野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第50回

個展間近

ときの忘れものさんで4年ぶり3回目の個展が今月20日より29日まで開催されます。
毎年慌ただしく一年が過ぎるので、もう4年も経ったのか!という感じですが、今回は駒込移転後初めての個展という事で、どんな雰囲気になるのか自分でも楽しみです。
作品はまだ全部展示できるか試してみないとわかりませんが、新作、近作合わせて13点出展予定で、今回初めてカタログも制作頂きました。
カタログのテキストを金沢21世紀美術館館長の島敦彦様に執筆頂き、個展出展作品画像の他に過去作品の画像も小さく38点程掲載され、まだまだ作家を始めて18年程ではありますが、現時点までの自分の歴史をカタログという形で残す事ができたようで有り難く思っております。
今まで雑誌や新聞、カレンダーなどに作品画像が使われた事は何度かありましたが、カタログや画集、ポストカードさえ作った事が無いのでとても嬉しいです。

出展作品はLandscapeシリーズを中心に、空や海、半立体の凸凹作品とまんべんなく出展するので、今の野口琢郎がどんな作家か知って頂ける、見応えある展示になるのではと思っております。

ちなみに今回も会期中は毎日在廊しており、22日(土)は17時からオープニングを開催致します。
オープニングにお客様が少ないのは寂しいので、できれば多くの方にお越し頂きたいなと思っているのですが、恐らく22日17時の時点では日没が近く、ギャラリーは薄暗くなっているかと思います。
駒込のスペースは自然光の入り方がとても美しく、箔画も自然光で観て頂くのが一番美しいので、とてもワガママを言いますと、オープニングにもお越し頂きたいのですが、作品は明るい日中に観て頂きたいというのが理想であります。
なので、もしも一度しか行く時間が無いという方は、ぜひ日中の明るい時間にお越し頂ければと思います。
では皆様のお越しをお待ちしております、どうぞよろしくお願い致します。

DSC_9186野口琢郎展
会期:2018年9月20日(木)~9月29日(土)
11:00~19:00 会期中無休
9月22日(土)17時よりレセプションを開催致します。
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
noguchi_24_LS-32野口琢郎 Takuro NOGUCHI
"Landscape#32"
2014年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
227.3×145.5cm
サインあり
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


ときの忘れものは第303回企画◆野口琢郎展 を開催します。
会期:2018年9月20日[木]―9月29日[土] 11:00-19:00 会期中無休
9月22日(土)17時よりレセプションを開催しますので、ぜひお出かけください。
展覧会カタログを刊行します(テキスト:金沢21世紀美術館館長・島敦彦さん)。
作家は会期中毎日在廊します
野口展


●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
ただし9月20日[木]―9月29日[土]開催の野口琢郎展は特別に会期中無休です
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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