<土曜日は貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
レジェンドから直接話を聞きながら酒を酌み交わす、贅沢な時間でした。
『位相ー大地』は、日本の現代美術界の嚆矢であり到達点だと思っています。
練り上げられ純化された概念だから、壊され平地に均されても、また時代を超えて現れてくる。芸術家一般は何が本質なのか問い続け、藻掻き続ける過程で作品を生み出して行く存在だと思いますが、関根さんの場合いきなり本質を捕らまえてしまい、その後の作品は「大地」からの距離を計測する作品、とも拝察いたしました。本質的なコンセプトは傑出した芸術家にとっても極めて稀だということかもしれません。建築家を自称する輩はコンセプトということばを中途半端に多用しますが、『位相ー大地』に出会えば不用意にそんな言を使えない事が分かる筈です。
(大野幸さんのメールより)>

この夏、久しぶりにロスから関根伸夫先生がやってきました。
ちょうど画廊に居合わせた土渕信彦さん(右)、大野幸さん(中央)と関根先生。

初めて会う人、久しぶりの人、にぎやかに会食しました。
右手前の柳正彦さんはん十年ぶりに関根先生と再会。「セキネさんが来てるよ」と連絡したら10月に水戸芸術館で開催される「クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91」の準備にてんてこ舞いでしたが、青山までかけつけてくれました。
初対面の土渕さんは関根先生やもの派の人たちが瀧口修造をどう見ていたか、さっそく鋭い突っ込みを。

12日には74歳を迎える多摩美の伝説の先輩と、はるか後輩の松下は感激のツーショット。
●今日のお勧め作品は関根伸夫です。
出品No.30)
関根伸夫
《Phase of Nothingness-Black》
1977年頃
彫刻、黒御影石
40.0x40.0xH30.0cm
出品No.31)
関根伸夫
《大地の点》
1982年
ステンレス・レリーフ
35.0x31.5x2.0cm
Ed.30 Signed
*現代版画センターのエディション
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
◆ときの忘れものは「アール・デコの作家~バルビエ、エルテ、ラブルール、カッサンドル展」を開催しています。
会期:2016年9月1日[木]~9月10日[土] *日曜、月曜、祝日休廊

1910年代半ばから1930年代にかけてヨーロッパおよびアメリカを中心に一世を風靡したアール・デコ(仏: Art Déco)を代表する4人の作品約15点をご覧いただきます。
本日は出品作の中からアドルフ・ムーロン・カッサンドル (Adolphe Mouron Cassandre、1901~1968年)をご紹介します。

アドルフ・ムーロン・カッサンドル
《QUEEN MARY》ポスター
オフセット
Sheet size : 91.0×60.0cm
カッサンドルはウクライナのハリコフでフランス人の両親にもとに生まれ、1915年パリに移住する。本名はアドルフ・ジャン=マリー・ムーロン (Adolphe Jean-Marie Mouron)。サインにはA. M. Cassandreと記した。画家として生きるのを目指したが、1922年最初の広告の仕事を手がけ、1927年の北方急行 (NORD EXPRESS) はじめアトランティック号 (L'ATLANTIQUE)、 ノルマンディ号 (NORMANDIE) などのポスターが高い評価を獲得し、フランスを代表するグラフィックデザイナー、舞台芸術家、版画家、タイポグラファーとして活躍した。1940年代以降は広告関係の仕事をやめ、装飾や舞台、絵画を制作したが、次第に精神を病み1968年パリで拳銃自殺を遂げた。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
レジェンドから直接話を聞きながら酒を酌み交わす、贅沢な時間でした。
『位相ー大地』は、日本の現代美術界の嚆矢であり到達点だと思っています。
練り上げられ純化された概念だから、壊され平地に均されても、また時代を超えて現れてくる。芸術家一般は何が本質なのか問い続け、藻掻き続ける過程で作品を生み出して行く存在だと思いますが、関根さんの場合いきなり本質を捕らまえてしまい、その後の作品は「大地」からの距離を計測する作品、とも拝察いたしました。本質的なコンセプトは傑出した芸術家にとっても極めて稀だということかもしれません。建築家を自称する輩はコンセプトということばを中途半端に多用しますが、『位相ー大地』に出会えば不用意にそんな言を使えない事が分かる筈です。
(大野幸さんのメールより)>

この夏、久しぶりにロスから関根伸夫先生がやってきました。
ちょうど画廊に居合わせた土渕信彦さん(右)、大野幸さん(中央)と関根先生。

初めて会う人、久しぶりの人、にぎやかに会食しました。
右手前の柳正彦さんはん十年ぶりに関根先生と再会。「セキネさんが来てるよ」と連絡したら10月に水戸芸術館で開催される「クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91」の準備にてんてこ舞いでしたが、青山までかけつけてくれました。
初対面の土渕さんは関根先生やもの派の人たちが瀧口修造をどう見ていたか、さっそく鋭い突っ込みを。

12日には74歳を迎える多摩美の伝説の先輩と、はるか後輩の松下は感激のツーショット。
●今日のお勧め作品は関根伸夫です。
出品No.30)関根伸夫
《Phase of Nothingness-Black》
1977年頃
彫刻、黒御影石
40.0x40.0xH30.0cm
出品No.31)関根伸夫
《大地の点》
1982年
ステンレス・レリーフ
35.0x31.5x2.0cm
Ed.30 Signed
*現代版画センターのエディション
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
◆ときの忘れものは「アール・デコの作家~バルビエ、エルテ、ラブルール、カッサンドル展」を開催しています。
会期:2016年9月1日[木]~9月10日[土] *日曜、月曜、祝日休廊

1910年代半ばから1930年代にかけてヨーロッパおよびアメリカを中心に一世を風靡したアール・デコ(仏: Art Déco)を代表する4人の作品約15点をご覧いただきます。
本日は出品作の中からアドルフ・ムーロン・カッサンドル (Adolphe Mouron Cassandre、1901~1968年)をご紹介します。

アドルフ・ムーロン・カッサンドル
《QUEEN MARY》ポスター
オフセット
Sheet size : 91.0×60.0cm
カッサンドルはウクライナのハリコフでフランス人の両親にもとに生まれ、1915年パリに移住する。本名はアドルフ・ジャン=マリー・ムーロン (Adolphe Jean-Marie Mouron)。サインにはA. M. Cassandreと記した。画家として生きるのを目指したが、1922年最初の広告の仕事を手がけ、1927年の北方急行 (NORD EXPRESS) はじめアトランティック号 (L'ATLANTIQUE)、 ノルマンディ号 (NORMANDIE) などのポスターが高い評価を獲得し、フランスを代表するグラフィックデザイナー、舞台芸術家、版画家、タイポグラファーとして活躍した。1940年代以降は広告関係の仕事をやめ、装飾や舞台、絵画を制作したが、次第に精神を病み1968年パリで拳銃自殺を遂げた。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
コメント