皆様、お元気にお過ごしでしょうか。
私たちは3月28日から画廊を閉め、在宅勤務の態勢にはいりました。
最初は1週間の臨時休廊の予定が、さらに1週間、1ヶ月と延ばし、5月6日までの臨時休廊を決めました。
5月6日以降は??? 先のことは全くわかりません。夏までに予定されていたアートフェアは全て中止、作品を展示販売する機会を失ったわけです。
じっとして怯えていても仕方がない。スタッフと毎日メールやLINEで連絡を取り合い、Web展の準備やHPの充実に向けてアイデアを出して、チーム一丸となって在宅勤務をしています。
さて、ちょっと前に、土浦亀城邸を見学する機会があり、参加させていただきました。
白い外観の土浦邸の中は、スキップフロアで部屋が上下に繋がっており、階段により次の空間へと導かれる・・・その体験がすごく楽しくて、家の中を行ったり来たりして、このプランを体に染みこませました。1935年に建てられたとはとても思えない住宅プランやモダンなデザイン、記憶に残る建築体験でした。
現存する数少ない国際様式の都市型小住宅として、1995年には東京都有形文化財に指定され、1999年にはdocomomo20選に選ばれた名建築ですが、土浦さんご夫妻が亡くなり、そのあとを守ってこられた方から、新たな継承者へと受け継がれました。
今後見学できる機会があれば是が非でも見ていただきたい住宅です。
(おだちれいこ)
保存活動に取り組んでこられた土浦邸フレンズによる『土浦邸フレンズの活動記録 2013-2020』(A5判、136ページ)が刊行されました。
*画面をクリックすると拡大します。






『土浦邸フレンズの活動記録2013-2020』A5判、136ページ。
主に設立講演会(槇文彦/藤森照信・岸和郎・西澤泰彦)と6回の研究会(小川信子・牧野良一/西澤泰彦/植田実・花田佳明/藤森照信/内田青蔵/腰原幹雄)の記録。
土浦邸フレンズ事務局のご厚意で本書を10名の方にプレゼントいたします。送料(着払い)のみご負担ください。申し込み締め切りは4月25日、応募多数の場合は抽選となります。
(終了しました)
*参考までに原茂さんのエッセイ「植田実『都市住宅クロニクル』を写真集として読む」をお読みください。
~~~~~~~~~~
*画廊亭主敬白
臨時休廊23日目。
先日、世田谷美術館の「驚異の三人 !! 高松次郎・若林奮・李禹煥 ―版という場所で」が開催中止になったことを話題にしたら、思いがけずも大きな反響でした。この三人、1936年(昭和11)生まれのおない年なんですね。この展覧会の企画を知るまで亭主も気がつきませんでした。
というわけで、幻の三人展に敬意を表して
本日の「一日限定! 破格の掘り出し物」は世田谷美術館の三人展が開催されたら必ずや展示されたに違いない高松次郎の版画です。
竹橋の近美で高松次郎の版画が展示されたりすると思い出します。ゼロックスを使った「この七つの文字」が、<シルクスクリーンはオリジナル版画とは言えない>、<写真製版なんてもってのほか>という当時の版画界を揺さぶり、「10年経ったら100万になる」と言ったのはあまりに有名な伝説ですが、亭主が美術界に入った1974年でも高松版画は織田有(東京画廊の関係する骨董店)の倉庫に山と積まれていました。確か卸値7千円でした。あるとき尊敬する画商のUさんから電話で「高松さんの版画、まだある?」と聞かれて「売るほどあります」と答えたら一揃いを即金で買ってくださいました。Uさんはそれをそのまま東京国立近代美術館に寄贈されました。
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◎昨日読まれたブログ(archive)/2011年04月18日|野田英夫 作品と文献紹介1
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◆ときの忘れものは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間、臨時休廊とし、スッタフは在宅勤務しています。メールでのお問合せ、ご注文には通常通り対応しています。
休廊期間中はアポイント制とさせていただき、作品をご覧になりたい方は事前にメールで予約をお願いします。
◆リアルなギャラリー活動がストップした中、ブログでの「一日限定! 破格の掘り出し物」第二弾を4月13日から5月初旬までの奇数日に開催しています。どうぞお見逃しなく。
◆ときの忘れものは版画・写真のエディション作品などをアマゾンに出品しています。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
私たちは3月28日から画廊を閉め、在宅勤務の態勢にはいりました。
最初は1週間の臨時休廊の予定が、さらに1週間、1ヶ月と延ばし、5月6日までの臨時休廊を決めました。
5月6日以降は??? 先のことは全くわかりません。夏までに予定されていたアートフェアは全て中止、作品を展示販売する機会を失ったわけです。
じっとして怯えていても仕方がない。スタッフと毎日メールやLINEで連絡を取り合い、Web展の準備やHPの充実に向けてアイデアを出して、チーム一丸となって在宅勤務をしています。
さて、ちょっと前に、土浦亀城邸を見学する機会があり、参加させていただきました。
白い外観の土浦邸の中は、スキップフロアで部屋が上下に繋がっており、階段により次の空間へと導かれる・・・その体験がすごく楽しくて、家の中を行ったり来たりして、このプランを体に染みこませました。1935年に建てられたとはとても思えない住宅プランやモダンなデザイン、記憶に残る建築体験でした。
現存する数少ない国際様式の都市型小住宅として、1995年には東京都有形文化財に指定され、1999年にはdocomomo20選に選ばれた名建築ですが、土浦さんご夫妻が亡くなり、そのあとを守ってこられた方から、新たな継承者へと受け継がれました。
今後見学できる機会があれば是が非でも見ていただきたい住宅です。
(おだちれいこ)
保存活動に取り組んでこられた土浦邸フレンズによる『土浦邸フレンズの活動記録 2013-2020』(A5判、136ページ)が刊行されました。
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『土浦邸フレンズの活動記録2013-2020』A5判、136ページ。
主に設立講演会(槇文彦/藤森照信・岸和郎・西澤泰彦)と6回の研究会(小川信子・牧野良一/西澤泰彦/植田実・花田佳明/藤森照信/内田青蔵/腰原幹雄)の記録。
土浦邸フレンズ事務局のご厚意で本書を10名の方にプレゼントいたします。送料(着払い)のみご負担ください。申し込み締め切りは4月25日、応募多数の場合は抽選となります。
(終了しました)
*参考までに原茂さんのエッセイ「植田実『都市住宅クロニクル』を写真集として読む」をお読みください。
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*画廊亭主敬白
臨時休廊23日目。
先日、世田谷美術館の「驚異の三人 !! 高松次郎・若林奮・李禹煥 ―版という場所で」が開催中止になったことを話題にしたら、思いがけずも大きな反響でした。この三人、1936年(昭和11)生まれのおない年なんですね。この展覧会の企画を知るまで亭主も気がつきませんでした。
というわけで、幻の三人展に敬意を表して
本日の「一日限定! 破格の掘り出し物」は世田谷美術館の三人展が開催されたら必ずや展示されたに違いない高松次郎の版画です。
竹橋の近美で高松次郎の版画が展示されたりすると思い出します。ゼロックスを使った「この七つの文字」が、<シルクスクリーンはオリジナル版画とは言えない>、<写真製版なんてもってのほか>という当時の版画界を揺さぶり、「10年経ったら100万になる」と言ったのはあまりに有名な伝説ですが、亭主が美術界に入った1974年でも高松版画は織田有(東京画廊の関係する骨董店)の倉庫に山と積まれていました。確か卸値7千円でした。あるとき尊敬する画商のUさんから電話で「高松さんの版画、まだある?」と聞かれて「売るほどあります」と答えたら一揃いを即金で買ってくださいました。Uさんはそれをそのまま東京国立近代美術館に寄贈されました。
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◎昨日読まれたブログ(archive)/2011年04月18日|野田英夫 作品と文献紹介1
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◆ときの忘れものは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間、臨時休廊とし、スッタフは在宅勤務しています。メールでのお問合せ、ご注文には通常通り対応しています。
休廊期間中はアポイント制とさせていただき、作品をご覧になりたい方は事前にメールで予約をお願いします。
◆リアルなギャラリー活動がストップした中、ブログでの「一日限定! 破格の掘り出し物」第二弾を4月13日から5月初旬までの奇数日に開催しています。どうぞお見逃しなく。
◆ときの忘れものは版画・写真のエディション作品などをアマゾンに出品しています。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
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営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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