＊画廊亭主敬白
臨時休廊9日目。
在宅勤務という初めての経験にスタッフたちにストレスがたまってきたようです。緊張状態というのは長くは続きません。気晴らしは必要です。今日（日曜）と明日（月曜）は定例の休廊日なので、全員ゆっくり自宅で休養してほしいものです。
＜休業補償なき外出自粛に応じて週末だけ映画館を休館しているが、もう限界を超えて正直にいうけど経営が成り立たない。自粛と相反するキャンペーンを始めます。
『平日は映画館に行こう！』
アップリンク渋谷昨日15回上映して観客は60人。平均4人。0の回も2回です。ガラガラの貸切状態です。もう死ぬ。
（20200404/アップリンク代表の浅井隆さんのtwitterより）＞

スタッフたちには「出歩くな、引きこもれ」と厳命していますが、浅井さんの悲鳴を聞くと心が痛みます。為政者たちの弱者への配慮を切に切に願います。
藤原辰史さんの論考に「うがい、手洗い、歯磨き、洗顔、換気、入浴、食事、清掃、睡眠という日常の習慣」を守り、「よく食べ、よく笑い、よく寝る、という免疫力をつける重要な行為」を大切にしようとありました。一人の油断が大量の感染を招けば医療崩壊という惨劇を招くのはあきらかです。

秋山祐徳太子先生と堀川とんこうさんの訃報に愕然としました。お世話になった人々が次々と去って行く、心細いですね。
秋山先生には1997年に個展を開催していただいた他、幾度も展覧会に出品していただきました。
「岸辺のアルバム」で知られる堀川とんこうさんは同じ群馬県中之条町の生まれ、高崎高校、そして大学時代の県人寮の先輩でした。お二人のご冥福をお祈りいたします。

昨日は宮脇愛子先生の珍しい作品をご紹介しましたが、「キミのところは関根もあるだろう」とリクエストがありました。
ということで、本日の「一日限定！ 破格の掘り出し物」は、われらが関根伸夫先生の珍品中の珍品です。
1978年関根先生がデンマークのルイジアナ美術館はじめヨーロッパ巡回展を企てたとき、「関根伸夫後援会」を組織し作品集の資金を集めました。代表は斎藤義重先生、事務局長は不肖綿貫不二夫でした。その折に 会員証として関根先生につくっていただいたものです。手のひらに収まる小品ですがずっしりと重みがあります。まさか40年も前のものを発掘できるとは思いませんでした。

関根伸夫（後援会 会員証） ときの忘れものより (1)
関根伸夫　オブジェ
1978年　ステンレス・レリーフ　サイズ：7.0×5.5cm　版上サインあり
関根伸夫（後援会 会員証） ときの忘れものより (3)関根伸夫（後援会 会員証） ときの忘れものより (2)

1978年関根先生がデンマークのルイジアナ美術館はじめヨーロッパ巡回展を企てたとき、「関根伸夫後援会」を組織し作品集の資金を集めました。代表は斎藤義重先生、事務局長は不肖綿貫不二夫でした。その折に 会員証として関根先生につくっていただいたものです。まさか40年も前のものが出てくるとは思いませんでした。