美術界きっての論客彦坂尚嘉さんによれば＜もはや時代はブログの時代ではなくなって来ている＞そうです。
それで＜『彦坂尚嘉の《第100次元》アート』と、その前の『彦坂尚嘉の《41次元》１&２』のブログの３つのブログ記事の大半を、本日2012年11月20日の夜に、非公開にしました。＞　あの痛快無比、各界滅多切りのブログをもう読むことができないのはかえずがえすも残念であります。

私どもの顧問を30年にわたりしてくださっている公認会計士さんも、＜ツイッターを始めてから、ブログの更新が億劫になってきました。発言を見ていると、同じような人も多くいるようです。また、mixiからも抜けているなんて言う人もいるのですが、手軽に発言できるしくみと言うところがいいのでしょうね。＞ということで、ブログの更新もあまりしなくなってしまった。さびしい・・・

twitterやfacebookの勢いに押されブログはどうも劣勢らしい。
超アナログ、機械音痴の亭主は息子たちがつくってくれたホームページとブログを十年一日のごとく固執して時代の流れにうまく反応できない。
社長が登録しているfacebookも見る（読む）だけで、いまだにその仕組みというか、その利点が理解できない。
間違っているかも知れませんが、
１）過去の記事の検索ができない。
twitterはまだしも検索すれば赤の他人の言論を知ることができるけれど、 facebookにはそのような機能はあるのかしら。
２）そもそも「友人」以外の人の書くものが読めない。

万人に開かれているブログと、ごく限られた範囲の人しか読めないfacebookとではその役割が違うのではないでしょうか。なだれのごとく、facebookに草木もなびく状況は亭主としてははなはだ面白くない。

昨夏のブログで亭主の「よく読むブログ」をご紹介しましたが、そこに書いた人たちも次々とfacebookに鞍替えしたようで、更新が間遠になってきたと思うのは、アナログ・ブログ派の僻みかしら。
ブログは亭主の貴重な情報源でもあったのですが・・・

●フクヘン
アート関係では人気のブログだったのですが、最近は更新も少ない。

●フランスアート界底辺日記
これも海外情報に疎い亭主の愛読ブログだったのですが、いつも間にか・・・

●ジャージの王様
新人類コレクターの深野さんの見識、卓見、文章の表現力を深く尊敬しているですが、facebookの更新に忙しいらしく、今年になっての更新はゼロ。復活を強く願うものであります。

●名古屋造形大学　高北幸矢ブログ
かつては「学長ブログ」で毎日更新だったはずですが、高北先生もfacebook派に転向（？）してしまったようです。
でも万人に公開しているブログは、未来の学生さん、親御さんたちにはとても役立つ（安心）の内容だったのにと、名古屋造形大学のために惜しむ亭主であります。

●高橋輝次の古書往来
連載終了してしまったのが惜しまれます。

●ハンス・ベルメール：日本への紹介と影響
これはいつの間にか削除されてしまい、もう読むこともできない。

主がいなくても健在なブログもあります。

●鷺沢萠公式サイト
亡くなってもう10年経つのに、管理人の奮闘でいまだに読める。鷺沢ファンとして嬉しいです。

●気谷誠ビブリオテカ　グラフィカ　西洋挿絵見聞録
若くして亡くなった気谷誠さんのアーカイブ。永遠に遺して欲しい、「世界遺産」にしてもらいたいくらいです。

皆さんどうお思いですか。