アンディ・ウォーホル展 史上最強!ウォーホルの元祖オタク栗山豊が蒐めたもの

会期=2022年11月4日(金)―11月19日(土) *日・月・祝日は休廊


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2001年2月22日奇しくもウォーホルの命日に路上で倒れ55歳の生涯を終えた栗山豊(1946-2001)は、新宿などで夜の街角に立つ似顔絵かきでした。
栗山は1960年代からアンディ・ウォーホルに関するカタログはもちろん、新聞、雑誌、広告、展覧会の半券、テレビコマーシャル、中には珍しいジャズ喫茶のマッチ箱まで幅広いメディアを網羅してウォーホルに関する情報を蒐集していました。遺された膨大なウォーホル資料は日本におけるウォーホル受容史の貴重な記録であり、1983年に現代版画センターが企画した「アンディ・ウォーホル全国展」はじめ、その後のウォーホル回顧展の重要な基礎資料としても使われています。

本展では、膨大なウォーホルの栗山資料のすべてをはじめて公開します。
現代版画センターが1983年にエディションしたウォーホルのシルクスクリーン〈KIKU〉と、同時に日本で刷られた〈LOVE〉シリーズをはじめ、栃木県大谷石の巨大地下空間でのウォーホル展の記録映像や、ポスターなどをご覧いただきます。日本のメディアがウォーホルをどのように捉えていたのか、この機会に貴重な資料を是非ご覧ください。

アンディ・ウォーホル Andy WARHOL (1928-1987)
8月6日アメリカ・ピッツバーグ生まれ。本名“Andrew Warhola”。49年カーネギー工科大学卒業。52年ニューヨーク・ヒューゴー画廊でドローイングによる初個展。56年友人と約6週間で世界一周旅行、日本にも立ち寄る。62年[ファクトリー]を設立。同年8月5日モンローの死に会い[マリリン]を制作。63年映画の制作を始める。68年ファクトリーで狙撃される。74年10月大丸の大個展のため来日。1987年2月22日、心臓発作で逝去。

栗山豊 KURIYAMA Yutaka (1946-2001)
和歌山県田辺市に生まれる。1965年田辺高校卒業後、東京銀座で似顔絵を描きはじめる。1969年文化学院美術科卒業。1977年アメリカ大陸横断、アンディ・ウォーホルに会う。1977年壁画を描きはじめる(渋谷PARCO他)。1979年東京都知事候補・秋山祐徳太子のポスター作成掲示。1983年アンディ・ウォーホル展カタログ編集(現代版画センター、渋谷PARCO)。1989-1996年世界12都市を歴訪。2001年2月22日、ウォーホルの命日に街で倒れ逝去。

大谷ウォーホル展3
photo: c️ Osamu Murai
1983年に宇都宮市大谷で開催された「巨大地下空間とウォーホル展」の会場写真(撮影:村井修、以下同じ)
巨大地下空間とウォーホル展
会期:1983年7月24日~8月20日
会場:宇都宮市大谷町・屏風岩アートポイント
主催:地下空間とウォーホル展実行委員会(渡辺興平)
協力:屏風岩、現代版画センター、他

大谷ウォーホル展4
photo: c️ Osamu Murai

大谷ウォーホル展2
photo: c️ Osamu Murai

大谷ウォーホル展1
photo: c️ Osamu Murai

森下泰輔さんのエッセイ「ウォーホルと栗山豊の時代」をブログで連載中です。
   第1回「栗山豊という人生」
   第2回「世界最強のウォーホルウォッチャー栗山豊が集めた資料」
   第3回「ウォーホルと栗山豊の時代」11月6日に掲載します。

京都市京セラ美術館で「アンディ・ウォーホル・キョウト/ ANDY WARHOL KYOTO」展が開催されています。
   会期:2022年9月17日~2023年2月12日
   会場:京都市京セラ美術館
   休館日:月(ただし祝日の場合は開館)、 年末年始 
 ウォーホルの故郷であるアメリカ・ピッツバーグにあるアンディ・ウォーホル美術館の所蔵作品のみで構成される日本初の展覧会であり、展示される 約200点+映像15作の展示作品のうち、100点以上が日本初公開作品。京都のみで大規模なアンディ・ウォーホルの個展が開催されるのは初めてで、 関西では約四半世紀ぶりとなる。
ウォーホルは56年の世界旅行中に初めて来日し、京都を訪れたことがあり、本展では、京都とウォーホルの関係を示す貴重なスケッチなども展示される。

「クボテーって誰?——希代のパトロン久保貞次郎と芸術家たち」
     会期:2022年10月15日[土]~10月29日[土] 最終日は17時で閉館します
     会場:ストライプハウスギャラリー
        STRIPED HOUSE GALLERY
        〒106-0032 東京都港区六本木 5-10-33
        Tel:03-3405-8108 / Fax:03-3403-6354
     主催:久保貞次郎の会
連絡先:久保貞次郎の会 kubosadajironokai@gmail.com
出品:靉嘔、泉茂、磯辺行久、内間俊子、瑛九、エメット・ ウィリアム、小田 襄、大浦信行、オノサト・トシノブ、桂 ユキ、北川民次、木村利三郎、草間彌生、島 州一、竹田鎮三郎、野田哲也、ナム・ジュン・パイク、奈良原 一高、細江英公、ヘンリー・ミラー、吉原英雄、
久保貞次郎の会_案内状_表面1280

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