先日『美術手帖』11月号に私たちのインタビュー記事が掲載されたのですが、今度は『芸術新潮』11月号に井桁裕子展を紹介していただきました。
『芸術新潮』2015年11月号
新潮社 発行
特集:安藤忠雄 格闘する「建築」と「アート」
12~91ページにわたる安藤忠雄大特集。
新国立競技場問題ではそれこそ袋叩きにあった安藤先生ですが、冷静に考えてみれば安藤先生一人に責めを負わせるのは酷というもの。
巨悪は影に隠れている官僚群であり、無責任体制です。
亭主の勝手な感想ですが、安藤先生の建築というのは「住吉の長屋」に象徴されるように閉鎖的空間が真骨頂です。
自然や社会に対して決して開かれてはいません。
内向的ともいえる建築空間を得意とする安藤先生がそもそも巨大スタジアムの審査委員長なんか引き受けるべきではなかったのでは・・・・とつらつら思う次第です。
今回の芸術新潮の大特集はタイトルにあるごとくアートに焦点をしぼり、「建築家安藤」の世界的な活躍を内外に実現している実作にそって紹介しています。コレクターや作家も多数登場して中身も濃い、ぜひ書店でお買い求めください。
安藤先生が海外で、わがままで、勝手なことを言う闘う施主たちと格闘しながら実現してきた素晴らしい建築群を見ると、日本の公共建築の不幸は「闘う施主」が不在であるということがよくわかります。
もっと書きたいことがあるのですが、亭主は一昨日画廊の階段を踏み外し、左手をちょっと骨折してしまった。
ギブスをしたまま右手一本でキーボードを打つのはまことに辛い。このへんで勘弁してもらいます。

『芸術新潮』2015年11月号
120~121ページの「review」欄で月映展、ボスコ・ソディ展、伊賀美和子展とともに「井桁裕子展」も取り上げていただきました。
編集部の皆さん、ありがとうございます。
●今日のお勧め作品は、安藤忠雄です。
実現しなかった美術館プロジェクト(落選)。
安藤忠雄
「テート・モダン」
2002年
シルクスクリーン
Image size: 33.0x86.0cm
Sheet size: 75.0x106.0cm
Ed.15
サインあり

実現した狭小住宅の傑作。
安藤忠雄
「住吉の長屋」
1998年
シルクスクリーン
Image size: 43.0x69.5cm
Sheet size: 60.0x90.0cm
A版 和紙刷り(西ノ内):Ed.10
B版 洋紙刷り(かきた紙):Ed.35
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆ときの忘れものは2015年10月17日[土]―10月31日[日]「瀧口修造展 IV」を開催しています(*会期中無休)。

ときの忘れものでは昨年から3度にわたり「瀧口修造展」を開催してまいりましたが、本展はその第4回目に当たり、また昨年11月に開催した「瀧口修造とマルセル・デュシャン」展の後半ということにもなります。
瀧口修造の『マルセル・デュシャン語録』と未発表のデカルコマニーを中心に、同語録の製作に協力した作家たち(マルセル・デュシャン、ジャスパー・ジョーンズ、ジャン・ティンゲリー、荒川修作、他)の作品を約25点展示します。
●ときの忘れものでは2014年からシリーズ企画「瀧口修造展」を開催し、関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」としてまとめています。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
●出品リストはホームページに掲載しました。
価格リストをご希望の方は、「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してメールにてお申し込みください。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
『芸術新潮』2015年11月号新潮社 発行
特集:安藤忠雄 格闘する「建築」と「アート」
12~91ページにわたる安藤忠雄大特集。
新国立競技場問題ではそれこそ袋叩きにあった安藤先生ですが、冷静に考えてみれば安藤先生一人に責めを負わせるのは酷というもの。
巨悪は影に隠れている官僚群であり、無責任体制です。
亭主の勝手な感想ですが、安藤先生の建築というのは「住吉の長屋」に象徴されるように閉鎖的空間が真骨頂です。
自然や社会に対して決して開かれてはいません。
内向的ともいえる建築空間を得意とする安藤先生がそもそも巨大スタジアムの審査委員長なんか引き受けるべきではなかったのでは・・・・とつらつら思う次第です。
今回の芸術新潮の大特集はタイトルにあるごとくアートに焦点をしぼり、「建築家安藤」の世界的な活躍を内外に実現している実作にそって紹介しています。コレクターや作家も多数登場して中身も濃い、ぜひ書店でお買い求めください。
安藤先生が海外で、わがままで、勝手なことを言う闘う施主たちと格闘しながら実現してきた素晴らしい建築群を見ると、日本の公共建築の不幸は「闘う施主」が不在であるということがよくわかります。
もっと書きたいことがあるのですが、亭主は一昨日画廊の階段を踏み外し、左手をちょっと骨折してしまった。
ギブスをしたまま右手一本でキーボードを打つのはまことに辛い。このへんで勘弁してもらいます。

『芸術新潮』2015年11月号
120~121ページの「review」欄で月映展、ボスコ・ソディ展、伊賀美和子展とともに「井桁裕子展」も取り上げていただきました。
編集部の皆さん、ありがとうございます。
●今日のお勧め作品は、安藤忠雄です。
実現しなかった美術館プロジェクト(落選)。安藤忠雄
「テート・モダン」
2002年
シルクスクリーン
Image size: 33.0x86.0cm
Sheet size: 75.0x106.0cm
Ed.15
サインあり

実現した狭小住宅の傑作。
安藤忠雄
「住吉の長屋」
1998年
シルクスクリーン
Image size: 43.0x69.5cm
Sheet size: 60.0x90.0cm
A版 和紙刷り(西ノ内):Ed.10
B版 洋紙刷り(かきた紙):Ed.35
サインあり
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◆ときの忘れものは2015年10月17日[土]―10月31日[日]「瀧口修造展 IV」を開催しています(*会期中無休)。

ときの忘れものでは昨年から3度にわたり「瀧口修造展」を開催してまいりましたが、本展はその第4回目に当たり、また昨年11月に開催した「瀧口修造とマルセル・デュシャン」展の後半ということにもなります。
瀧口修造の『マルセル・デュシャン語録』と未発表のデカルコマニーを中心に、同語録の製作に協力した作家たち(マルセル・デュシャン、ジャスパー・ジョーンズ、ジャン・ティンゲリー、荒川修作、他)の作品を約25点展示します。
●ときの忘れものでは2014年からシリーズ企画「瀧口修造展」を開催し、関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」としてまとめています。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
●出品リストはホームページに掲載しました。
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