「宮森敬子展 - Surfaces of Time 集められた時間と空間の表面たち」ときの忘れもので開催中の展覧会でトークを録画してきました。そこでは言及できなかった部分を記録しておきます。
 階段の下に落ちている数枚のバラの花びら → 頭上に浮かぶ二つのベッド(上下反転) → そこに敷き詰められた花びら → 天体望遠鏡でベッドをのぞく → タイプでROSEと打ち込む → 前を歩くと揺れる表面をもつドローイング → 宙づりの鳥小屋 → 天窓の下の屋根のない鳥カゴ
 建築の空間とうまく溶け合って、全体が強い上昇のイメージで満たされています。
 ここにはない過去とこれからの未来をつらぬく魂の実在を強く感じさせる優れたインスタレーションです。作者の体験だけでなく、見るものの過去を思いっきり引きずり出してくれます。

(20200926/小泉晋弥さんのfacebookより)

コロナウイルス禍のもと、ときの忘れものは当面の間、予約制にさせていただいています。それに伴い制作した、WEB展覧会動画(YouTube)をご紹介します。
制作は塩野哲也さんです。
最初は試行錯誤の連続でしたが、今回(宮森敬子展)はドローンまで投入、ドラマチックな構成となりました。どうぞお楽しみください。

◆「宮森敬子展 — Surfaces of Time 集められた時間と空間の表面たち
宮森敬子展ときの忘れもの初の大規模インスタレーションをお楽しみください。
後日、作家による無観客ギャラリートーク動画も掲載します。
宮森敬子展 — Surfaces of Time 集められた時間と空間の表面たち(予約制/WEB展)


宮森敬子“Imagine - Here and There”宮森敬子 Keiko MIYAMORI
“Imagine - Here and There”


◆「ジョナス・メカス展
ジョナス・メカス展展示風景の紹介動画の他、メカス日本日記の会の木下哲夫さん(翻訳家)にメカスさんとの交流の日々を語っていただきました。
ジョナス・メカス展 Jonas MEKAS Exhibition (予約制/WEB展)

メカス日本日記の会・木下哲夫さん 特別インタビュー〈ジョナス・メカスとの40年〉


ジョナス・メカス“Bruce Conner, 1972”ジョナス・メカス Jonas MEKAS
"Bruce Conner, 1972"
1972年 (2013年プリント)
アーカイバルインクジェットプリント
イメージサイズ:34.0×23.2cm
シートサイズ :39.8×29.1cm
Ed.7
サインあり


◆「開廊25周年 第1回ときの忘れものエディション展―建築家たち
建築家たち展DMYouTube(映像は4本あります)でご覧いただけます。
戸田 穣先生(昭和女子大学・環境デザイン学部環境デザイン学科 専任講師)と植田 実先生に「建築家のドローイング」についてお話しいただきました。戸田穣先生のインタビュー 完全版(約30分)を8月18日(火)までの期間限定で公開しています。
開廊25周年 第1回ときの忘れものエディション展―建築家たち(予約制/WEB展)

開廊25周年 エディション展 建築史家・戸田穣先生インタビュー

開廊25周年 エディション展 建築評論家・植田 実先生 特別インタビュー (聞き手:建築史家・戸田 穣先生)


安藤忠雄《光の教会》安藤忠雄 ANDO Tadao
《光の教会》
1998年
シルクスクリーン
イメージサイズ:28.6×75.2cm
シートサイズ:60.0×90.0cm
Ed.35
サインあり


「生誕100年 駒井哲郎展 Part1 若き日の作家とパトロン」
駒井哲郎展DM
YouTubeでご覧になれます。
栗田秀法さんの特別寄稿もあわせてお読みください。
生誕100年 駒井哲郎展 Part.1 若き日の作家とパトロン(Web展/アポイントメント制)


駒井哲郎《時間の玩具》駒井哲郎 KOMAI Tetsuro
《時間の玩具》
1970年
アクアチント(カラー)
イメージサイズ:38.5×23.0cm
シートサイズ:49.0×32.3cm
Ed.30
サインあり


◆「没後60年 第29回瑛九展
瑛九展DM
第一部第二部をYouTubeでご覧になれます。
特別寄稿・大谷省吾さんの「ウェブ上で見る瑛九晩年の点描作品」も併せてお読みください。
今まで研究者やコレクターの皆さんが執筆して下さったエッセイや、瑛九情報は2020年5月18日のブログ「81日間<瑛九情報!>総目次(増補再録)」にまとめて紹介しています。
没後60年 第29回瑛九展(Web展/アポイントメント制)Part 1

没後60年 第29回瑛九展(Web展/アポイントメント制)Part 2


瑛九《貝》瑛九 Q Ei
《貝》
1956年 
キャンバスに油彩 
45.5×38.0cm(F8号)
※山田光春「瑛九油絵作品写真集」No.278
※レゾネNo.305

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「宮森敬子展 — Surfaces of Time 集められた時間と空間の表面たち」を開催しています(予約制/WEB展)。
会期=2020年9月25日[金]—10月17日[土]*日・月・祝日休廊
宮森展
宮森敬子は手透きの和紙とチャコールなどの自然の物を使って、ツリーロビング(木の表面の模様を手透きの和紙でで写し取った作品)で自然物や人工物を包み込むもの、あるいは透明樹脂(プラスチック)で自然物や自分の作品を固める作品を制作しています。現在は米ニューヨークにアトリエを構え、日本と行き来しながら、絵画、彫刻、インスタレーションの発表を行なっています。
今回、ときの忘れものの拠点である駒込を自ら歩き、駒込富士神社や東洋文庫ミュージアムにある樹木の拓本を行ないました。本展では、ときの忘れものの建物を使い、それらの拓本を層状に重ねたインスタレーションを行ないます。
会期中、宮森敬子さんと小泉晋弥先生(美術評論家、茨城大学名誉教授)による無観客ギャラリートークを開催し、その様子をYouTubeで公開します。
出品作品34点のデータは9月27日ブログに掲載しました。
予約制にてご来廊いただける日時は、火曜~土曜の平日11:00~19:00となります。
※観覧をご希望の方は前日までにメール、電話にてご予約ください。

●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。