今日(日曜)と明日(月曜)は画廊はお休みです。

9月7日にメキシコのチアパス州でマグニチュード8.2の巨大地震が発生、その被害に心を痛めていましたが、19日には首都・メキシコシティー近郊をマグニチュード7.1の地震が襲いました。
奇しくも32年前の1985年9月19日に死者1万人を超える地震があり、その追悼の集会も開かれていたというから、まさに泣きっ面に蜂、同情を禁じえません。
建物の倒壊により多くの人が犠牲になっているようです。

昨年、日本でも熊本地震が襲い多くの被害を出しました。
私たちは「ここから熊本へ~地震被災者支援展」を開催し、皆様のご協力で売上げ金634,500円の全額を被災地に送金しました。
今回も皆様に協力していただいて少しでも支援のお手伝いができたらと考えています。何かアイデアがありましたらぜひお寄せください。


ときの忘れものでは9月26日より「安藤忠雄展 ドローイングと版画」を開催します。

先日ある編集者から安藤先生についての取材を受け、往時を思い起こしました。
私達が大阪の安藤事務所を訪ねて版画の制作(エディション)を依頼したのは1984年でした。あれからあっという間に30年が経ち、ヒマだった安藤先生は(だから私たちみたいなしがない画商の相手をしてくれた)いまや世界中を相手に八面六臂の大活躍です。
お正月の年賀状には「100歳まで生きて仕事をする!」と書いてありました。
つまり、お前も100歳まで現役を貫けという叱咤激励でしょうか。

久しぶりとなる今回の展示では、1984年の最初の版画から、1988年の大作《中之島プロジェクト》をはじめ、ドローイングや版画など約15点をご覧いただきます。
どうぞお出かけください。
会期:2017年9月26日[火]~10月21日[土] 11:00~18:00 ※日・月・祝日休廊
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12安藤忠雄
《SCENE I/WALL》
1984年 シルクスクリーン
Image Size: 38.0×38.0cm
Sheet Size: 65.0×50.0cm
Ed.150  サインあり
*現代版画センターエディション


13安藤忠雄
《SCENE II/CROSS》
1984年 シルクスクリーン
Image Size: 38.0×38.0cm
Sheet Size: 65.0×50.0cm
Ed.150  サインあり
*現代版画センターエディション

17安藤忠雄
《中之島プロジェクトII [アーバンエッグ2]》
1988年 シルクスクリーン+ドローイング
105.0×175.0cm
Ed.55  サインあり


18安藤忠雄
《水の教会》
オフセットリトグラフ+ドローイング
Image size: 102.0×71.3cm
Sheet size: 103.0×73.0cm
サインあり


20安藤忠雄
《風の教会》
オフセットリトグラフ+ドローイング
Image size: 102.0×71.3cm
Sheet size: 103.0×73.0cm
サインあり


02安藤忠雄
《光の教会》
1998年 シルクスクリーン
Image Size: 28.6×75.2cm
Sheet Size: 60.0×90.0cm
Ed.35  サインあり


01安藤忠雄
《住吉の長屋》
1998年 シルクスクリーン
Image size: 43.0×69.5cm
Sheet size: 60.0×90.0cm
Ed.35  サインあり

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安藤忠雄《Koshino House》
2015年 ドローイング
Image size: 17.0x61.0cm
Sheet size: 23.5x63.7cm
サインあり

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●書籍のご紹介
20170924『安藤忠雄 Prints 1998』
1998年
ときの忘れもの 発行
A4判  36ページ
テキスト:飯島洋一
略歴所収
500円(税別) ※送料別途250円


●9月27日(水)からは六本木の国立新美術館で安藤忠雄展―挑戦―が始まります。
20171004_安藤忠雄展

20171004_安藤忠雄展_裏
「安藤忠雄展―挑戦―」
会期:2017年9月27日[水]~12月18日[月]
会場:国立新美術館
時間:10:00~18:00(金・土は20:00まで)
   ※9月30日(土)、10月1日(日)は22:00まで
   ※入場は閉館の30分前まで
休館:火曜日

元プロボクサー、独学で建築を学ぶ―という異色の経歴で知られる建築家 安藤忠雄(1941年-)は、1969年より「都市ゲリラ」として建築設計活動をスタートして以来、既成概念を打ち破るような斬新な建築作品を次々と世に送り出してきました。1990年代以降はその活躍の舞台を世界に広げ、アジア・ヨーロッパ・アメリカなど各国で、意欲的な作品を実現させています。その一方でさらに、建築という枠組みを超えた環境再生や震災復興といった社会活動にも、果敢な取り組みを見せています。
本展では、この稀代の建築家が、いかに生きて、いかに創り、今またどこに向かおうとしているのか―その壮大な挑戦の軌跡と未来への展望を「原点/住まい」「光」「余白の空間」「場所を読む」「あるものを生かしてないものをつくる」「育てる」という6つのセクションに分けて紹介します。模型やスケッチ、ドローイングなど、総計200点余りの設計資料が展示される空間デザインは、安藤忠雄自身の手によるものです。会場を訪れる人は、その空間を巡る中で建築家が歩んできた道程を追体験し、建築という文化の豊かさと、その無限の可能性を再確認することでしょう。(国立新美術館HPより転載)