若くて美しい女性、それもお二人から手書きのはがきをいただいた。

いつもは午後3時過ぎると眠気が襲い、社長に「もう帰ろうよ」とせっつく亭主ですが、今月はじめのアメリカのアートフェアには主力3人が出張したため、止むを得ず一週間ほどは毎日11時には出勤し19時まできっちり留守番をいたしました。
因みにときの忘れものの労働条件は、一日7時間(12~19時)、週35時間というホワイト企業であります(エヘン)。もちろんそれ以上働けば残業手当を払っています。
客はめったに無く、スタッフも海外なのでせいぜいメールのチェックくらいしか仕事はない。留守二日目にはヒマにあかせてパソコンの周囲のホコリを掃除するべく掃除機をあてたら強力な吸引力でスイッチをどこか間違って押してしまったらしい。
どこを触ってもパソコンは静まりかえり起動しない、弱った。
亭主も社長も手も足も出ない。
デザイン事務所の北澤さんに電話してSОS。いやこのままパソコンが一週間つながらなかったらどうしようと蒼くなりました。
そんなヒマなある日、突然若くて美しい女性が訪ねていらした。
西日本の某美術館の学芸員の方でした。
すっかり舞い上がった亭主は、たまたま少し前に届いた青木茂先生たちによる日本一マニアックで硬派な美術誌『一寸』に長期連載されていた大谷芳久さんの『藤牧義夫 眞偽』(学藝書院)についてしゃべりだしたら止まらない(!)。
年寄の困るのは話し出すと自制がきかず、相手の迷惑を顧みない。
「あなたは話し出すとくどい、同じことをしゃべる。いい加減にしなさい!」と宴が果てた後、社長から懇々と諭され、亭主も自己嫌悪に陥り反省するのですが・・・・
その数日後、突然若くて美しい女性がハンサムなパートナーと一緒に来廊された。このブログでもお馴染みの深野一朗さんの紹介で私どものブログを知り、昔の(1970年代の)話を聞きたいと健気におっしゃる若いギャラリストでした。
すっかり舞い上がった亭主は、つい先日の失敗も忘れ、往時の南画廊、東京画廊、南天子画廊についてしゃべりだしたら止まらない(!)。
社長にまたまたお説教をされる羽目に陥りました。
もうあの二人、あきれて二度と来ないだろうなあ、帰国した若くて美しいわがスタッフたちにため息を漏らしていたら(考えてみれば最大の被害者はうちのスタッフなんだよねえ、いくら労働条件が良くっても毎日じゃあたまったもんじゃない、と今気付きました)、思いもかけず手書きの美しいおはがきをいただきました。
生きてて良かった。
●今日のお勧めはベン・ニコルソンです。
ベン・ニコルソン
「作品」
1968年
エッチング、鉛筆、ガッシュ、紙
イメージサイズ:30.0x28.0cm
シートサイズ:43.5x37.5cm
サインあり
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いつもは午後3時過ぎると眠気が襲い、社長に「もう帰ろうよ」とせっつく亭主ですが、今月はじめのアメリカのアートフェアには主力3人が出張したため、止むを得ず一週間ほどは毎日11時には出勤し19時まできっちり留守番をいたしました。
因みにときの忘れものの労働条件は、一日7時間(12~19時)、週35時間というホワイト企業であります(エヘン)。もちろんそれ以上働けば残業手当を払っています。
客はめったに無く、スタッフも海外なのでせいぜいメールのチェックくらいしか仕事はない。留守二日目にはヒマにあかせてパソコンの周囲のホコリを掃除するべく掃除機をあてたら強力な吸引力でスイッチをどこか間違って押してしまったらしい。
どこを触ってもパソコンは静まりかえり起動しない、弱った。
亭主も社長も手も足も出ない。
デザイン事務所の北澤さんに電話してSОS。いやこのままパソコンが一週間つながらなかったらどうしようと蒼くなりました。
そんなヒマなある日、突然若くて美しい女性が訪ねていらした。
西日本の某美術館の学芸員の方でした。
すっかり舞い上がった亭主は、たまたま少し前に届いた青木茂先生たちによる日本一マニアックで硬派な美術誌『一寸』に長期連載されていた大谷芳久さんの『藤牧義夫 眞偽』(学藝書院)についてしゃべりだしたら止まらない(!)。
年寄の困るのは話し出すと自制がきかず、相手の迷惑を顧みない。
「あなたは話し出すとくどい、同じことをしゃべる。いい加減にしなさい!」と宴が果てた後、社長から懇々と諭され、亭主も自己嫌悪に陥り反省するのですが・・・・
その数日後、突然若くて美しい女性がハンサムなパートナーと一緒に来廊された。このブログでもお馴染みの深野一朗さんの紹介で私どものブログを知り、昔の(1970年代の)話を聞きたいと健気におっしゃる若いギャラリストでした。
すっかり舞い上がった亭主は、つい先日の失敗も忘れ、往時の南画廊、東京画廊、南天子画廊についてしゃべりだしたら止まらない(!)。
社長にまたまたお説教をされる羽目に陥りました。
もうあの二人、あきれて二度と来ないだろうなあ、帰国した若くて美しいわがスタッフたちにため息を漏らしていたら(考えてみれば最大の被害者はうちのスタッフなんだよねえ、いくら労働条件が良くっても毎日じゃあたまったもんじゃない、と今気付きました)、思いもかけず手書きの美しいおはがきをいただきました。
生きてて良かった。
●今日のお勧めはベン・ニコルソンです。
ベン・ニコルソン「作品」
1968年
エッチング、鉛筆、ガッシュ、紙
イメージサイズ:30.0x28.0cm
シートサイズ:43.5x37.5cm
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