<正直にいうとうちのお店で置いている新刊は売れ残っても「損はしない」。なぜなら売る期間をかなり長い期間で考えているから。版元で品切れても、必ず探す人がいるだろうと思った本しか置かない。補充しない。そこはかなり自信がある。だから、ヘイト本のような短期間勝負の本は入ってくる隙がない。
新刊を買い切っている分、場合に寄っては古書にして定価の倍で売ってみせる、という思いもある。古書店だから。(できたことはない。能力がないから。)
というわけで、委託なんかやめても生きていける。はず。
(20191115/BOOKS 青いカバさんのTwitterより)>
毎月5日のブログで「かけだし本屋・駒込日記」を連載している小国貴司さんはときの忘れものから数分の場所にある古本屋さんですが、ホームページもない、facebookもやらない、Twitter 一本槍でがんばっています。
「売れる本より、売りたい本を置きます」という潔さにファンも増えているようで、いつ覗いても客足が絶えない。
商売はかくありたい、ですね。
ただいま開催中の「霜月の画廊コレクション展」には20世紀を代表する三人の女性作家~ソニア・ドローネ、ルイーズ・ニーヴェルスン、ニキ・ド・サンファル~の作品を展示しています。
ロシアのウクライナで生まれ、パリで活躍したソニア・ドローネ(1885~1979)の作品をご紹介します。
ソニア・ドローネ「作品」 シルクスクリーン イメージサイズ:40.3×32.0cm シートサイズ:63.7×48.7cm Ed.300 Signed
ソニア・ドローネは旧名ソニア テルク。ロシアのウクライナに生まれ、ドイツのカールスルーエで絵を習い始め、1905年にパリに出て、アカデミー・ド・ラ・パレットで、アメデ・オザンファンやスゴンザックとともに学んだ。1910年ロベール・ドローネ(Robert Delaunay, 1885年-1941年)と結婚した。パリ生まれのロベールはワシリー・カンディンスキー(ロシア)、ピエト・モンドリアン(オランダ)とともに抽象絵画の先駆者の一人であり、リズムと色彩に満ちた画風は「オルフィスム」といわれた。エッフェル塔を描いた連作はよく知られています。
1918年、夫婦はディアギレフのロシア・バレエ「クレオパトラ」のデコール、衣装の制作を依頼され、ソニアは衣装を担当しました。絵画ばかりでなくテキスタイル・デザインの分野でも活躍し、1941年ロベールの死後は、’59年ロベール・ソニア展、’67年ソニア回顧展、’75~76年にソニア栄光展を開催したほか、アルプらとロベールが構想していたサロン・デ・レアリテ・ヌーベルを創立。1979年東京国立近代美術館でドローネ展を開催中に死去。

ソニア・ドローネ アルバム『ソニア・ドローネ』より 6点組の1点(シュワルツ画廊版)
銅版 40.0×36.0cm Ed. 100 Signed

ソニア・ドローネ「作品」 リトグラフ 65.0x53.0cm
Ed. 75 Signed
亭主の新聞社時代、お昼時に歩いて数分の竹橋の東京国立近代美術館によく通いました。常設展示されていた夫のロベールの細長い「リズムー螺旋」を見るのが楽しみでした。
ずっと後になって(1980年代後半)、パリに出張する機会が多くなったとき、ロベールよりよりむしろソニアの作品に多く接しました。それというもの、ちょうどパリにはソニアの作品を専門に扱う大きなギャラリーがあり、そこで彼女のテキスタイル作品、皿や花瓶などのセラミック作品、そして版画作品が常に展示してあったからです。
◆「霜月の画廊コレクション展」
会期:2019年11月8日[金]~11月22日[金] *日・月・祝日休廊

画廊コレクションより、今まで余り展示の機会のなかった11人の作家の油彩、版画、ポスターなどをご紹介します。
出品:ドメニコ・ベッリ、ジェラール・ティトゥス=カルメル、ニキ・ド・サンファル、マノロ・バルデス、ヤコブ・アガム、ジョン・ケージ、ルイーズ・ニーヴェルスン、ソニア・ドローネ、アンディ・ウォーホル、棟方志功、杉浦康平
新刊を買い切っている分、場合に寄っては古書にして定価の倍で売ってみせる、という思いもある。古書店だから。(できたことはない。能力がないから。)
というわけで、委託なんかやめても生きていける。はず。
(20191115/BOOKS 青いカバさんのTwitterより)>
毎月5日のブログで「かけだし本屋・駒込日記」を連載している小国貴司さんはときの忘れものから数分の場所にある古本屋さんですが、ホームページもない、facebookもやらない、Twitter 一本槍でがんばっています。
「売れる本より、売りたい本を置きます」という潔さにファンも増えているようで、いつ覗いても客足が絶えない。
商売はかくありたい、ですね。
ただいま開催中の「霜月の画廊コレクション展」には20世紀を代表する三人の女性作家~ソニア・ドローネ、ルイーズ・ニーヴェルスン、ニキ・ド・サンファル~の作品を展示しています。
ロシアのウクライナで生まれ、パリで活躍したソニア・ドローネ(1885~1979)の作品をご紹介します。
ソニア・ドローネ「作品」 シルクスクリーン イメージサイズ:40.3×32.0cm シートサイズ:63.7×48.7cm Ed.300 Signedソニア・ドローネは旧名ソニア テルク。ロシアのウクライナに生まれ、ドイツのカールスルーエで絵を習い始め、1905年にパリに出て、アカデミー・ド・ラ・パレットで、アメデ・オザンファンやスゴンザックとともに学んだ。1910年ロベール・ドローネ(Robert Delaunay, 1885年-1941年)と結婚した。パリ生まれのロベールはワシリー・カンディンスキー(ロシア)、ピエト・モンドリアン(オランダ)とともに抽象絵画の先駆者の一人であり、リズムと色彩に満ちた画風は「オルフィスム」といわれた。エッフェル塔を描いた連作はよく知られています。
1918年、夫婦はディアギレフのロシア・バレエ「クレオパトラ」のデコール、衣装の制作を依頼され、ソニアは衣装を担当しました。絵画ばかりでなくテキスタイル・デザインの分野でも活躍し、1941年ロベールの死後は、’59年ロベール・ソニア展、’67年ソニア回顧展、’75~76年にソニア栄光展を開催したほか、アルプらとロベールが構想していたサロン・デ・レアリテ・ヌーベルを創立。1979年東京国立近代美術館でドローネ展を開催中に死去。

ソニア・ドローネ アルバム『ソニア・ドローネ』より 6点組の1点(シュワルツ画廊版)
銅版 40.0×36.0cm Ed. 100 Signed

ソニア・ドローネ「作品」 リトグラフ 65.0x53.0cm
Ed. 75 Signed
亭主の新聞社時代、お昼時に歩いて数分の竹橋の東京国立近代美術館によく通いました。常設展示されていた夫のロベールの細長い「リズムー螺旋」を見るのが楽しみでした。
ずっと後になって(1980年代後半)、パリに出張する機会が多くなったとき、ロベールよりよりむしろソニアの作品に多く接しました。それというもの、ちょうどパリにはソニアの作品を専門に扱う大きなギャラリーがあり、そこで彼女のテキスタイル作品、皿や花瓶などのセラミック作品、そして版画作品が常に展示してあったからです。
◆「霜月の画廊コレクション展」
会期:2019年11月8日[金]~11月22日[金] *日・月・祝日休廊

画廊コレクションより、今まで余り展示の機会のなかった11人の作家の油彩、版画、ポスターなどをご紹介します。
出品:ドメニコ・ベッリ、ジェラール・ティトゥス=カルメル、ニキ・ド・サンファル、マノロ・バルデス、ヤコブ・アガム、ジョン・ケージ、ルイーズ・ニーヴェルスン、ソニア・ドローネ、アンディ・ウォーホル、棟方志功、杉浦康平
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