＜連日報道されるのはウイルスのことばかり。皆様のお顔が浮かびますが、いつも通りでお元気ですよね。　　
ときの忘れものも大変なのでは、とも。でも、是非、ネットで「美」を発信し捲って下さい。こういうときこそ、美術や芸能や祝祭式が必要なのだと思います。　　　　
陣中見舞の訪問すら控えねばならぬ今日です。心中エールを贈り、皆様のウイルス無用を祈ります。（20200327/Hさんからのメール）＞
臨時休廊にするかどうか迷っていたときに盟友Hさんからいただいたメールです。
＜こういうときこそ、美術や芸能や祝祭式が必要＞との言葉に励まされ、「一日限定！　破格の掘り出し物」を企画したのでした。

さて、今から50年前の1970年9月28日～10月10日、南画廊（中央区日本橋通3-3丹平ビル２階）で「瀧口修造とジョアン・ミロによる詩画集」展が開催されました。
『手づくり諺　ジョアン・ミロに』カタログ（南画廊刊行）
（画面を二度クリックすると拡大され文字も読めます）

画廊主・志水さんは1979年3月20日に急逝され、没後に編まれた『志水楠男と南画廊』（1985年、同刊行会）の76ページには以下の記載があります。
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瀧口修造とジョアン・ミロによる詩画集
Shuzo TAKIGUCHI Joan MIRO
1970年9月28日～10月10日
出品
瀧口修造の詩「手づくり諺」７ヵ国語それぞれ１面ずつに、ページごとにかえられたミロの装画７枚、それにオリジナルリトグラフ８枚と装画入り表紙による詩画集『手づくり諺』の展観。ミロの版画集『アルバム19』（１９６１年）と『ひびわれ』（１９６９年）を展示。
刊行物
手づくり諺　ジョアン・ミロにーー瀧口修造
　南画廊　1970年9月
　手づくり諺　ジョアン・ミロに（瀧口修造）
　「手づくり諺」への旅（大岡信）
〔ポスター〕　南画廊　１枚
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ポスターは1枚とありますが、実際には日本語、カタルーニャ語、そして文字無しの３種類のリトグラフ・ポスターをジョアン・ミロは制作しました。
（同書78ページには日本語版の画像のみ掲載）
ということで、本日の
「一日限定！　破格の掘り出し物」は、3種類のミロのリトグラフ・ポスターをセットでご提供します（太っ腹！）。
亭主が志水さんに会い南画廊に出入りするようになったのは1974年からですから、この瀧口先生とミロの展覧会は見ていません。ですがこのポスター、まだ山と残っていました。あれから50年、三枚揃いでコレクションしている人がいるかどうか、超破格の掘り出し物です。
A）日本語

《ジョアン・ミロの3冊の本　ジョアン・ミロとカタロニア　フォトスコープ・ミロ　手づくり諺》
1970年　　リトグラフ　　76.2×57.9cm
発行：南画廊
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◎昨日読まれたブログ（archive）／2016年04月18日｜森下泰輔「戦後・現代美術事件簿」第9回～性におおらかだったはずの国のろくでなし子
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