


ヴォーリズ設計の旧パーミリー邸に使われていたクリスタルのドアノブ
ときの忘れものがクラウドファンディングで支援した『廃墟となったヴォーリズ建築「旧パーミリー邸」を集える場に復活させる!』のプロジェクト主催者の田中 涼(十人十家)さんからお手紙とクリスタルのドアノブが届きました。

思いを引き継ぐ旧パーミリー邸と共に
【ヴォーリズ建築って?】
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
(William Merrell Vories)
1880年、アメリカ合衆国に生まれ、
24歳で滋賀県立商業学校の英語教師として来日。
その後、近江八幡に定住し、日本の気候風土や生活に合わせた機能的かつ豊かなデザインと人が和む空間を有した建築を多く生み出した。
代表建築物としては、アニメ「けいおん」の私立桜が丘女子高等学校の
モデルとなった滋賀県の旧豊郷小学校や、
兵庫県の関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス等、
手がけた建築物は住宅から学校、教会、デパートメントやホテル、オフィスまで幅広く、
その数は戦前だけで1500件を数えました。
建築家でありながら、キリスト教の伝道や社会事業を展開し、ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)を創立。
メンソレータム(現メンターム)を広く日本に普及させた実業家でもあり、
1941年に日本国籍を取得し、1958年に近江八幡市名誉市民第1号に選ばれました。
(田中涼さんのHPからの再録、引用)
【ヴォーリズ建築って?】
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
(William Merrell Vories)
1880年、アメリカ合衆国に生まれ、
24歳で滋賀県立商業学校の英語教師として来日。
その後、近江八幡に定住し、日本の気候風土や生活に合わせた機能的かつ豊かなデザインと人が和む空間を有した建築を多く生み出した。
代表建築物としては、アニメ「けいおん」の私立桜が丘女子高等学校の
モデルとなった滋賀県の旧豊郷小学校や、
兵庫県の関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス等、
手がけた建築物は住宅から学校、教会、デパートメントやホテル、オフィスまで幅広く、
その数は戦前だけで1500件を数えました。
建築家でありながら、キリスト教の伝道や社会事業を展開し、ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)を創立。
メンソレータム(現メンターム)を広く日本に普及させた実業家でもあり、
1941年に日本国籍を取得し、1958年に近江八幡市名誉市民第1号に選ばれました。
(田中涼さんのHPからの再録、引用)
旧パーミリー邸外観(田中涼さんのHPより)<初めまして、建築デザイナーをしている田中涼です。
昭和59年6月、長男として生まれ、建築専門学校を卒業後、大学へ。
卒業してからは建築に携わる仕事を滋賀で14年。
店舗デザイン、住宅設計を含め100件を超えるプロジェクトを参画。
そんな中、漸く隣町である近江八幡市で憧れのヴォーリズ建築である『パーミリー邸』との巡り合い。。。
前の持ち主の方が『改修後に一般公開してコミュニティーの場として開放したい』という思いの中、
実現する事なく急逝されました。。。
ご遺族から『建替えでなく、修繕して残していってくれる方へ』という思いで引き継ぎ手を募集され、私どもが2019年物件購入🏠
リフォーム後には建物を公開させて頂く等、次の世代に。。。
急逝された前の持ち主の思いと共にこの建物を引き継いでいきたいと願っております。
ここで暮らした人たちの刻んだ歴史と思いと共に、
この建物を一つの痕跡として残していきたい・・・
そんな思いで今回のプロジェクトを立ち上げました。
以上が「ヴォーリズ建築 パーミリー邸」の全貌です。
ぜひ皆様のご支援、お力添えどうぞお願い申し上げます
契約以後から今に至るまでをBLOGにUPさせて頂きます。
是非フォロー、応援、コメントお願い致します✨
「不動産」を『感動産』に!>
Blog by 田中 涼【concept is 十人十家】
■田中 涼(たなかりょう)
●田中涼さんにご許可をいただき、旧パーミリー邸の魅力をホームページより転載させていただきます。
<ヴォーリズのこだわりのひとつに「ドアノブ」があります。各部屋のドアには天然の水晶やクリスタルガラスを用いたドアノブが取り付けられております。このドアノブには紫色と無色透明の二種類あり、パブリックスペースや応接間などは紫色、プライベートスペースの場合は透明になっていて色で判別出来る様になっています。これらのドアノブは日本では手に入らず、ヴォーリズが自らアメリカから輸入したとの事です。>
1階リビング<滋賀県ならではの近江八景の欄間、天井には網代を取り入れ和洋折衷のデザインにさせて頂きました。暖炉や建物は当時のまま残して、天井が低かったため、躯体の梁を見せて天井を少しだけUP
約4mの一枚板、迫力あります✨>
階段からの日差し<大きな窓からの光が1階廊下に届き、
良い感じです。>
寝室1<客間だったところは両親の寝室に。
このシャンデリア、光がとても綺麗で良かった✨>
寝室2<2階の寝室はグレーの床にピンクの壁紙を採用。天井にはプロジェクター用のクロスを貼って頂きました。寝込んで映画が見れます🎥😀建具は当時のままです>
1階キッチン<1階のキッチンは既製品の天板を切って幅を広げてみました✨
窓は透明にしたのでモミジが楽しめます🍁>
そのほかの部屋の様子や改修過程は田中涼さんのホームページをご覧ください。
そしていよいよ『Vories Cafe & Art Lab 十人十家』が2021年6月21日プレオープンしました(※まずはBar営業から始まります)。
定 休 日:不定休
営業時間:17:00~22:00 ※カフェ営業は現在準備中
住 所:滋賀県近江八幡市土田町819-7
電 話:080-9290-5278
*画廊亭主敬白
ここ数年、クラウドファンディングによる資金調達がさかんです。
見知らぬ人に向けて、やりたいこと、実現したい夢をアピールする。ネット時代だからこそのことですね。若い頃、たくさんの人たちに応援してもらった(今もそうですが)ことを思い出しながら、面白そうな企画に参加しています。応援が目的で「見返り」なんか期待していないので、なるべく相手が負担にならないようなコースを選び、文字通り「貧者の一灯」をささげています。
「廃墟となったヴォーリズ建築『旧パーミリー邸』を集える場に復活させる!」
「国際芸術祭 東京ビエンナーレ」
「日本近代建築に影響を及ぼした、アントニン・レーモンドの書籍を日本で出版したい!」
「熱海路地裏の古書店【ひみつの本屋】から、熱海に本のある風景をつくりたい !!」
「日本を代表する現代アーティスト、伊藤公象集大成となる作品集制作へ」
「今年で55年を迎える美術ペンを継続させたい!」
「喫茶野ざらし」
「現代日本最高の詩人吉増剛造がNYへ、米国前衛映画界の父・詩人の故ジョナス・メカスを悼む映画」
上記は参加したクラウドファンディングのいくつかですが(記憶にあるものだけ)、目標に達せずキャンセルになったもの、目標に達したがその後なんの音信もないもの(涙)、凄いのは画廊の案内状を送ったら「展覧会の案内をもらったが、どういう関係で送ってきたのか」と電話でお叱りを受けたり(笑)、いろいろです。
今回のように、主宰者から手書きのお礼状が届いたのは初めてで、見返りは期待していないとはいえ、ちょっと嬉しいですね。
近江八幡は大昔、とてもお世話になった顧客のいたところですが、機会があればぜひ訪ねてみたい。そのときは「建築を訪ねて」でご報告しましょう。
●本日のお勧め作品は安藤忠雄です。
安藤忠雄 Tadao ANDO「宇都宮プロジェクト I」
1998年
シルクスクリーン
イメージサイズ:34.5×71.0cm
シートサイズ:60.0×90.0cm
A版:Ed.10
B版:Ed.35
サインあり
*安藤忠雄、初の大型版画集「安藤忠雄版画集 1998」の10点中の1点。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会(Web展)を開催し、美術書の編集事務所としても活動しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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