<先日は失礼ました。
たしかに壁面展示するのが通常のギャラリーのやり方だと思うのですが、ある種のヴューイングルーム的な方法で運営されるのもあるのではと感じました。
ヴァーチャルな展示をPC内で行います。そのうえで予約して望みの作品現物を見にきます。廊下はその際にかけておくスペースに使います。または、支持体が紙の場合にはファイルにしておき、みてもらうような展示もありだと思います。
資料も同時に見て、作家の理解を深めながら作品も見ることができれば、と思います。
ご検討お願いします。
(Nさんのメールより)>
今度の空間には壁が少なく、平面作品の展示に悩んでいるとこのブログでも再三愚痴ったら、ご意見番(40年来のお客様です)のNさんからガツンとやられました。
阿部先生の建築があまりにも素晴らしいので、私たち自身がこの空間に振り回されてしまい、ネットの時代における肝心の美術作品の魅力の伝え方に頭が行きませんでした。
21世紀に生きる私たち画商は否応なく、ネットでの発信、受信によって商売をせざるを得ません。
青山時代(何だか大昔みたいですね)、ネット発信に賭けた私たちが言っていたのは「リアルとバーチャル」ということでした。
青山に現実の画廊空間を持つときの忘れものが、ネットで作品情報を世界に発信する、二つがあるからこそ、顧客は安心し、信用して作品を買ってくださるのだと。
貧乏画廊が望み得る最高の空間を手に入れたのですから、初心に戻り、Nさんの言う「ヴァーチャルな展示をPC内」で行う工夫をしましょう。
少し勇気が湧いてきたぞ。
~~~
黒御影石の磨き上げられた断面はそれだけでも美しい。
湯村光は、その石が持っている特徴から華美な装飾をそぎ落とし、研磨面と被断面の対比に焦点を当てた立体作品を作り続けています。
阿部勤先生の設計によるLas Casasはル・コルビュジエの流れをくむコンクリート打ち放しの豪快な壁面と、一階から二階にかけての床のタイル、三階の木の床面が絶妙なバランスを持つ快適な住宅建築ですが、そこに黒御影石による石彫を置きたいと思いました。
湯村光の作品がぴったりでした。
湯村光
「四角柱」 2010年頃
御影石 H29×W10×D10cm
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。

左は常松大純

右壁面は光嶋裕介
■湯村光 Hikaru YUMURA(1948-)
1948年、鳥取生まれ。1971年、東京芸術大学彫刻科卒業。同年、国立パリ美術学校に1年間留学。華美な装飾をそぎ落とし、研磨面と被断面の対比に焦点を当てた黒御影石による石彫を主に制作している。国内外での発表を重ねる他、京都国立近代美術館、神奈川県立近代美術館、埼玉県立近代美術館などの美術館や、公共空間へのパブリック・アート設置の実績も多い。第4回ヘンリー・ムーア大賞展優秀賞(1985年)、第24回中原悌二郎賞優秀賞(1993年)受賞。
●今日(日曜)と明日(月曜)休廊です。
◆「移転記念コレクション展」
会期:2017年7月8日(土)~7月29日(土) 11:00~18:00 ※日・月・祝日休廊
※靴を脱いでお上がりいただきますので、予めご了承ください。
※駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用ください。

出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他
ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
営業時間=火曜~土曜の平日11時~18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分、名勝六義園の正門からほど近く、東洋文庫から直ぐの場所です。
たしかに壁面展示するのが通常のギャラリーのやり方だと思うのですが、ある種のヴューイングルーム的な方法で運営されるのもあるのではと感じました。
ヴァーチャルな展示をPC内で行います。そのうえで予約して望みの作品現物を見にきます。廊下はその際にかけておくスペースに使います。または、支持体が紙の場合にはファイルにしておき、みてもらうような展示もありだと思います。
資料も同時に見て、作家の理解を深めながら作品も見ることができれば、と思います。
ご検討お願いします。
(Nさんのメールより)>
今度の空間には壁が少なく、平面作品の展示に悩んでいるとこのブログでも再三愚痴ったら、ご意見番(40年来のお客様です)のNさんからガツンとやられました。
阿部先生の建築があまりにも素晴らしいので、私たち自身がこの空間に振り回されてしまい、ネットの時代における肝心の美術作品の魅力の伝え方に頭が行きませんでした。
21世紀に生きる私たち画商は否応なく、ネットでの発信、受信によって商売をせざるを得ません。
青山時代(何だか大昔みたいですね)、ネット発信に賭けた私たちが言っていたのは「リアルとバーチャル」ということでした。
青山に現実の画廊空間を持つときの忘れものが、ネットで作品情報を世界に発信する、二つがあるからこそ、顧客は安心し、信用して作品を買ってくださるのだと。
貧乏画廊が望み得る最高の空間を手に入れたのですから、初心に戻り、Nさんの言う「ヴァーチャルな展示をPC内」で行う工夫をしましょう。
少し勇気が湧いてきたぞ。
~~~
黒御影石の磨き上げられた断面はそれだけでも美しい。
湯村光は、その石が持っている特徴から華美な装飾をそぎ落とし、研磨面と被断面の対比に焦点を当てた立体作品を作り続けています。
阿部勤先生の設計によるLas Casasはル・コルビュジエの流れをくむコンクリート打ち放しの豪快な壁面と、一階から二階にかけての床のタイル、三階の木の床面が絶妙なバランスを持つ快適な住宅建築ですが、そこに黒御影石による石彫を置きたいと思いました。
湯村光の作品がぴったりでした。
湯村光「四角柱」 2010年頃
御影石 H29×W10×D10cm
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。

左は常松大純

右壁面は光嶋裕介
■湯村光 Hikaru YUMURA(1948-)
1948年、鳥取生まれ。1971年、東京芸術大学彫刻科卒業。同年、国立パリ美術学校に1年間留学。華美な装飾をそぎ落とし、研磨面と被断面の対比に焦点を当てた黒御影石による石彫を主に制作している。国内外での発表を重ねる他、京都国立近代美術館、神奈川県立近代美術館、埼玉県立近代美術館などの美術館や、公共空間へのパブリック・アート設置の実績も多い。第4回ヘンリー・ムーア大賞展優秀賞(1985年)、第24回中原悌二郎賞優秀賞(1993年)受賞。
●今日(日曜)と明日(月曜)休廊です。
◆「移転記念コレクション展」
会期:2017年7月8日(土)~7月29日(土) 11:00~18:00 ※日・月・祝日休廊
※靴を脱いでお上がりいただきますので、予めご了承ください。
※駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用ください。

出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他
ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
営業時間=火曜~土曜の平日11時~18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分、名勝六義園の正門からほど近く、東洋文庫から直ぐの場所です。
コメント