勝山左義長まつりが近づいてきました。
雪の方ですが、積雪は2mを越えましたが、この2,3日は青空も見えて、雪の処理が急ピッチに進んでいます。また、物流もやっと回復し、コンビニやスーパーにモノが並びはじめています。
しかし、この大雪(福井では56豪雪以来の37年ぶり、勝山では17年ぶりの)で、みなさん毎日、除雪作業におわれ、疲労がたまっているのが現状です。
私もこの2週間ぐらいは毎日、雪と格闘していました。(トレーニングの一環として前向きに)
14日に久しぶりに福井市に行きましたが、道路の除雪が間に合っていないこともあり、道路幅が狭いままで、途中の道路はスムーズにいきますが、市内に入ると時間がかかる状況です。
この、1週間で改善されると思いますが…

勝山ですが、やっと普通の日常が戻りつつあり、左義長まつりに向けて準備が始まっています。
しかし、除雪が間に合わぬ場所もあり、祭りを彩る短冊の設置にも苦労しているようです。
市民が雪と格闘していたこともあり、露天商は別として、各団体での出店については中止になりました。
また、来場者用の駐車場の確保が心配なことも含め、賑わいの面ではマイナスになりそうです。
しかしながら、櫓の上では雪を溶かしてしまう元気な笑顔は健在です。いつもと違う雪の左義長まつりは別の顔を見せてくれて、記憶に残るものになると思います。
列車もえちぜん鉄道も通常運転になりましたので、皆様をお迎えする準備は整いつつあります。
ご来場を心からお待ちしております。

中上邸イソザキホールでのイベント「浮かれた3人展」についてもDMが1週間ほど雪で滞ってしまい、準備が遅れていますが、予定通り開催予定です。ぜひ作品を見てやってください。
勝山でお会いできるのを楽しみにしております。
(アートフル勝山の会・荒井由泰さんからのメールより)

浮かれ囃子に誘われた福井在住若手作家3名が 勝山のアート活動拠点「中上邸イソザキホール」にて展覧会を開催。
お祭りの合間にちょっと浮かれた気分のまま、浮世離れな空間へひと休憩にお越し下さいませ。

20180221_浮かれた3人展案内状

アートるんるんプロジェクト in 勝山左義長まつり
「浮かれた3人展」

会期:2018年2月24日[土]・25日[日]
会場:中上邸イソザキホール
時間:12:00~18:00
入場無料

●オープニングトーク
2月23日[金] 18:00~20:00
会費500円

浮かれ囃子に誘われた福井在住若手作家3名が 勝山のアート活動拠点「中上邸イソザキホール」にて展覧会を開催。
お祭りの合間にちょっと浮かれた気分のまま、浮世離れな空間へひと休憩にお越し下さいませ。(イベントページより転載)
出品作家:谷川桐子、佐竹美香、瀧下昭彦

谷川桐子さんはち密に書いた砂利の上にハイヒールやブラジャーなどを配した作品でいくつかの賞を取っています。今回、最新作のアイオーへのオマージュ作品を含めた作品を展示予定です。
佐竹美香さんは色鮮やかな抽象作品を制作しています。E&Cギャラリーでも個展を開催しています。
瀧下昭彦君は恐竜の立体を作っているようです。

●谷川桐子
20180221_浮かれた3人展-1谷川桐子
「砂利道」
キャンバスに油彩
100.0×80.0cm

■谷川桐子 Kiriko TANIKAWA
1982年 福井県越前市生まれ
2009年 27歳より油絵を始める

展覧会
2010年 草萌展(福井)
2011年 草萌展(福井)
2012年 草萌展(福井)
2013年 第1回ホキ美術館大賞 入選
    第1回ホキ美術館大賞展 展示(千葉)
2014年 「フクイ夢アート」展(福井)
2016年 「フクイ夢アート」展(福井)
    アートるんるんプロジェクトの空間芸術作品「ピカソとお茶しよう」を出展
2017年 「Leaving Language」展
    日本人9名によるグループ展(イギリス、フォークストン)
2018年 ACTアート大賞展 優秀賞 関連ページ
    福井県鯖江市役所 エントランス 展示(予定)

●佐竹美香
20180221_浮かれた3人展-2佐竹美香
「じーさん」
キャンバスに油彩
28.6×29.0cm

■佐竹美香 Mika SATAKE
1984年 福井県三方郡美浜町生まれ
2009年 イギリス ブライトン大学 ファインアート交換留学
2010年 名古屋芸術大学大学院 美術研究科 同時代表現研究修了

主な展覧会
〈個展〉
2009年 ギャラリーDebut(愛知県一宮市)
2012年 関西電力美浜原子力発電所PRセンター(福井県三方郡)
2013年 「月と虫と葉っぱ」金津創作の森アートコアギャラリー(福井県あわら市)
2014年 喫茶&カフェ 時の扉(福井県敦賀市)    
    「若狭熊川まちなみ芸術祭2014佐竹美香展」熊川宿 体験交流施設 与七(福井県三方上中郡)
    関西電力原子力事業本部(福井県三方郡) 2015年 若州一滴文庫 車イス劇場ホワイエ(福井県大飯郡)
    「秋の展覧会」cafe&ギャラリーフロッカス(福井県大飯郡)
2017年 「第1回E&Cオープンコールvol.1 佐竹美香展」E&Cギャラリー(福井県福井市)

〈グループ展〉
2006年 「Pit」名古屋芸術大学アート&デザインセンター(愛知県北名古屋市)
2008年 「楽園の知恵」名古屋芸術大学アート&デザインセンター(愛知県北名古屋市)
2010年 「少し離れたところ」ヴォイスギャラリー(京都府京都市)
2012年 「密度 lll」アートラボあいち(愛知県名古屋市)
2013年 「二人展」関西電力原子力事業本部(福井県三方郡) 「Primordial Essenceー根源と本質」アートラボあいち(愛知県名古屋市)
2015, 16,17年 「アートでハート展」パレア若狭ギャラリー(福井県三方上中郡)
    「ふくいチャリティーアート展~未来を支える子供たちのために~」福井カルチャーセンターホール(福井県福井市)
2016年 「みんながアーティスト」 浄善寺(福井県福井市)


●瀧下昭彦
20180221_浮かれた3人展-3瀧下昭彦
「無題」
素材:樹脂
<インスタレーション>

■瀧下昭彦 Akihiko TAKISHITA
1988年11月10日福井市生まれ
出身校 大阪成蹊大学芸術学部卒業

展覧会
2007年 カラフル展(グループ展、大阪)
2008年 夢の中で展(グループ展、大阪)
2009年 3人の個展(グループ展、京都)
2010年 都々会展(展示会、優秀賞、京都)
2012年~2014年
    1000000人のキャンドルナイト(大阪)
2012年 26線の引き方展(グループ展、京都)
2013年 3日展(グループ展、京都)
2015年 26/1741展(グループ展、大阪)
2017年 BRAIN TOY BOX展(個展 福井市)

20150131_nakagami1_1500
中上邸イソザキホール 撮影:浜田宏司2015年1月

雪深い福井県勝山市に建つ磯崎新先生の名作「中上邸イソザキホール」の主・中上光雄先生が亡くなられたのは2015年1月27日のことでした。現代版画センター草創の頃からの会員であり、版画センターにとって勝山は重要な拠点でした。
主亡き後、建物はご遺族によって大切に守られ、地域の文化サロンとしても利用されています。
椎名誠が日本一のお祭りと称えた勝山左義長まつりに今年も亭主は社長のお供で参ります。
おいしいお酒とお料理、勝山の人たちに会えることを楽しみにしています。

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ときの忘れもので扱っています。
会期:2018年1月16日(火)~3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年~1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<ちと日が経ってしもうたが、埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」を観ましたのじゃ。
現代版画センターの事は全く知らなかったのじゃが、1974年に誕生してから1985年に倒産するまでの約10年間、版画の普及とコレクターの育成を目指し、様々なジャンルのアーティスト約80名と協力して、700点以上の作品を世に送り出したのだとか。
本展では、安藤忠雄、草間彌生、アンディ・ウォーホルなど有名どころから、今まで知らなかった作家まで、45名の作家の約280点の作品を展示。(前期・後期で一部展示替えあり)
フライヤーも4種類。力が入っておりますのぅ。
会場に入ると、まず靉嘔のシルクスクリーンやエッチングが約20点並んでおりまする。
1974年に限定11111部で制作されたシルクスクリーン《I love you》は、何と1000円で販売されたそうな。
タイムマシンで1974年に行きたいぞよ~。
様々な技法の版画だけでなく、立体作品もございます。
磯崎新の《空洞としての美術館1》は、シルクスクリーンとドローイングと立体を組み合わせた幅4m80cmもある作品じゃが、一般家庭で飾るのはちと難儀よの。
わたくしのお気に入りを、出品リスト順に。
★高柳裕《魚座》 凸版(作家自刷り)
繊細なエンボスが美しくてツボじゃ。
★木村茂《森の道1》《森の道2》《森の道3》 銅版(作家自刷り)
3点それぞれ変化があって素敵。
★元永定正《みぎひだり》《しろいせんのあみめから》 シルクスクリーン
この2点を含め展示の12点、どれもユーモラスで楽しい。
★加山又造《レースをまとう人魚》 リトグラフ
加山又造は大好きなのじゃ。
白い肌に黒いレースが美しく、背景も暗い色彩に黒いレース模様。
★野田哲也《Diary; Jan.15th '77》《Diary; May 17th ’83》 木版、シルクスクリーン(作家自刷り)
日記シリーズ、惹かれまする。
★宮脇愛子《Golden Egg A》《Golden Egg B》 ブロンズ
卵をふたつに割ったような、金色に輝く立体作品。
宮脇作品は、他にも銅板やシルクスクリーンが多数展示されておりまする。
★舟越保武《若い女 B》 リトグラフ、雁皮刷り
展示の3点どれも好きじゃが、《若い女 B》の少年のような横顔がお気に入り。
★北川民次《バッタの夢》 エッチング
北川作品は5点、リトグラフ、エッチング、木版がございます。
バッタに押し潰されそうな《バッタの夢》は、ちと怖いけど面白い。
★駒井哲郎《消えかかる夢》 メゾチント、エッチング、エングレーヴィング、アクアチント
駒井哲郎も元々好きなのじゃ。駒井作品も5点の展示ございます。
観応えある展覧会でありました。
会期は3月25日まで(前期は2月18日まで)。ご興味ある方はぜひ。

(20180212/ビスうさ・ウェネトさんのブログより)>

○<版画の景色
東京でなく、埼玉県でこの内容の展示が出来たことにすごいと思う。アンディーウォーホル、安藤忠雄、草間彌生というビッグネームの作品もあるけども、今日名前も知らない芸術家の作品も多数あり、見応えも相当高いと思う。ただ、1974年からの表現だから、古いと思う人もいるかもしれませんが、やっぱり訴えてくるものはある。
今回の気になる芸術家は、木村茂、島州一、菅井汲、林芳史、堀浩哉、宮脇愛子、元永定正さんたちの作品で、もう少し調べようと思います。

(20180210/横田敦 龍堂さんのfacebookより)>

○<#版画の景色 脳内に転写された版画が逆に、目の前の景色に抗う形態としてこびりつく。翻って今日の陽気が春の到来だと期待してしまうのも連日続いた寒さの影響なんだろ
(20180211/H.Mさんのtwitterより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半~トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

嶋﨑吉信さんのエッセイ~「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)

大谷省吾さんのエッセイ~「版画の景色-現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.518 関根伸夫「ピラミッドの頂き」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
sekine_03_pyramidNobuo SEKINE
ピラミッドの頂き
1982年  ステンレス・彫刻
H20.0×15.0×30.0cm
Ed.30 Signed

パンフレット_05
出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
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●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18~24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。