「杉山幸一郎展 スイスのかたち、日本のかたち」が始まりました。
コロナ禍でスイス在住の作家の帰国の目途がたたず幾度も会期が変更となりましたが、ようやく開催にこぎつけました。
初日の昨日は広島から上京された方をはじめ千客万来、赤丸がたくさんついて社長ゴキゲンでした。
万一、帰国が叶わないときのために、動画も準備しました。
来廊が難しい方、ぜひご覧ください。


【杉山幸一郎 ステートメント】
between craftsman and artist
熟練した職人が素材の特性を読み、最も理にかなった形で用途を満たすものを作り出す。そうして生まれ、すでに生活の一部となった身の回りにある物たちがどう作られたのか。そのプロセスに興味があります。
アーティストが自身の作品を通して、目の前に存在しているけれど、なかなか気づくことのできない何かを表現する。それが言葉の壁を超えて共有されているという事実に心を打たれます。
最近、これらの≪あいだ≫に僕の目指す建築家像があるような気がしています。

Line & Fill structure - 杉山幸一郎 sugiyama koichiro (オブジェクト紹介)


Line & Fill
建築は何千という数えきれないほどのマテリアル(部材)から成り立っています。
音が連なってメロディができあがるように、単体では意味を成し得ないマテリアルもいくつか集まって組み合わさることで、単なる要素の羅列では達成し得ないような共鳴効果が起こることがあり ます。
建築空間を創り上げるとはつまり、複数のマテリアルを秩序をもって配置し互いに共鳴させることで新しい感覚を創っていくことだと僕は考えています。
Line & Fill - 杉山幸一郎 sugiyama koichiro (ドローイング紹介)


展示風景





















●本日のお勧めは杉山幸一郎です。
sugiyama-window03杉山幸一郎 SUGIYAMA Koichiro
"Window 03"
2020年
ブナ材、真鍮、鉛筆削り
4.0×2.4×11.5cm
Ed.1
サインあり
※展覧会カタログ『スイスのかたち、日本のかたち』p.22掲載
※作品に画像の鉛筆は付属しません。
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

「杉山幸一郎展 スイスのかたち、日本のかたち」を開催しています。
会期=2022年1月20日(木)―1月29日(土) 11:00-19:00 ※会期中無休
出品全作品を1月15日ブログに掲載しました。
展覧会カタログ(テキスト=杉山幸一郎、税込み価格880円、送料250円)。
・アーキテクチャーフォト(architecturephoto.net)に杉山幸一郎展の特別レポートが掲載されました。
・杉山幸一郎のエッセイ総目次と全写真を1月16日ブログに掲載しました。
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スイス・クールに在住する建築家・杉山幸一郎の初個展を開催します。
本展では、建物の表層を抽象化して線や色の面に置き換えて表現しようと試みた水彩ドローイングシリーズ〈Line & Fill〉や、ドローイングを立体化したオブジェクト、また、小さな建築のようで家具としても使える作品群をご覧いただきます。
会期中無休、スイスから帰国した杉山さんは毎日11時~16時まで在廊します。

●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています。WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。