スタッフSの海外ネットサーフィン No.36
「Vogue 100: A Century of Style」
National Portrait Gallery, London
読者の皆様こんにちは、2月も後半となりそろそろ暖かくなってくるかなと思っていたら、唐突に気温が20℃を超え、かと思えば次の日には10℃を下回りと、最早異常な天気が通常となりつつある気がする今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? 昨今の天気の浮き沈みに付いていけず、夏でもないのに風邪をひいてしまったスタッフSこと新澤です。

今回ご紹介させていただく美術館は、第30回の記事で取り上げた英国・ロンドンのナショナル・ギャラリー…ではなく、そこに併設された肖像画専門の美術館、名前もズバリそのままナショナル・ポートレート・ギャラリーです。名前と立地からナショナル・ギャラリーの分館かと思われる方も多く、事実そうではあるのですが、元々は別々の美術館でした。取り扱っているのは主に英国において歴史に残る有名人の肖像(絵画だけではなく写真や彫刻もコレクションに含まれています)。ポートレート専門の美術館としては世界初で、1856年にフィリップ・ヘンリー・スタンホープによりウエストミンスター地区に開館しました。その後美術館は様々な理由から幾度となくその立地を変え、現在の場所に落ち着いたのは開館から40年経った1896年でした。現在の収蔵作品数は約1,300点。入場料金は無料ですが、少額の寄付も常に募っています。

そんなナショナル・ポートレート・ギャラリーで、今月11日から5月22日まで開催されているのが「Vogue 100: A Century of Style」。世界で最も著名なファッション雑誌である「VOGUE」、その英国支社の100周年を記念した企画展で、1916年の設立から2016年の現在までの100年という月日を、280枚を超えるプリントで紹介しています。100と数字だけ聞くとそう多くは聞こえませんが、そこに年と付くと途端に遥か彼方のように思えるから不思議なものです。自分は70年代後半生まれなので、そこまでは世の中のイメージを遡れるのですが、60年代以前となるとどれだけ文化を巻き戻せば良いのか見当もつきません。100年前ともなれば、完全に未知の世界です。正直に申し上げますとファッションには点で興味のないスタッフSですが、それを辿って100年前まで遡る、或いは100年前から現在に至ると考えると、中々に浪漫を刺激されます。以下の公式動画ではほんの僅かな作品しか見れませんが、ちょっと興味があるかも…という方は是非ご覧ください。
(しんざわ ゆう)
■National Portrait Gallery 公式ページ(英文)
■Vogue 100: A Century of Style 紹介ページ(英文)
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●今日のお勧めは、ジャン=ミシェル・フォロンです。
ジャン=ミシェル・フォロン
「作品」
1974年
水彩
Image size: 44.0x56.0cm
サインあり
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
「Vogue 100: A Century of Style」
National Portrait Gallery, London
読者の皆様こんにちは、2月も後半となりそろそろ暖かくなってくるかなと思っていたら、唐突に気温が20℃を超え、かと思えば次の日には10℃を下回りと、最早異常な天気が通常となりつつある気がする今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? 昨今の天気の浮き沈みに付いていけず、夏でもないのに風邪をひいてしまったスタッフSこと新澤です。

今回ご紹介させていただく美術館は、第30回の記事で取り上げた英国・ロンドンのナショナル・ギャラリー…ではなく、そこに併設された肖像画専門の美術館、名前もズバリそのままナショナル・ポートレート・ギャラリーです。名前と立地からナショナル・ギャラリーの分館かと思われる方も多く、事実そうではあるのですが、元々は別々の美術館でした。取り扱っているのは主に英国において歴史に残る有名人の肖像(絵画だけではなく写真や彫刻もコレクションに含まれています)。ポートレート専門の美術館としては世界初で、1856年にフィリップ・ヘンリー・スタンホープによりウエストミンスター地区に開館しました。その後美術館は様々な理由から幾度となくその立地を変え、現在の場所に落ち着いたのは開館から40年経った1896年でした。現在の収蔵作品数は約1,300点。入場料金は無料ですが、少額の寄付も常に募っています。

そんなナショナル・ポートレート・ギャラリーで、今月11日から5月22日まで開催されているのが「Vogue 100: A Century of Style」。世界で最も著名なファッション雑誌である「VOGUE」、その英国支社の100周年を記念した企画展で、1916年の設立から2016年の現在までの100年という月日を、280枚を超えるプリントで紹介しています。100と数字だけ聞くとそう多くは聞こえませんが、そこに年と付くと途端に遥か彼方のように思えるから不思議なものです。自分は70年代後半生まれなので、そこまでは世の中のイメージを遡れるのですが、60年代以前となるとどれだけ文化を巻き戻せば良いのか見当もつきません。100年前ともなれば、完全に未知の世界です。正直に申し上げますとファッションには点で興味のないスタッフSですが、それを辿って100年前まで遡る、或いは100年前から現在に至ると考えると、中々に浪漫を刺激されます。以下の公式動画ではほんの僅かな作品しか見れませんが、ちょっと興味があるかも…という方は是非ご覧ください。
(しんざわ ゆう)
■National Portrait Gallery 公式ページ(英文)
■Vogue 100: A Century of Style 紹介ページ(英文)
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●今日のお勧めは、ジャン=ミシェル・フォロンです。
ジャン=ミシェル・フォロン「作品」
1974年
水彩
Image size: 44.0x56.0cm
サインあり
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