東京本駒込の(有)ワタヌキ/ときの忘れものより、「宮森敬子展-Surfaces of Time 集められた時間と空間の表面たち」のご案内をいただきました。添えられた尾立麗子副社長のお手紙によれば、宮森さんは先日、ニューヨークより無事に帰国し、現在、自主隔離中とのこと。
 ご記憶の方もおありかもしれませんが、昨秋、当館の有島武郎別荘において、宮森さんに有島武郎をテーマとした「ある小説家の肖像~生きているものと死んでいるものの間に~」展を開催していただきました。おそらくそれが一つの機縁となって、今回、現代美術の展示を精力的に行っている画廊「ときの忘れもの」で宮森さんの単独の企画展が開催される運びになったと、勝手に想像しております。これも不思議な連鎖です。
 なお、私は、6年ほど前、偶然にも当館を訪れた美術家の宮森さんと知り合い、以後、彼女が日本に帰国するたびに、一緒に食事するなどしてお話を伺ってきました。今年になって、彼女が芝居のお面の制作を依頼されたというので、私が所蔵する能面に関する書をお貸ししたこともありました。彼女は渡米後、もう20年余、フィラデルフィアとニューヨークで暮らし続けています。
 話が逸れましたが、今回、宮森さんは、ときの忘れものの建物を使ってインスタレーションをおこない、駒込で「樹拓」した作品も展示する予定とのことです。
 なお、個展はアポイントメント制。観覧を希望の方は前日までにメールにてご予約下さいとのこと。ご興味のある方は、ぜひのぞいてみてください。

大藤敏行 記)
(2020-09-07/軽井沢高原文庫のブログより)
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宮森敬子展 — Surfaces of Time 集められた時間と空間の表面たち(予約制/WEB展)


販売中の書籍・カタログ
カフェ・シェヘラザード『カフェ・シェヘラザード』
著者:アーノルド・ゼイブル
翻訳:菅野賢治
挿画:宮森敬子
発行:共和国 2020年
サイズ:四六変型判 縦188mm 横125mm 厚さ22mm
ページ数:320ページ
価格:3,520円(税込) ※会期中のみ販売


増殖と破滅のはざまで『増殖と破滅のはざまで パンデミックに己をどう刻印するか』
サイズ:21.0×14.8cm
ページ数:49ページ
撮影:作品画像作者提供(表紙、P11下、15上、21下、22上、31上、35下)P42下 井上智子 その他 前山忠
編集:前山忠
発行者:ギャラリー湯島
発行日:2020年8月29日
価格: 500円(税込) ※会期中のみ販売


KEIKO MIYAMORI A PORTRAIT OF BEING『KEIKO MIYAMORI A PORTRAIT OF BEING』
サイズ:20.5×14.5cm
ページ数:14ページ
言語:英語
Special thanks to: Syuji Umeda, UMEDA Washi
Tetsuji Yanase, RYOZO Paper
Haruo Yanase, YANASE Washi
Kazuya Osada, OSADA Washi
Naho Murata, UDATSU Kougei-kan
WanoKaze SHINDO Ribbon
Booklet by Senna Oh Edited by Rose Lee Hayden ©2019
※宮森先生作成の日本語解説付き
価格: 500円(税込)


KEIKOMIYAMORI_00001『KEIKO MIYAMORI』
2020年
発行:宮森敬子
サイズ:A4変型判
ページ数:222ページ
言語:日本語版、英語版あり
*予約受付中(価格未定、お問合せください)

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●非売品資料(展覧会中に閲覧できます)
樹拓の世界_00001『宮森敬子 樹拓の世界 2017』
発行:2017年
サイズ:A4判
ページ数:8頁の図録

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art_00001『nikkei art 1月号』
1998年
発行:日経BP社/発売:日経BP出版センター
サイズ:A4変型判
ページ数:約 170ページ

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VOCA_00001『VOCA展’97 THE CISION OF CONTEMPORARY ART 1997 現代美術の展望―新しい平面の作家たち』
1997年3月15日~3月30日/上野の森美術館
発売日:1997/03/15
編集:「VOCA展」実行委員会
サイズ:A4変形
ページ数:100ページ

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washi_00001『Washi 季刊和紙 No.14』
出版社:全国手すき和紙連合会
編集、発行:わがみ堂
発行年月日:1996年
判型:B5
ページ数:96ページ

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今立現代美術紙展_00001『今立現代美術紙展’97 作品集』
発行:いまだて芸術館事業協会
発行日:1997年10月5日
企画・編集:IMADATE ART FIERD
編集責任者:宮森昭宏、亀田幸恵
デザイン:ペーパージャック
サイズ:28×25cm
ページ数:92ページ

今立現代美術紙展_00002今立現代美術紙展_00003


DIALOGOS_00001『いばらきバイアニュアル・ディアロゴス1996「現代性の条件」』
会期:1996年2月10日~3月31日
発行年:1996年
編集:渡部誠一
発行:水戸芸術館現代美術センター
執筆:五十殿利治ほか
サイズ:A4判
ページ数:108頁の図録

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DIALOGOS_00003『いばらきバイアニュアル・ディアロゴス1996「現代性の条件」 DOCUMENTATION』
会期:1996年2月10日~3月31日
発行年:1996年
編集:渡部誠一
発行:水戸芸術館現代美術センター
サイズ:A4判
ページ数:32頁の図録

DIALOGOS_00004


筑波大目録_00001『筑波大学芸術学系収集作品目録ー芸術資料委員会管理』
発行日:2005年3月31日
発行者:筑波大学芸術学系芸術資料委員会
編集:斉藤泰嘉、伊藤加奈子、桐原直子、坂田道生、張東花、土屋伸夫、野見山磨紀子、松本聖子
サイズ:A4判
ページ数:56頁の図録

筑波大目録_00002


●本日のお勧め作品は宮森敬子です。
miyamori-11
宮森敬子 Keiko MIYAMORI 
“Shoe Tree –woman-”
2000
木、 和紙、 炭
28.0×16.5×7.5cm
ガラスケース付き
サインあり
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


「宮森敬子展 — Surfaces of Time 集められた時間と空間の表面たち」を開催しています(予約制/WEB展)。
会期=2020年9月25日[金]—10月17日[土]*日・月・祝日休廊
宮森展
宮森敬子は手透きの和紙とチャコールなどの自然の物を使って、ツリーロビング(木の表面の模様を手透きの和紙でで写し取った作品)で自然物や人工物を包み込むもの、あるいは透明樹脂(プラスチック)で自然物や自分の作品を固める作品を制作しています。現在は米ニューヨークにアトリエを構え、日本と行き来しながら、絵画、彫刻、インスタレーションの発表を行なっています。
今回、ときの忘れものの拠点である駒込を自ら歩き、駒込富士神社や東洋文庫ミュージアムにある樹木の拓本を行ないました。本展では、ときの忘れものの建物を使い、それらの拓本を層状に重ねたインスタレーションを行ないます。
会期中、宮森敬子さんと小泉晋弥先生(美術評論家、茨城大学名誉教授)による無観客ギャラリートークを開催し、その様子をYouTubeで公開します。
出品作品34点のデータは9月27日ブログに掲載しました。
予約制にてご来廊いただける日時は、火曜~土曜の平日11:00~19:00となります。
※観覧をご希望の方は前日までにメール、電話にてご予約ください。

●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。