スタッフSの海外ネットサーフィン No.37
「YOKO ONO LUMIERE DE L'AUBE」
Musee d'Art Contemporain de Lyon
読者の皆様こんにちわ、相変わらず寒さ暑さが安定せず、何故か雨が降る日の方が気温が高い今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。ここの所一時的に業務内容が増えており、何かとアップアップなスタッフSこと新澤です。
今回ご紹介するのは、フランス南東部、リヨンにあるMusee d'Art Contemporain de Lyon、略してMAC Lyonです。構想自体は1983年に企画され、1984年には組織されましたが、当初はMusee des beaux-arts de Lyon(リヨン美術館)に間借りしており、名前もMusee Saint-Pierre art contemporain(聖ピエール現代美術館)でした。1988年にはDirection des Musees de Franceより、公式に現代美術館の認可を受け、1995年にレンゾ・ピアノ設計による現在の建物に引っ越し、同年に開催された第3回リヨンビエンナーレでは、13万人近い来場者を記録しています。
美術館の理念は作家によりその場で制作された作品を展示することとされており、必然、絵画などよりインスタレーション系の作品が多く所蔵されています。ヨーロッパでは最大級のグループインスタレーションが組まれたこともある常設展も、企画展に合わせて展示が変わりますが、その準備として一年の半年近い期間を準備期間として閉館しているという、長閑というかマイペースというか、フランスらしい営業形態です。

このMAC Lyonで3月9日から7月10日まで開催されているのが、日本生まれのアメリカ作家、オノ・ヨーコの回顧展「YOKO ONO LUMIERE DE L'AUBE」です。一般にはジョン・レノンの妻としての方が知られているだろう彼女ですが、作家としては半世紀以上活動を続けており、今回の回顧展では1952年から今日までに制作してきた100点以上の作品が展示されています。そのジャンルは音、映画、参加型、建築、インスタレーション、環境等多岐に渡り、会場に相応しい展示となっています。以下の公式動画でもご覧になれますが、この展覧会では作品を見聞きするだけではなく自らが作品の一部となるものも多く、芸術とは高尚で壁に掛けたりケース入れて飾っておくものだけを指すものではないと気付かされます。
MAC Lyon 公式宣伝動画
AFPBB News動画
ちなみに今回のイベントはエア・フランスも協賛しており、展覧会期間中にリヨンに旅行する場合、登録されているイベントIDを用いて航空券の割引を受けることができるようです。今年のGWに海外旅行を計画されている方は、ご一考してみてはいかかがでしょうか。
(しんざわ ゆう)
Musee d'Art Contemporain de Lyon公式サイト(英語)
展覧会紹介ページ(英語)
航空券の割引に関するページ(英語)
●今日のお勧め作品は、オノ・ヨーコのパフォーマンス・アートに多大な影響を及ぼした一人であるジョン・ケージです。
ジョン・ケージ
"Fontana Mix(Light Grey)"
1982年
シルクスクリーン、紙、フィルム3枚組
56.7x76.5cm
Ed.97
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
「YOKO ONO LUMIERE DE L'AUBE」
Musee d'Art Contemporain de Lyon
読者の皆様こんにちわ、相変わらず寒さ暑さが安定せず、何故か雨が降る日の方が気温が高い今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。ここの所一時的に業務内容が増えており、何かとアップアップなスタッフSこと新澤です。
今回ご紹介するのは、フランス南東部、リヨンにあるMusee d'Art Contemporain de Lyon、略してMAC Lyonです。構想自体は1983年に企画され、1984年には組織されましたが、当初はMusee des beaux-arts de Lyon(リヨン美術館)に間借りしており、名前もMusee Saint-Pierre art contemporain(聖ピエール現代美術館)でした。1988年にはDirection des Musees de Franceより、公式に現代美術館の認可を受け、1995年にレンゾ・ピアノ設計による現在の建物に引っ越し、同年に開催された第3回リヨンビエンナーレでは、13万人近い来場者を記録しています。美術館の理念は作家によりその場で制作された作品を展示することとされており、必然、絵画などよりインスタレーション系の作品が多く所蔵されています。ヨーロッパでは最大級のグループインスタレーションが組まれたこともある常設展も、企画展に合わせて展示が変わりますが、その準備として一年の半年近い期間を準備期間として閉館しているという、長閑というかマイペースというか、フランスらしい営業形態です。

このMAC Lyonで3月9日から7月10日まで開催されているのが、日本生まれのアメリカ作家、オノ・ヨーコの回顧展「YOKO ONO LUMIERE DE L'AUBE」です。一般にはジョン・レノンの妻としての方が知られているだろう彼女ですが、作家としては半世紀以上活動を続けており、今回の回顧展では1952年から今日までに制作してきた100点以上の作品が展示されています。そのジャンルは音、映画、参加型、建築、インスタレーション、環境等多岐に渡り、会場に相応しい展示となっています。以下の公式動画でもご覧になれますが、この展覧会では作品を見聞きするだけではなく自らが作品の一部となるものも多く、芸術とは高尚で壁に掛けたりケース入れて飾っておくものだけを指すものではないと気付かされます。
MAC Lyon 公式宣伝動画
AFPBB News動画
ちなみに今回のイベントはエア・フランスも協賛しており、展覧会期間中にリヨンに旅行する場合、登録されているイベントIDを用いて航空券の割引を受けることができるようです。今年のGWに海外旅行を計画されている方は、ご一考してみてはいかかがでしょうか。
(しんざわ ゆう)
Musee d'Art Contemporain de Lyon公式サイト(英語)
展覧会紹介ページ(英語)
航空券の割引に関するページ(英語)
●今日のお勧め作品は、オノ・ヨーコのパフォーマンス・アートに多大な影響を及ぼした一人であるジョン・ケージです。
ジョン・ケージ"Fontana Mix(Light Grey)"
1982年
シルクスクリーン、紙、フィルム3枚組
56.7x76.5cm
Ed.97
サインあり
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