野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第47回
新作制作
9月ときの忘れものさんでの個展に向けての新作制作、凸凹作品2点作ったので、次はLandscapeを作ろうかと思っていたのに構想がまとまらず、イメージ出てきたのが穴凹作品、、ドリル使ってまた変な下地ができました。
最近、人っていうのは欠陥だらけで、心も穴凹だらけやなって思うことが色々とあったので、、でもその欠陥も穴も人の面白みになるんやでみたいな、作ろうとおもったきっかけはそんな感じです 笑
下地完成

箔押しは全体にプラチナ箔と、プラチナ砂子に少しだけ金砂子混じりです。
隙間に穴の中、穴の中から見える範囲の裏側も箔押しが必要なので想像以上に手間がかかりますが、仕上げ段階で色々工夫して良い作品にしたいと思います。
今までもそうでしたが、一見少しグロテスクな下地の作品も、箔を押すと不思議とグロテスクさは抜ける気がします。でもツブツブ嫌いの方にとっては一緒かな。。Instagramで画像を見た友人に、この作品は気持ち悪くて見られないと言われました、集合体恐怖症というのがあるらしいですね、でも言われてみると蓮の実とか、葉の裏の虫の卵とかは僕も苦手なのですが、多分人によって苦手なものは違うのだろうと思います。
地漆塗り完了
裏側

箔押し途中
ちなみにときの忘れものさんでの個展会期が2018年9月20日~29日に決まりました。
今回は初めてカタログを作って頂く事になり、個展出展作品の他に過去の代表作も載せて頂けるそうなので嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。
(のぐち たくろう)
■野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。
●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
野口琢郎
"Landscape#32"
2014年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
227.3×145.5cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

新作制作
9月ときの忘れものさんでの個展に向けての新作制作、凸凹作品2点作ったので、次はLandscapeを作ろうかと思っていたのに構想がまとまらず、イメージ出てきたのが穴凹作品、、ドリル使ってまた変な下地ができました。
最近、人っていうのは欠陥だらけで、心も穴凹だらけやなって思うことが色々とあったので、、でもその欠陥も穴も人の面白みになるんやでみたいな、作ろうとおもったきっかけはそんな感じです 笑
下地完成
箔押しは全体にプラチナ箔と、プラチナ砂子に少しだけ金砂子混じりです。
隙間に穴の中、穴の中から見える範囲の裏側も箔押しが必要なので想像以上に手間がかかりますが、仕上げ段階で色々工夫して良い作品にしたいと思います。
今までもそうでしたが、一見少しグロテスクな下地の作品も、箔を押すと不思議とグロテスクさは抜ける気がします。でもツブツブ嫌いの方にとっては一緒かな。。Instagramで画像を見た友人に、この作品は気持ち悪くて見られないと言われました、集合体恐怖症というのがあるらしいですね、でも言われてみると蓮の実とか、葉の裏の虫の卵とかは僕も苦手なのですが、多分人によって苦手なものは違うのだろうと思います。
地漆塗り完了
裏側
箔押し途中ちなみにときの忘れものさんでの個展会期が2018年9月20日~29日に決まりました。
今回は初めてカタログを作って頂く事になり、個展出展作品の他に過去の代表作も載せて頂けるそうなので嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。
(のぐち たくろう)
■野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。
●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
野口琢郎"Landscape#32"
2014年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
227.3×145.5cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

コメント