さん、難波田先生の扱い画廊さんに問い合わせして、作者を特定する作業を続けました。
それでもわからない作品は「不詳」としてリストに掲載しました。
リスト公開後に先ず静岡のお客様から、当初「不詳」としていた36番の作品が「森省一郎」であるとのご教示をいただきました。慌ててリストを訂正いたしました。
出品No.36）森省一郎
「（作品）」
1964年 油彩
23.0x16.0cm
Signed
次に当初は30番を「ショーン・スカリー」としていたのですが、その後作品を精査した結果、「宮崎喜三」の作品であることが判明しました。二回目のリスト訂正です。
出品No.30）宮崎喜三
「（作品）」
水彩
25.7x25.5cm
Signed
さらにショックだったのは、上掲のごとく海外のお客様から私どもの不明をただすメールをいただいたことです。
指摘されたとおり、37番は「霞節男」であり、神奈川県立近代美術館にも収蔵されています。
出品No.37）霞節男
「（作品）」
1966年 油彩
24.0x33.5cm
Signed
何年画商をやっているのだろう、恥ずかしい・・・・
ちょっと意気消沈しておりますが、今日は難波田先生がお親しかった大沢昌助の作品をご紹介します。
大沢昌助先生と難波田先生は歳も近く（二つ違い）、学校も若い頃に属した団体も違うのですが、ともに温厚なお人柄で、展覧会でご一緒することもしばしばでした。
お互いの個展には必ず顔を見せていらっしゃいました。
1982年5月7日渋谷区松濤・ギャラリー方寸
大沢昌助展オープニング
最前列中央が亭主、その後ろに大沢先生ご夫妻、
右から二人目が難波田先生。
1983年4月成城・緑陰小舎にて
「大沢昌助展 水彩と版画」
難波田龍起先生（左）と亭主
ご遺族によると、難波田先生が絵を選ぶ（買う）ときは、必ず奥様と一緒で、「私はこれがいいわ」というように婦唱夫随の仲の良いご夫婦でした。
アトリエに飾られていた大沢先生の作品もきっとお二人で選んだに違いありません。
出品No.8）大沢昌助
「'91-10」
1991年 油彩
33.5x19.0cm
Signed
出品No.9）大沢昌助
「移動」
鉛筆、水彩
28.5x38.0cm
Signed
皆さんの入札を心よりお願いいたします。
■大沢昌助 Shosuke OSAWA（1903-1997）
1903年東京生まれ。28年東京美術学校西洋画科を卒業、翌年より二科会に出品、以後同会で長く活躍した(82年退会)。54年多摩美術大学教授となる(～70年)。現代日本美術展、サロン・ド・メ、国際形象展、サンパウロ・ビエンナーレなど国際展にも数多く出品し、具象から出発した自己の画業を見事に抽象へと昇華させ、独特の大沢絵画の世界を確立した。油彩のほか版画にも精力的に取り組んだ。97年永逝（享年93）。
◆ときの忘れものは「難波田龍起の愛した作家たち」展を開催しています。
会期＝2014年7月16日[水]―7月26日[土]
12:00-19:00 ※会期中無休
難波田龍起先生（1905～1997）が生前コレクションし、アトリエに飾っていた50点の作品を入札方式で頒布します。
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