◆「夏休み こども図書室 熊谷守一・五味太郎の絵本と版画」展(予約制)
会期:2021年7月30日(金)~8月14日(土)

ときの忘れものでは子どもから大人まで楽しめる夏休み企画を開催します。
熊谷守一と五味太郎の版画作品27点と、絵本30冊をご用意しています。
お子様の夏休みに是非ご家族でご来廊ください。

オークションで目玉が飛び出るほどの価格で落札される人気画家・熊谷守一さんの美術館を訪ねました。
住宅街にごく自然に現れる豊島区立熊谷守一美術館は、熊谷守一さんが生前暮らしていた家の跡地に次女の熊谷榧さん(館長)が私設の熊谷守一美術館を開館し、現在は豊島区の美術館となっています。
熊谷守一作品の展示室は1階と2階にあり、3階はギャラリーになっています。
1階と2階の展示室には、今回「夏休み こども図書室 熊谷守一・五味太郎の絵本と版画展」に出品するシルクスクリーンの原画がいくつか展示されてあり、思わず嬉しくなりました。
多くが4号サイズですが、はっきりとした赤い線と原色に近い色でモチーフが描かれており、50年以上経っていますが、とても生き生きとした作品でした。単純そうに見えるけれど、どの絵も構図がばっちり決まっておりとても印象的な絵です。
書も多数展示されており、私は長年書道をしていたので、その情趣のある書に感激しました。
熊谷榧さんによる解説が所々にあり、この被写体はどこどこにあったモリ(=熊谷守一さんの愛称)が一番好きな植木だとか、誰かがもってきた貯金箱でモリが気に入って描いたものだとか、温かみのあるエピソードが多数ありました。
3階のギャラリーでは、現在「守一最後の十日間展」が開催中です。熊谷榧さんが、父・熊谷守一さんが亡くなる前後に描いた絵や、熊谷守一さんの写真が展示されています。「俺が死んでもくよくよするなよ」という父の言葉が、亡くなってすぐに絵を描く原動力になったそうです。
映画「モリのいる場所」で熊谷守一さんの浮世離れした人となりや、生き方、制作の様子を予習していたので(生前の熊谷守一さんを知っている方は、あれは喜劇だという方もいらっしゃいますが)、熊谷守一の世界にどっぷりつかりながら楽しく拝見しました。皆様も是非訪ねてみてください。
「熊谷守一の版画」
熊谷守一は76歳の時に脳卒中で倒れて以来、遠出が難しくなり、身近な植物、昆虫、猫を主題にすることが多くなっていきます。熊谷ときいて思い浮かぶ「明るい色調」や「赤い輪郭線」といった特徴的な作風は晩年のものです。今回の展示では、熊谷守一が生前に制作した版画と、没後にご遺族の監修により制作された版画、合わせて15点を展示します。
1)熊谷守一「椿」
1973年-74年
シルクスクリーン(刷り:シムカプリントアーチスツ)
イメージサイズ:44.5×32.5cm
Ed.100
自筆サインあり
2)熊谷守一《桜》
※原作1964年作
1998年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:33.0×24.1cm
シートサイズ:43.0×32.1cm
版上サインあり、印あり。
この作品の原画は1964年のパリの個展に出品された作品です。
3)熊谷守一《仔猫》
※原作1952年作
2011年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:23.6×33.0cm
シートサイズ:32.2×41.9cm
Ed.80
印あり
4)熊谷守一
《揚羽蝶に百日草》
※原作1971年作
2011年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:33.0×24.0cm
シートサイズ:41.9×32.2cm
Ed.80
印あり
5)熊谷守一《豆に蟻》
※原作1958年作
2011年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:23.9×32.9cm
シートサイズ:32.2×41.9cm
Ed.80
印あり
6)熊谷守一《茄子と仔猫》
※原作1961年作
2018年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:23.7×32.8cm
シートサイズ:32.2×41.9cm
Ed.80
印あり
熊谷守一「化粧」
1972年
シルクスクリーン(刷り:シムカプリントアーチスツ)
イメージサイズ:45.0×35.0cm
Ed.70
自筆サインあり
熊谷守一《夕暮れ》
※原作1970年作
1992年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:24.1×33.2cm
シートサイズ:36.5×45.0cm
Ed.80
版上サインあり、印あり
この作品の原画は最晩年に描かれ、自分の自画像とも言っていていた作品で、亡くなるまでアトリエに掛けられていた作品だそうです。
熊谷守一《冬の海》
2002年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:23.9×33.2cm
シートサイズ:32.0×43.0cm
印あり。
この作品の原画は外房州の太海を描いた作品です。
熊谷守一《かえる》
1999年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:14.2×19.5cm
シートサイズ:21.0×29.7cm
印あり
熊谷守一《あり》
1999年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:14.1×24.2cm
シートサイズ:21.0×29.7cm
版上サインあり、印あり
熊谷守一《からす》
1999年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:14.2×19.4cm
シートサイズ:21.0×29.7cm
印あり
熊谷守一《夜の月》
※原作1961年作
2019年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:33.0×23.8cm
シートサイズ:42.0×32.2cm
Ed.80
印あり
熊谷守一《赤蜻蛉》
※原作1961年作
2018年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:32.9×23.6cm
シートサイズ:42.0×32.1cm
Ed.80
印あり
熊谷守一《富士山》
※原作1956年作
2013年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:23.7×33.0cm
シートサイズ:32.2×42.0cm
Ed.80
印あり
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「五味太郎の版画」
五味太郎は絵本作家として時代を超えて子どもから大人まで多くの人々に愛され続けていますが、今回は版画12点と30冊ほどの絵本をご用意しています。ふくろうやきりん、うさぎなどかわいらしい動物がポップな色彩で描かれている版画作品は、絵本とはまた違った魅力を持っています。
五味太郎
《くまさん まっている》
1993年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 40×40cm
Ed.200
サインあり
五味太郎
《ライオンくん おもいだしている》
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ:40.0×40.0cm
Ed.200
サインあり
《てんとうむし》
2001年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 25×25cm
Ed.300
サインあり
五味太郎
《ことりさん》
2002年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 26×26cm
Ed.300
サインあり
《くまさん》
2002年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 26×26cm
Ed.300
サインあり
五味太郎
《うさぎさん》
2002年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 26×26cm
Ed.300
サインあり
五味太郎
《おひさま1》
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 24.0×20.0cm
Ed.50
サインあり
《夜・ふくろうさん》
2001年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 24×24cm
Ed.300
サインあり
五味太郎
《ふくろう なぞをときなさい》
1993年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 24×24cm
Ed.300
サインあり
五味太郎
《きりん》
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 30×30cm
サインあり
五味太郎
《らいおん》
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 30×30cm
サインあり
五味太郎
《にわとり》
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 30×30cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものが熊谷守一、五味太郎の作品を本格的に扱うのは今回が初めてです。お求めやすい価格設定にしましたので、お気軽にお問合せください。
二人の代表的な版画と、多数の絵本、そして冷たいお茶を用意してお待ちしています。
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会(Web展)を開催し、美術書の編集事務所としても活動しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
会期:2021年7月30日(金)~8月14日(土)

ときの忘れものでは子どもから大人まで楽しめる夏休み企画を開催します。
熊谷守一と五味太郎の版画作品27点と、絵本30冊をご用意しています。
お子様の夏休みに是非ご家族でご来廊ください。

オークションで目玉が飛び出るほどの価格で落札される人気画家・熊谷守一さんの美術館を訪ねました。
住宅街にごく自然に現れる豊島区立熊谷守一美術館は、熊谷守一さんが生前暮らしていた家の跡地に次女の熊谷榧さん(館長)が私設の熊谷守一美術館を開館し、現在は豊島区の美術館となっています。熊谷守一作品の展示室は1階と2階にあり、3階はギャラリーになっています。
1階と2階の展示室には、今回「夏休み こども図書室 熊谷守一・五味太郎の絵本と版画展」に出品するシルクスクリーンの原画がいくつか展示されてあり、思わず嬉しくなりました。
多くが4号サイズですが、はっきりとした赤い線と原色に近い色でモチーフが描かれており、50年以上経っていますが、とても生き生きとした作品でした。単純そうに見えるけれど、どの絵も構図がばっちり決まっておりとても印象的な絵です。
書も多数展示されており、私は長年書道をしていたので、その情趣のある書に感激しました。
熊谷榧さんによる解説が所々にあり、この被写体はどこどこにあったモリ(=熊谷守一さんの愛称)が一番好きな植木だとか、誰かがもってきた貯金箱でモリが気に入って描いたものだとか、温かみのあるエピソードが多数ありました。
3階のギャラリーでは、現在「守一最後の十日間展」が開催中です。熊谷榧さんが、父・熊谷守一さんが亡くなる前後に描いた絵や、熊谷守一さんの写真が展示されています。「俺が死んでもくよくよするなよ」という父の言葉が、亡くなってすぐに絵を描く原動力になったそうです。映画「モリのいる場所」で熊谷守一さんの浮世離れした人となりや、生き方、制作の様子を予習していたので(生前の熊谷守一さんを知っている方は、あれは喜劇だという方もいらっしゃいますが)、熊谷守一の世界にどっぷりつかりながら楽しく拝見しました。皆様も是非訪ねてみてください。
「熊谷守一の版画」
熊谷守一は76歳の時に脳卒中で倒れて以来、遠出が難しくなり、身近な植物、昆虫、猫を主題にすることが多くなっていきます。熊谷ときいて思い浮かぶ「明るい色調」や「赤い輪郭線」といった特徴的な作風は晩年のものです。今回の展示では、熊谷守一が生前に制作した版画と、没後にご遺族の監修により制作された版画、合わせて15点を展示します。
1)熊谷守一「椿」1973年-74年
シルクスクリーン(刷り:シムカプリントアーチスツ)
イメージサイズ:44.5×32.5cm
Ed.100
自筆サインあり
2)熊谷守一《桜》※原作1964年作
1998年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:33.0×24.1cm
シートサイズ:43.0×32.1cm
版上サインあり、印あり。
この作品の原画は1964年のパリの個展に出品された作品です。
3)熊谷守一《仔猫》※原作1952年作
2011年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:23.6×33.0cm
シートサイズ:32.2×41.9cm
Ed.80
印あり
4)熊谷守一《揚羽蝶に百日草》
※原作1971年作
2011年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:33.0×24.0cm
シートサイズ:41.9×32.2cm
Ed.80
印あり
5)熊谷守一《豆に蟻》※原作1958年作
2011年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:23.9×32.9cm
シートサイズ:32.2×41.9cm
Ed.80
印あり
6)熊谷守一《茄子と仔猫》※原作1961年作
2018年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:23.7×32.8cm
シートサイズ:32.2×41.9cm
Ed.80
印あり
熊谷守一「化粧」1972年
シルクスクリーン(刷り:シムカプリントアーチスツ)
イメージサイズ:45.0×35.0cm
Ed.70
自筆サインあり
熊谷守一《夕暮れ》※原作1970年作
1992年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:24.1×33.2cm
シートサイズ:36.5×45.0cm
Ed.80
版上サインあり、印あり
この作品の原画は最晩年に描かれ、自分の自画像とも言っていていた作品で、亡くなるまでアトリエに掛けられていた作品だそうです。
熊谷守一《冬の海》2002年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:23.9×33.2cm
シートサイズ:32.0×43.0cm
印あり。
この作品の原画は外房州の太海を描いた作品です。
熊谷守一《かえる》1999年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:14.2×19.5cm
シートサイズ:21.0×29.7cm
印あり
熊谷守一《あり》1999年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:14.1×24.2cm
シートサイズ:21.0×29.7cm
版上サインあり、印あり
熊谷守一《からす》1999年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:14.2×19.4cm
シートサイズ:21.0×29.7cm
印あり
熊谷守一《夜の月》※原作1961年作
2019年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:33.0×23.8cm
シートサイズ:42.0×32.2cm
Ed.80
印あり
熊谷守一《赤蜻蛉》※原作1961年作
2018年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:32.9×23.6cm
シートサイズ:42.0×32.1cm
Ed.80
印あり
熊谷守一《富士山》※原作1956年作
2013年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:23.7×33.0cm
シートサイズ:32.2×42.0cm
Ed.80
印あり
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「五味太郎の版画」
五味太郎は絵本作家として時代を超えて子どもから大人まで多くの人々に愛され続けていますが、今回は版画12点と30冊ほどの絵本をご用意しています。ふくろうやきりん、うさぎなどかわいらしい動物がポップな色彩で描かれている版画作品は、絵本とはまた違った魅力を持っています。
五味太郎《くまさん まっている》
1993年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 40×40cm
Ed.200
サインあり
五味太郎《ライオンくん おもいだしている》
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ:40.0×40.0cm
Ed.200
サインあり
《てんとうむし》2001年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 25×25cm
Ed.300
サインあり
五味太郎《ことりさん》
2002年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 26×26cm
Ed.300
サインあり
《くまさん》2002年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 26×26cm
Ed.300
サインあり
五味太郎《うさぎさん》
2002年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 26×26cm
Ed.300
サインあり
五味太郎《おひさま1》
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 24.0×20.0cm
Ed.50
サインあり
《夜・ふくろうさん》2001年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 24×24cm
Ed.300
サインあり
五味太郎《ふくろう なぞをときなさい》
1993年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 24×24cm
Ed.300
サインあり
五味太郎《きりん》
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 30×30cm
サインあり
五味太郎《らいおん》
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 30×30cm
サインあり
五味太郎《にわとり》
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
シートサイズ: 30×30cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものが熊谷守一、五味太郎の作品を本格的に扱うのは今回が初めてです。お求めやすい価格設定にしましたので、お気軽にお問合せください。
二人の代表的な版画と、多数の絵本、そして冷たいお茶を用意してお待ちしています。
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会(Web展)を開催し、美術書の編集事務所としても活動しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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