野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第64回
「ART TAIPEI 2019」
今年も3度目のART TAIPEIにときの忘れものさんブースから出展させて頂きました。
今回展示した作品は海空系の大作が1点、Landscapeが3点、新しい着色系の作品が1点の計5点です。

過去2回共に来場者の方の反応は好感触ではあるものの、購入頂く所までは難しかったので、僕にとってハードルの高い印象のフェアでしたが、ときの忘れものさんから再びチャンスを頂けたので、今回こそはと思って挑みました。
今までの感触で、台湾ではLandscapeの作品より海空の作品の方が好まれるように感じていたのですが、今回はどちらの作品も興味を持って頂けたように思います。
また、台湾の方は特に赤色やカラフルな作品をお好きな方が多いように感じました。
そしてご縁に恵まれ旅立つ作品も多く、とてもホッとしました。


数えてみると、ときの忘れものさんから海外アートフェアに出展させて頂いた回数は、2012年のソウルのアートフェア KIAFから始まって今回で17回目、そんなに行っていたのかと感慨深いです。
毎回会場で全日張り付いていますが、何度行ってもやはり現場は一喜一憂します。
言葉もできないのでほとんど役に立ちませんが、現場にいる事は大切だと今回改めて感じました。
観て頂いた方の声を直接聞く事ができて、何千点という作品が列ぶ会場で、自分の作品に人を惹きつける力がどれだけあるのか、どれだけ立ち止まって観てもらえるのか、そういう事を肌で感じる事ができるからです。
過去になかなか立ち止まってさえもらえず、何も売れず元気も無くなって帰った事もありましたが、それも含め良い経験でした。
余談ですが、その17回全てスタッフの新澤さんとご一緒しています。
このペースでいくと、恐らく今後妻と一緒に海外へ行く回数が新澤さんを越える事は難しいので、
新澤さんは僕の人生で一番多く海外に行った人となりそうです 笑
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
今回会場とホテルの往復だけで観光は全くしていなかったのですが、最終日帰国する前に数時間余裕があったので、妻リクエスト土産のからすみを買いに行きました。
天気もよく、久しぶりに一眼レフで町並を撮ってみたり、束の間のんびり旅気分を感じる事ができました。


(のぐち たくろう)
■野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。
ホームページhttp://noguchi-takuro.com/
◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
野口琢郎 Takuro NOGUCHI
"Landscape #43"
2017年
箔画/紙、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具
76.5×57.0cm
Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●野口琢郎展カタログのご案内
野口琢郎展カタログ
2018年
ときの忘れもの発行
「ART TAIPEI 2019」
今年も3度目のART TAIPEIにときの忘れものさんブースから出展させて頂きました。
今回展示した作品は海空系の大作が1点、Landscapeが3点、新しい着色系の作品が1点の計5点です。

過去2回共に来場者の方の反応は好感触ではあるものの、購入頂く所までは難しかったので、僕にとってハードルの高い印象のフェアでしたが、ときの忘れものさんから再びチャンスを頂けたので、今回こそはと思って挑みました。
今までの感触で、台湾ではLandscapeの作品より海空の作品の方が好まれるように感じていたのですが、今回はどちらの作品も興味を持って頂けたように思います。
また、台湾の方は特に赤色やカラフルな作品をお好きな方が多いように感じました。
そしてご縁に恵まれ旅立つ作品も多く、とてもホッとしました。


数えてみると、ときの忘れものさんから海外アートフェアに出展させて頂いた回数は、2012年のソウルのアートフェア KIAFから始まって今回で17回目、そんなに行っていたのかと感慨深いです。
毎回会場で全日張り付いていますが、何度行ってもやはり現場は一喜一憂します。
言葉もできないのでほとんど役に立ちませんが、現場にいる事は大切だと今回改めて感じました。
観て頂いた方の声を直接聞く事ができて、何千点という作品が列ぶ会場で、自分の作品に人を惹きつける力がどれだけあるのか、どれだけ立ち止まって観てもらえるのか、そういう事を肌で感じる事ができるからです。
過去になかなか立ち止まってさえもらえず、何も売れず元気も無くなって帰った事もありましたが、それも含め良い経験でした。
余談ですが、その17回全てスタッフの新澤さんとご一緒しています。
このペースでいくと、恐らく今後妻と一緒に海外へ行く回数が新澤さんを越える事は難しいので、
新澤さんは僕の人生で一番多く海外に行った人となりそうです 笑
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
今回会場とホテルの往復だけで観光は全くしていなかったのですが、最終日帰国する前に数時間余裕があったので、妻リクエスト土産のからすみを買いに行きました。
天気もよく、久しぶりに一眼レフで町並を撮ってみたり、束の間のんびり旅気分を感じる事ができました。


(のぐち たくろう)
■野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。
ホームページhttp://noguchi-takuro.com/
◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
野口琢郎 Takuro NOGUCHI"Landscape #43"
2017年
箔画/紙、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具
76.5×57.0cm
Signed
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野口琢郎展カタログ2018年
ときの忘れもの発行
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