伊豆高原に独居する画家の谷川晃一先生のエッセイ集『画家の雑記帳』が静岡新聞から刊行されました。
3月にギャルリー東京ユマニテであった個展の折に久しぶりにお目にかかり、新著が近く出ることを伺っていたので、早速買い求め、一気に読みました。
谷川晃一「画家の雑記帳」新橋にあった内科画廊のこと、若いとき出会った加納光於、赤瀬川原平、吉野辰海、中西夏之、田島征三、秋山祐徳太子たち友人たちとの思い出が、物語のように綴られています。

谷川先生には34年前に刊行された『毒曜日のギャラリー』という名著があります。
谷川晃一毒曜日のギャラリー表紙谷川晃一
『毒曜日のギャラリー』
1985年、リブロポート刊

谷川晃一毒曜日のギャラリーあとがき1
谷川晃一毒曜日のギャラリーあとがき2

あとがきをクリックしていただくとお分かりのとおり、池田龍雄から宮迫千鶴まで25人の作家についてのエッセイが綴られていますが、実はその元になったのは、亭主が主宰していた現代版画センターの機関誌の連載でした。
現代版画センター機関誌No.105(最終号)
20190511113705_00001
版画コミュニケーション誌「イーディー」1985/1・2 月号(1985年1月1日発行)
現代版画センター機関誌No.105で終わりを迎えたのですがその29ページから谷川先生の連載が掲載されています。ご覧のとおり、第21回で中断してしまいました。
痛恨の極みですが、これについて書き出すととても一日や二日じゃあすみません。
20190511113705_00032
本日は、谷川先生の『画家の雑記帳』の出版を寿ぎ、ますますのご健康とご活躍を祈念してお知らせとしたいと思います。

●本日のお勧め作品は、谷川晃一です。
DSC_0151谷川晃一
宿り木
2019年
紙にアクリル
40.8x31.5cm
Signed


谷川晃一「M市日没」谷川晃一「M市・日没」
1981年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
10.0x10.0cm
Ed.500 Signed
*現代版画センター・エディション


谷川晃一「M市の男」谷川晃一「M市の男」
1981年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
10.0x10.0cm
Ed.500 Signed
*現代版画センター・エディション


谷川晃一「虹」
谷川晃一「虹」
1970年代
ドローイング
27.5x19.8cm(シートサイズ)
Signed


tanikwa_01谷川晃一 Kouichi TANIKAWA
作品
1963年
水彩
イメージサイズ:17.0×34.0cm
シートサイズ:27.0×38.2cm
Signed

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

~~~~~~
●『一日だけの須賀敦子展 in MORIOKA第一画廊
会期:2019年6月29日[土]
会場:岩手県盛岡市・MORIOKA第一画廊・舷

●『DEAR JONAS MEKAS 僕たちのすきなジョナス・メカス
会期:2019年5月11日(土)~6月13日(木)
会場:東京白金・OUR FAVOURITE SHOP 内 OFS gallery

●『倉俣史朗 小展示
会期:2019年5月25日(土)~6月9日(日)
会場:大阪・Nii Fine Arts

◆ときの忘れものでは「第311回企画◆葉栗剛展 」を開催しています。
会期:2019年5月24日[金]―6月8日[土]11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
30
出品No. 8 《舩火兒張横》 H 77.0cm


葉栗展
ときの忘れものは毎年アジアやアメリカのアートフェアに出展し、木彫作家・葉栗剛の作品をメインに出品しています。今回は、2014年以来二回目となる個展を開催し、国内未公開作品11点をご覧いただきます。

●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。