静嘉堂@丸の内 開館記念展I「響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき」(2022/10/1~ 12/18)の内覧会に行ってきました。
静嘉堂は、1892年に岩崎彌之助(1851-1908、岩崎彌太郎の弟、三菱第二代社長)によって創設され、息子の岩崎小彌太(1879-1945、三菱第四代社長)と親子二代によって拡充された東洋古美術品を収蔵しています。
静嘉堂文庫は1892年に岩崎彌之助が神田駿河台の自邸に創設し、1911年には岩崎家の高輪別邸に移転。関東大震災後に世田谷区岡本に移設しました。
生前、岩崎彌之助には丸の内の一角に美術館をつくりたいという夢があり、設計図まで作っていたそうです。130年の時を越えてその夢が実現し、丸の内の明治生命館に静嘉堂文庫美術館が開設しました。
明治生命館ビルは、1934年に岡本信一郎によって設計された代表的な近代洋風建築であり、昭和の建造物としては初めて国の重要文化財に指定されています。

パンフレット表

パンフレット


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明治生命館ビルの北西部分は隣接する明治安田生命ビルと一体化しております。

IMG_2438明治生命館1階に静嘉堂文庫美術館があります。

IMG_2429大理石の柱は梁型の装飾、ブロンズ製のバルコニーの手摺など、往時の姿を保存し活用している2層吹き抜けの空間ホワイエ。

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IMG_2422目を奪われる椀は、12~13世紀の中国陶磁の至宝、茶道具の至宝《曜変天目》。斑紋は建窯の偶然にできたものらしいが、何とも不思議な輝きの椀で、さらに美しく輝かせるために特別な照明付きの彫刻台を製作したそうです。


IMG_2412展示室の中に、昔使用されていたエレベーターがありました。現代のエレベーターに比べると、扉が随分と小さく感じます。時計針式のフロアインジケーターがレトロでいい感じです。

コレクションと建物をみに、是非お出かけください。

◆「第32回瑛九展アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ Art Basel Miami Beach 2022
会期:2022年11月29日(火)~12月3日(土)
AB18_Miami Beach_Pos_RGB_Color会場:
Miami Beach Convention Center
1901 Convention Center Drive, Miami Beach, FL 33139, USA
Google Map
公式サイト: https://www.artbasel.com/miami-beach
出展ギャラリーについてはコチラを参照。
魔方陣11280今年20周年を迎える「Art Basel Miami Beach 2022」は、世界の38の国と地域から283ギャラリーが参加する、過去最大規模のアートフェアです。日本からは3軒が出展、ときの忘れものは2019年に香港で開催された「Art Basel Hong Kong 2019」に続き、「第32回瑛九展」を開催します。
カタログを刊行しました。

【お知らせ】
誠に勝手ながら、11月29日(火)は17時閉廊とさせていただきます。
ご迷惑をお掛けしますが、ご理解とご協力の程宜しくお願い申し上げます。