倉俣史朗「How High the Moon 」
倉俣史朗の代表作である椅子《How High the Moon》(1986年発表)の復刻版が製作されました。
椅子のタイトルは、ジャズファンだった倉俣氏が、デューク・エリントンのジャズの名曲「How High the Moon」にちなんでつけたと言われています。

倉俣史朗《How High the Moon》
1986(制作年:2020)
素材:スチール・エキスバンド・メタル
サイズ:w955×D825×H695(SH330)㎜
クラマタデザイン事務所による復刻証明プレート付
実物は画廊にありますので、いつでもご覧になれます。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
<メッシュの作品に関して言うと、一枚の板から余分なものをどんどん消去していって、かろうじて自立している面を表現しているわけです。それでよくミニマリズムの作家だという言い方をされるんだけど、本当はそれとは反対のことをやっている。メッシュはクロームメッキをかけることによって網目が輝いて、増殖していくように見える。消し去っていく作業と増殖させる作業を同時にやっているわけです。ぼくにとって、そうしょくという概念は稀薄なんだけれども、消去していく中で増殖していく細胞のようなメッシュの網目などに、自分なりの装飾を見い出しているのかもしれません。 CHANCE 88 夏 『倉俣史朗の世界 1934-1991』(1996)より>
<この椅子で試みたことは、従来の椅子の形態はそのままにして、ボリュームを消し去り、物理的にも、視覚的にも軽く、風が飛び抜ける。在ってないようなもの……そんなことを考えながらデザインしました。
いずれにしましても、意識・無意識のうちに無重力願望が、僕がものを造る時の下敷きになっているのかもしれません。そういう意味でこれは「無重力願望の椅子」といえるでしょう。
倉俣史朗「無重力願望の椅子」『家庭画報』1987年3月号(vol. 30, no. 3)、180頁。
橋本啓子のエッセイより>
●「倉俣史朗の世界
Shiro Kuramata 1934-1991」展図録のご案内

原美術館 1996年 298×222mm 212P
監修:田中一光
編集長:植田実
デザイン:小島良平+長谷川信一郎
出品作品写真:藤塚光政
構成:エットレ ソットサス
税込み価格:5,500円
*ときの忘れもので扱っています。
1996~99年原美術館を皮切りにアメリカ、ヨーロッパを巡回した倉俣史朗展のカタログ。 代表作品「ミス・ブランチ」「How High the Moon」などの代表的な家具作品38点のカラー写真をはじめ、倉俣作品を制作年代順に収録。テキストは磯崎新、横山正、エットレ ソットサス他。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
倉俣史朗の代表作である椅子《How High the Moon》(1986年発表)の復刻版が製作されました。
椅子のタイトルは、ジャズファンだった倉俣氏が、デューク・エリントンのジャズの名曲「How High the Moon」にちなんでつけたと言われています。

倉俣史朗《How High the Moon》
1986(制作年:2020)
素材:スチール・エキスバンド・メタル
サイズ:w955×D825×H695(SH330)㎜
クラマタデザイン事務所による復刻証明プレート付
実物は画廊にありますので、いつでもご覧になれます。
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
<メッシュの作品に関して言うと、一枚の板から余分なものをどんどん消去していって、かろうじて自立している面を表現しているわけです。それでよくミニマリズムの作家だという言い方をされるんだけど、本当はそれとは反対のことをやっている。メッシュはクロームメッキをかけることによって網目が輝いて、増殖していくように見える。消し去っていく作業と増殖させる作業を同時にやっているわけです。ぼくにとって、そうしょくという概念は稀薄なんだけれども、消去していく中で増殖していく細胞のようなメッシュの網目などに、自分なりの装飾を見い出しているのかもしれません。 CHANCE 88 夏 『倉俣史朗の世界 1934-1991』(1996)より>
<この椅子で試みたことは、従来の椅子の形態はそのままにして、ボリュームを消し去り、物理的にも、視覚的にも軽く、風が飛び抜ける。在ってないようなもの……そんなことを考えながらデザインしました。
いずれにしましても、意識・無意識のうちに無重力願望が、僕がものを造る時の下敷きになっているのかもしれません。そういう意味でこれは「無重力願望の椅子」といえるでしょう。
倉俣史朗「無重力願望の椅子」『家庭画報』1987年3月号(vol. 30, no. 3)、180頁。
橋本啓子のエッセイより>
●「倉俣史朗の世界
Shiro Kuramata 1934-1991」展図録のご案内

原美術館 1996年 298×222mm 212P
監修:田中一光
編集長:植田実
デザイン:小島良平+長谷川信一郎
出品作品写真:藤塚光政
構成:エットレ ソットサス
税込み価格:5,500円
*ときの忘れもので扱っています。
1996~99年原美術館を皮切りにアメリカ、ヨーロッパを巡回した倉俣史朗展のカタログ。 代表作品「ミス・ブランチ」「How High the Moon」などの代表的な家具作品38点のカラー写真をはじめ、倉俣作品を制作年代順に収録。テキストは磯崎新、横山正、エットレ ソットサス他。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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