末盛千枝子『根っこと翼 皇后美智子さまという存在の輝き』
末盛千枝子「根っこと翼」
『根っこと翼 皇后美智子さまという存在の輝き』
著者:末盛千枝子
装幀:安野光雅
判型 四六判 208ページ
2019年 新潮社刊
<人々の悲しみに寄り添う「根っこ」と、希望へと飛翔する「翼」が、皇后さまを皇后さまたらしめた――。皇室は人々の喜びであり、結び目のような存在でありたいと願い、国民の幸せを祈り続けた皇后さま。数々の試練を受け容れて来られたその聡明でお美しい素顔と数々の秘話を、平成が幕を閉じる前に長年の親友が綴る。(新潮社サイトより)>

新潮社のPR誌『波』に連載中から毎回楽しみに読んでいました。

末森千枝子(すえもり・ちえこ)さんは、1941年、彫刻家の舟越保武と母・道子の長女として東京に生まれる。4歳から10歳までを盛岡で過ごし、慶應義塾大学卒業後、絵本の出版社である至光社で働く。1986年、絵本『あさ One morning』(G.C.PRESS刊)でボローニャ国際児童図書展グランプリを受賞、ニューヨーク・タイムズ年間最優秀絵本に選出される。1988年、株式会社すえもりブックスを立ち上げる。まど・みちおの詩を皇后美智子様が選・英訳された『どうぶつたち・THE ANIMALS』や、皇后様のご講演をまとめた『橋をかける・子供時代の読書の思い出』の他、国内外にわたって良質な作品を出版。
2010年、移住した岩手県八幡平で東日本大震災に遭い、現在、被災した子どもたちに絵本を届ける「3.11 絵本プロジェクトいわて」の代表を務めている。子ども・大人を問わず、生きることの希望を育んでくれる絵本の魅力を広く伝え続けている。近著に『「私」を受け容れて生きる』(新潮社)。


「一日だけの須賀敦子展 in MORIOKA第一画廊」
会期:2019年6月29日[土] 10:00-18:00
会場:MORIOKA第一画廊・舷
〒020-0023 岩手県盛岡市内丸2-10-1 テレビ岩手1階
tel&fax :019-622-7935
e-mail daiichi-gen@gol.com

大竹昭子が撮影した《須賀敦子の旅路》よりミラノ、ヴェネツィア、ローマの写真作品25点を展示します。
併せて、須賀敦子、大竹昭子、末盛千枝子の著作を販売いたします。
主催するMORIOKA第一画廊は、末盛千枝子さんの父である舟越保武先生、弟の舟越桂さん、舟越直木さんたちの展覧会をたびたび開催してきました。

【トークイベント】6月29日[土]16:00~17:30 
講師:大竹昭子さん × 末盛千枝子さん
会場:テレビ岩手1階ロビー(画廊に隣接しています)
*要予約:参加費1500円

【パーティー】6月29日[土]18:00~
*参加費1,000円

昨年が没後20年、今年は生誕90年を迎え、未だに読者を魅了し「現役」の著作家であり続ける須賀敦子(1929年~1998年)。
須賀敦子の足跡を振り返るのに最良の道しるべとなる写真展とトークイベントです。
須賀敦子の旅路大竹昭子『須賀敦子の旅路』(文春文庫)
今回の盛岡では、大竹昭子さんが盛岡に伺い、岩手県八幡平に住む末盛千枝子さんとトークイベントを開催します。