塩野哲也さん主宰の編集思考室シオング(2006年設立)は、美しい画像と簡潔な文章によるWEBマガジン[ Colla:J(コラージ)]を発行しています。
最新号では埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展を取材され、82ページから9ページにわたり特集しています。ぜひご覧ください。
WEBマガジン[ Colla:J(コラージ)]2018 2月号 向春(←クリックして画面がでたら、左目次の87ページをさらにクリックしてください)

月刊フリーWebマガジン Colla:J(コラージ)向春
「 冬京都 ぶらり 」
を本日発行いたしました(閲覧無料です)
http://collaj.jp/
(ご覧になれない場合は下記をクリックください)
http://collaj.jp/data/magazine/2018-02/

いつもの観光スポットとは一味ちがう京都を歩きます。
「応仁の乱」の舞台となった西陣界隈。
赤煉瓦建築が残る同志社大学キャンパス。
「八坂の塔」に近い玄・ベルトー・進来さんのゲストハウス。
京都郊外の山里・静原まで足をのばし、
建築家・森田一弥さんの事務所と古民家を訪ねました。
埼玉県立近代美術館で3月25日まで開催中の、
『 版画の景色 現代版画センターの軌跡 』レポートも。
[ 特集 ]冬京都 ぶらり
室町 西陣界隈
同志社大学 赤煉瓦建築
月輪町ハウス(玄・ベルトー・進来)
竹工芸 篁(たかむら)
京の山里 静原
森田一弥建築設計事務所
伝説の「現代版画センター」埼玉県立近代美術館
[ 好評連載 ]
ヨーコの旅日記 第4信「ドイツの定宿ホテル」 / 川津陽子
Kenostein's Relativity 『食べる』からの街おこし / 小林清泰
工房楽記 120回を一冊に / 鈴木恵三
卓上のきら星たち 第78回 外された絵の波紋 / 大原千晴
僕らのリズム Vol.21 人生について / 野田 豪
つれづれなるままに 第44回 マッチポンプ / 内田和子
ドラゴンシリーズ 42 会って話したいですね / 吉田龍太郎
[ページのめくり方]
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TOPページ左側の各項目をクリックすると各ページにジャンプします。
ページの右側をクリックするとページが進みます。
ページの左側をクリックするとページが戻ります。
なお一部のブラウザではご覧になれない場合がございます。
その際は
collaj@collaj.jp
までご連絡くださいませ。
[ Colla:J(コラボレーション・ジャパン)のコンセプト ]
めまぐるしく変容する世界情勢の中で、ともすれば見失いがちになる日本人
としての生き方。「Colla:J」は、人々が築いてきた暮らしの価値観を丁寧
に観察し、これからのライフスタイルをより豊かにするための情報を、豊富
なヴィジュアルと資料によってお届けしていきます。閲覧は無料です。
運営につきましては、インテリア・デザイン業界ほか諸氏のご支援を頂いて
おります。今後ともご愛読頂ければ幸いです。
編集思考室シオング「Colla:J」編集局
編集兼発行人 塩野哲也
*バックナンバーについては以前ブログでご紹介しました。
~~~~~~~
*画廊亭主敬白
今日は中山公男先生の命日です(1927年1月3日生 - 2008年2月21日没、81歳)。亡くなられてもう10年が経ちます。
没後の偲ぶ会では新潟高校以来の友人丸谷才一先生や辻佐保子先生が挨拶されましたが、丸谷先生は寝坊したか時間を間違えたかでかなり遅刻されました。そのために開会が遅れ、その言い訳から始まったスピーチはすばらしいものでした。それは丸谷先生の弔辞集に収録されていますが、遅刻のことなんかこれっぽっちも書いてありません(笑)。
現代版画センターが東京地裁から破産宣告(自己破産)を受けたのは1985年2月15日でした。
顧問の久保貞次郎先生にも、事務局長の尾崎正教先生にも一言も相談せず(亭主一人で決断し)自己破産を申し立てました。
当然ながらお二人は激怒されました。
久保先生は債権者でもありましたが、会ってさえくださらなかった。
先生のお怒りが少し和らぎ、軽井沢の別荘に呼ばれたのは破産から何年も経ってからでした。
尾崎先生には管財人事務所の廊下で怒鳴りつけられ、つい「先生には借りはありません(債権者ではない)」と言ってしまったのですが、尾崎先生は
「ボクは精神的債権者だ!」と叫んだのでした。
私たちは人生で一番大切な「人の信頼」を失い、新しく何かを始めるにしても、僅かな昔のつてさえ頼ることができなくなりました。
破産管財人により配当が実施され一段落した後、さて何をして生きていけばいいのか(どうやって残りの借金を返せばいいのか)、途方にくれました。
このときの「思いつき」がどこからきたのか今となっては判然としませんが、亭主はそれまでまったく付き合いのなかった中山公男先生を代官山のお宅に訪ねました。当時先生は亭主の故郷、群馬の県立近代美術館の館長でしたから、その繋がりに一縷の望みを託したのかも知れません。
中山先生は『シャガール生誕百年展』、次いで群馬県立近代美術館の開館15周年企画『エッフェル塔 100年のメッセージ』展の企画を担当させてくれました。英語すら話せない亭主のフランス通いが再起の一歩となり、やがて『資生堂ギャラリー七十五年史』の編纂に携わることになりました。
名著 『私たちは、私たちの世代の歌を持てなかった。ある美術史家の自伝的回想』(生活の友社 2004年)は亭主の座右の書です。
◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ときの忘れもので扱っています。
会期:2018年1月16日(火)~3月25日(日)
現代版画センターは会員制による共同版元として1974年~1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。
○<帰りに北浦和の埼玉県立美術館へ寄ってきた。「版画の景色」と題した現代版画展。アンディウォーホルや安藤忠雄、草間彌生さんの展示もあって、見応えあった。版画といっても、いろんな種類があるんだな~。
(20180204/夏風ROROさんのtwitterより)>
○<埼玉近代美術館で開催されている「版画の景色展」に行ってきました。色々と面白い作品がありましたが、中でもチラシにも掲載されているリンゴが良かったです。こういう作品を観ると、視野が広がりますね。
(20180215/babee さんのtwitterより)>
○<埼玉県立美術館で開催されている版画の景色 現代版画センターの軌跡展を昨日、観た。
観客は多くなくじっくりとみることができた。現代版画センター直営の渋谷のギャラリー方寸にでかけていたことは今では懐かしい思い出だ。
展示されている作品は実物、印刷物等で既視感があるものが多かった。
そういったなかで一等印象に残ったのは内間安瑆のFOREST BYOBU (FRAGRANCE)だ。その淡い色彩が夢の中の安逸な思惟を想起させる。この世は淡く儚く甘美である。
その近くに展示されていた小品ではあるが、瑛九の作品1(work1 Yellow)もよかった。
浮かぶ黄色はなにか神話の扉を開けた結果であるかのようだ。
アンディ・ウォーホル の KIKU シリーズ いままで何気なくみていたが、今回KIKU 1 の美しさに魅せられた。
青い花弁は神秘の世界に誘う。
銀座の今はない佐谷画廊で絵画を購入すること初めてであり、少し躊躇しながら買った菅井汲の版画も多分、現代版画センター エディションだろう。展覧会の説明の冒頭には以下のように書かれている。
多くの人々が手にすることのできる「版画」というメディアの特性を生かし、その普及とコレクターの育成を目ざして誕生した「現代版画センター」(1974-85)。
その終わりの時期に関与したといる。
長い独身時代の終わりの時期に先にあげたギャラリー方寸、代官山のアートフロントギャラリーに赴き作品を購入していた。今、それらは狭いリビングに飾られている。
(20180214/石葉さんのブログ「探索の日々」より)>
○<埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」を観た。ささやかな版画コレクションの起点となった現代版画センター、当時を懐かしく思い出した。
内間安瑆のFOREST BYOBU (FRAGRANCE)が一等よかった。
(20180214/Makoto さんのtwitterより)>
○<埼玉県立近代美術館で「版画の景色」展を見てきました。かつて存在した(株)現代版画センターの役割を軸とした企画です。45人の作家の作品が展示してあり、まとまりがないのかと思いきや、逆に技法や作品が異なる事で、版画の可能性や奥深さを示しているようでした
大沢昌助の作品は、単色カラーに線のみとシンプルですが、絶妙な角度の線が魅力でした。また内間安瑆の作品は木版ですが、柔かな色合いの色面に静かなリズムがあり、部屋に飾りたいなと思いました
建築家磯崎新の版画が面白かったです。設計図の版画は建物のかたちが引きたつようでした。紙の余白も何か好きです。「内部風景」シリーズは、メタリックな画面に、室内写真、建築図面、人物、名前のレタリングの組合せで、こちらはカッコイイの一言でした
「版画の景色」展では、これぞ目玉作品というような作品はないかと思うのですが、現代版画センターの軌跡というテーマを意識させるものでした。埼近美ではアンソロジー的な企画展が魅せる気がします。
色々な版画がありましたが、自分はどんな部屋に似合うかなと妄想しながら鑑賞していました
(20180213/ミズノワさんのtwitterより) >
○西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色」が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半~トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。
○光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について」(1月28日ブログ)
○荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て」(1月31日ブログ)
○スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)
○毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。
○倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)
○嶋﨑吉信さんのエッセイ~「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)
○大谷省吾さんのエッセイ~「版画の景色-現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)
○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号で1983年のウォーホル全国展が紹介されています。
○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。
○現代版画センターエディションNo.613 磯崎新「REDUCTIONより MUSEUM-I」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
磯崎新
「MUSEUM-I」
(群馬県立近代美術館)
1983年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:55.0x55.0cm
シートサイズ:90.0x63.0cm
Ed.75 サインあり

出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18~24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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赤煉瓦建築が残る同志社大学キャンパス。
「八坂の塔」に近い玄・ベルトー・進来さんのゲストハウス。
京都郊外の山里・静原まで足をのばし、
建築家・森田一弥さんの事務所と古民家を訪ねました。
埼玉県立近代美術館で3月25日まで開催中の、
『 版画の景色 現代版画センターの軌跡 』レポートも。
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Kenostein's Relativity 『食べる』からの街おこし / 小林清泰
工房楽記 120回を一冊に / 鈴木恵三
卓上のきら星たち 第78回 外された絵の波紋 / 大原千晴
僕らのリズム Vol.21 人生について / 野田 豪
つれづれなるままに 第44回 マッチポンプ / 内田和子
ドラゴンシリーズ 42 会って話したいですね / 吉田龍太郎
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編集兼発行人 塩野哲也
*バックナンバーについては以前ブログでご紹介しました。
~~~~~~~
*画廊亭主敬白
今日は中山公男先生の命日です(1927年1月3日生 - 2008年2月21日没、81歳)。亡くなられてもう10年が経ちます。
没後の偲ぶ会では新潟高校以来の友人丸谷才一先生や辻佐保子先生が挨拶されましたが、丸谷先生は寝坊したか時間を間違えたかでかなり遅刻されました。そのために開会が遅れ、その言い訳から始まったスピーチはすばらしいものでした。それは丸谷先生の弔辞集に収録されていますが、遅刻のことなんかこれっぽっちも書いてありません(笑)。
現代版画センターが東京地裁から破産宣告(自己破産)を受けたのは1985年2月15日でした。
顧問の久保貞次郎先生にも、事務局長の尾崎正教先生にも一言も相談せず(亭主一人で決断し)自己破産を申し立てました。
当然ながらお二人は激怒されました。
久保先生は債権者でもありましたが、会ってさえくださらなかった。
先生のお怒りが少し和らぎ、軽井沢の別荘に呼ばれたのは破産から何年も経ってからでした。
尾崎先生には管財人事務所の廊下で怒鳴りつけられ、つい「先生には借りはありません(債権者ではない)」と言ってしまったのですが、尾崎先生は
「ボクは精神的債権者だ!」と叫んだのでした。
私たちは人生で一番大切な「人の信頼」を失い、新しく何かを始めるにしても、僅かな昔のつてさえ頼ることができなくなりました。
破産管財人により配当が実施され一段落した後、さて何をして生きていけばいいのか(どうやって残りの借金を返せばいいのか)、途方にくれました。
このときの「思いつき」がどこからきたのか今となっては判然としませんが、亭主はそれまでまったく付き合いのなかった中山公男先生を代官山のお宅に訪ねました。当時先生は亭主の故郷、群馬の県立近代美術館の館長でしたから、その繋がりに一縷の望みを託したのかも知れません。
中山先生は『シャガール生誕百年展』、次いで群馬県立近代美術館の開館15周年企画『エッフェル塔 100年のメッセージ』展の企画を担当させてくれました。英語すら話せない亭主のフランス通いが再起の一歩となり、やがて『資生堂ギャラリー七十五年史』の編纂に携わることになりました。
名著 『私たちは、私たちの世代の歌を持てなかった。ある美術史家の自伝的回想』(生活の友社 2004年)は亭主の座右の書です。
◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ときの忘れもので扱っています。
会期:2018年1月16日(火)~3月25日(日)
現代版画センターは会員制による共同版元として1974年~1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。○<帰りに北浦和の埼玉県立美術館へ寄ってきた。「版画の景色」と題した現代版画展。アンディウォーホルや安藤忠雄、草間彌生さんの展示もあって、見応えあった。版画といっても、いろんな種類があるんだな~。
(20180204/夏風ROROさんのtwitterより)>
○<埼玉近代美術館で開催されている「版画の景色展」に行ってきました。色々と面白い作品がありましたが、中でもチラシにも掲載されているリンゴが良かったです。こういう作品を観ると、視野が広がりますね。
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○<埼玉県立美術館で開催されている版画の景色 現代版画センターの軌跡展を昨日、観た。
観客は多くなくじっくりとみることができた。現代版画センター直営の渋谷のギャラリー方寸にでかけていたことは今では懐かしい思い出だ。
展示されている作品は実物、印刷物等で既視感があるものが多かった。
そういったなかで一等印象に残ったのは内間安瑆のFOREST BYOBU (FRAGRANCE)だ。その淡い色彩が夢の中の安逸な思惟を想起させる。この世は淡く儚く甘美である。
その近くに展示されていた小品ではあるが、瑛九の作品1(work1 Yellow)もよかった。
浮かぶ黄色はなにか神話の扉を開けた結果であるかのようだ。
アンディ・ウォーホル の KIKU シリーズ いままで何気なくみていたが、今回KIKU 1 の美しさに魅せられた。
青い花弁は神秘の世界に誘う。
銀座の今はない佐谷画廊で絵画を購入すること初めてであり、少し躊躇しながら買った菅井汲の版画も多分、現代版画センター エディションだろう。展覧会の説明の冒頭には以下のように書かれている。
多くの人々が手にすることのできる「版画」というメディアの特性を生かし、その普及とコレクターの育成を目ざして誕生した「現代版画センター」(1974-85)。
その終わりの時期に関与したといる。
長い独身時代の終わりの時期に先にあげたギャラリー方寸、代官山のアートフロントギャラリーに赴き作品を購入していた。今、それらは狭いリビングに飾られている。
(20180214/石葉さんのブログ「探索の日々」より)>
○<埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」を観た。ささやかな版画コレクションの起点となった現代版画センター、当時を懐かしく思い出した。
内間安瑆のFOREST BYOBU (FRAGRANCE)が一等よかった。
(20180214/Makoto さんのtwitterより)>
○<埼玉県立近代美術館で「版画の景色」展を見てきました。かつて存在した(株)現代版画センターの役割を軸とした企画です。45人の作家の作品が展示してあり、まとまりがないのかと思いきや、逆に技法や作品が異なる事で、版画の可能性や奥深さを示しているようでした
大沢昌助の作品は、単色カラーに線のみとシンプルですが、絶妙な角度の線が魅力でした。また内間安瑆の作品は木版ですが、柔かな色合いの色面に静かなリズムがあり、部屋に飾りたいなと思いました
建築家磯崎新の版画が面白かったです。設計図の版画は建物のかたちが引きたつようでした。紙の余白も何か好きです。「内部風景」シリーズは、メタリックな画面に、室内写真、建築図面、人物、名前のレタリングの組合せで、こちらはカッコイイの一言でした
「版画の景色」展では、これぞ目玉作品というような作品はないかと思うのですが、現代版画センターの軌跡というテーマを意識させるものでした。埼近美ではアンソロジー的な企画展が魅せる気がします。
色々な版画がありましたが、自分はどんな部屋に似合うかなと妄想しながら鑑賞していました
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○西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色」が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半~トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。
○光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について」(1月28日ブログ)
○荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て」(1月31日ブログ)
○スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)
○毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。
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○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号で1983年のウォーホル全国展が紹介されています。
○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。
○現代版画センターエディションNo.613 磯崎新「REDUCTIONより MUSEUM-I」
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1983年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:55.0x55.0cm
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Ed.75 サインあり

出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
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●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18~24頁にときの忘れものが特集されています。2018年から営業時間を19時まで延長します。
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