1月20日から開催する「関根伸夫展 旅する人」には初期の油彩を中心に、ブロンズ、石彫、版画、稀少なサイン入りポスターなどを出品します。詳しくは1月12日ブログをご参照ください。
関根先生は国内外に数多くの彫刻作品を制作、設置されています。10mを超す巨大な作品も少なくありません。
今回は、関根先生の彫刻作品のなかでいちばん小さな彫刻作品を特別頒布します。
1978年、関根先生は単独でヨーロッパ巡回展を企図、四つの美術館での個展を実現しました。
・デュッセルドルフ市立美術館(ドイツ)1978年7月21日~8月25日
・ルイジアナ美術館(デンマーク)1978年9月5日~10月1日
・クルラー・ミュラー美術館(オランダ)1978年10月28日~12月17日
・ヘニー・オンスタード美術館(ノルウェー)1979年1月18日~2月18日
この巡回展を支援するために「関根伸夫後援会」が組織され、集まった後援会費によって『関根伸夫作品集 1968-1978』が刊行されました。
後援会の代表は斎藤義重先生にお願いし、発起人はイエンセン(ルイジアナ美術館館長)、磯崎新(建築家)、北川フラム(近代美術研究会)、久保貞次郎(美術評論家)、東野芳明(美術評論家)、中原佑介(美術評論家)、針生一郎(美術評論家)、藤田八栄子(桜画廊)、山本孝(東京画廊)の皆さん、事務局長を綿貫不二夫(現代版画センター)が務めました。
後援会の会員証は、関根伸夫先生が 「位相―大地」をモチーフにステンレス・レリーフで制作しました。倉庫に眠っていた45年前の貴重な小彫刻と自筆サイン付きの版画を額付きセットで販売いたします。

関根伸夫 オブジェ「位相ー大地(後援会会員証)」
1978年 ステンレス・レリーフ
サイズ:7.0×5.5cm 版上サインあり
手のひらサイズの関根伸夫のいちばん小さな彫刻です。
版画は、以下のA~Dの4種類の中からお選びください。
A 版画《儚月》
関根伸夫
《儚月》
1993
シルクスクリーン
13.0×9.0cm/15.0×10.0cm
サインとタイトル、年記あり
B 版画《無題》
関根伸夫
《無題》
1981
シルクスクリーン
12.3×8.7cm/15.0×10.0cm
サインと年記あり
C 版画《●をのむ》
関根伸夫
《●をのむ》
1991
シルクスクリーン
13.0×9.0cm/15.0×10.0cm
サインとタイトル、年記あり
D 版画《鳥居》
関根伸夫
《鳥居》
1992
シルクスクリーン
13.2×9.0cm/15.0×10.0cm
サインとタイトル、年記あり
ご注文はこちらをクリックしてください
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
■関根伸夫(せきね のぶお) (1942~2019)
1942年埼玉県生まれ。1968年多摩美術大学大学院油絵研究科修了、斎藤義重に師事。1960年代末から70年代に、日本美術界を席捲したアートムーブメント<もの派>の中心的な作家として活動。1968年の第一回須磨離宮公園現代彫刻展受賞作《位相―大地》は戦後日本美術の記念碑的作品と評され、海外でも広く知られている。1970年ヴェニス・ビエンナーレの日本代表に選ばれ、渡欧。《空相》はヴェニス・ビエンナーレの出品後にデンマーク・ルイジアナ美術館の永久所蔵作品(セキネ・コーナー)となる。帰国後、1973年に公共空間を活性化させるアートに関心を移し、(株)環境美術研究所を設立する。1975年現代版画センター企画による全国同時展「島州一・関根伸夫 クロスカントリー7,500km」を機に版画制作に本格的に取り組む。1978年にはルイジアナ美術館(コペンハーゲン)他、ヨーロッパ3国巡回個展を開催する。全国各地で数百に及ぶアートプロジェクトにアーティスト、アートディレクターとして参画。2000年光州ビエンナーレ、2002年釜山ビエンナーレのほか、2001年イギリス・テートモダンギャラリーにて開催の「世紀」展では1969- 1973年の東京を代表する作家として参加。2012年「太陽へのレクイエム:もの派の美術」(Blum & Poe、ロサンゼルス)に参加し、アメリカでも脚光を浴びる。2019年5月ロサンゼルスにて永眠。
*画廊亭主敬白
<阿部勤が2023年1月10日に永眠しました。
ここに謹んで哀悼の意を表します。
葬儀はコロナ禍もあり、近親者のみの家族葬で執り行いました。
なお、誠に勝手ながら香典 弔問 供花などにつきましても辞退申し上げます。
本来であれば早くお伝え申し上げることではありましたが、
事後のお知らせになりました事、何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。
コロナ禍が落ち着き、暖かくなった頃にお別れの会を執り行う予定です。
その際は、改めて当ウェブサイトでお知らせさせていただきます。
(ARTECのホームページより)>
お正月早々、磯崎新先生に続き、阿部勤先生の訃報までとどき、呆然としています。
2017年春、私達がオリンピックの余波で地上げに遭い長年過ごした南青山を去らざるを得なくなり、途方に暮れていたとき、助け船を出してくれたのが阿部先生でした。ご自身が設計された個人住宅をご紹介いただき、思いもかけない展開で駒込に移転してまいりました。
コレクターでもあった阿部先生は展覧会のたびに所沢のご自宅「中心のある家」から駆けつけてくださり、FBに投稿してくださいました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
◆「関根伸夫展―旅する人」
会期:2023年1月20日[金]~2月4日[土] 11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
出品作品の詳細については1月12日ブログをご参照ください。

●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊
関根先生は国内外に数多くの彫刻作品を制作、設置されています。10mを超す巨大な作品も少なくありません。
今回は、関根先生の彫刻作品のなかでいちばん小さな彫刻作品を特別頒布します。
1978年、関根先生は単独でヨーロッパ巡回展を企図、四つの美術館での個展を実現しました。
・デュッセルドルフ市立美術館(ドイツ)1978年7月21日~8月25日
・ルイジアナ美術館(デンマーク)1978年9月5日~10月1日
・クルラー・ミュラー美術館(オランダ)1978年10月28日~12月17日
・ヘニー・オンスタード美術館(ノルウェー)1979年1月18日~2月18日
この巡回展を支援するために「関根伸夫後援会」が組織され、集まった後援会費によって『関根伸夫作品集 1968-1978』が刊行されました。
後援会の代表は斎藤義重先生にお願いし、発起人はイエンセン(ルイジアナ美術館館長)、磯崎新(建築家)、北川フラム(近代美術研究会)、久保貞次郎(美術評論家)、東野芳明(美術評論家)、中原佑介(美術評論家)、針生一郎(美術評論家)、藤田八栄子(桜画廊)、山本孝(東京画廊)の皆さん、事務局長を綿貫不二夫(現代版画センター)が務めました。
後援会の会員証は、関根伸夫先生が 「位相―大地」をモチーフにステンレス・レリーフで制作しました。倉庫に眠っていた45年前の貴重な小彫刻と自筆サイン付きの版画を額付きセットで販売いたします。

関根伸夫 オブジェ「位相ー大地(後援会会員証)」1978年 ステンレス・レリーフ
サイズ:7.0×5.5cm 版上サインあり
手のひらサイズの関根伸夫のいちばん小さな彫刻です。
版画は、以下のA~Dの4種類の中からお選びください。
A 版画《儚月》
関根伸夫《儚月》
1993
シルクスクリーン
13.0×9.0cm/15.0×10.0cm
サインとタイトル、年記あり
B 版画《無題》
関根伸夫《無題》
1981
シルクスクリーン
12.3×8.7cm/15.0×10.0cm
サインと年記あり
C 版画《●をのむ》
関根伸夫《●をのむ》
1991
シルクスクリーン
13.0×9.0cm/15.0×10.0cm
サインとタイトル、年記あり
D 版画《鳥居》
関根伸夫《鳥居》
1992
シルクスクリーン
13.2×9.0cm/15.0×10.0cm
サインとタイトル、年記あり
ご注文はこちらをクリックしてください
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
■関根伸夫(せきね のぶお) (1942~2019)
1942年埼玉県生まれ。1968年多摩美術大学大学院油絵研究科修了、斎藤義重に師事。1960年代末から70年代に、日本美術界を席捲したアートムーブメント<もの派>の中心的な作家として活動。1968年の第一回須磨離宮公園現代彫刻展受賞作《位相―大地》は戦後日本美術の記念碑的作品と評され、海外でも広く知られている。1970年ヴェニス・ビエンナーレの日本代表に選ばれ、渡欧。《空相》はヴェニス・ビエンナーレの出品後にデンマーク・ルイジアナ美術館の永久所蔵作品(セキネ・コーナー)となる。帰国後、1973年に公共空間を活性化させるアートに関心を移し、(株)環境美術研究所を設立する。1975年現代版画センター企画による全国同時展「島州一・関根伸夫 クロスカントリー7,500km」を機に版画制作に本格的に取り組む。1978年にはルイジアナ美術館(コペンハーゲン)他、ヨーロッパ3国巡回個展を開催する。全国各地で数百に及ぶアートプロジェクトにアーティスト、アートディレクターとして参画。2000年光州ビエンナーレ、2002年釜山ビエンナーレのほか、2001年イギリス・テートモダンギャラリーにて開催の「世紀」展では1969- 1973年の東京を代表する作家として参加。2012年「太陽へのレクイエム:もの派の美術」(Blum & Poe、ロサンゼルス)に参加し、アメリカでも脚光を浴びる。2019年5月ロサンゼルスにて永眠。
*画廊亭主敬白
<阿部勤が2023年1月10日に永眠しました。
ここに謹んで哀悼の意を表します。
葬儀はコロナ禍もあり、近親者のみの家族葬で執り行いました。
なお、誠に勝手ながら香典 弔問 供花などにつきましても辞退申し上げます。
本来であれば早くお伝え申し上げることではありましたが、
事後のお知らせになりました事、何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。
コロナ禍が落ち着き、暖かくなった頃にお別れの会を執り行う予定です。
その際は、改めて当ウェブサイトでお知らせさせていただきます。
(ARTECのホームページより)>
お正月早々、磯崎新先生に続き、阿部勤先生の訃報までとどき、呆然としています。
2017年春、私達がオリンピックの余波で地上げに遭い長年過ごした南青山を去らざるを得なくなり、途方に暮れていたとき、助け船を出してくれたのが阿部先生でした。ご自身が設計された個人住宅をご紹介いただき、思いもかけない展開で駒込に移転してまいりました。
コレクターでもあった阿部先生は展覧会のたびに所沢のご自宅「中心のある家」から駆けつけてくださり、FBに投稿してくださいました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
◆「関根伸夫展―旅する人」
会期:2023年1月20日[金]~2月4日[土] 11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
出品作品の詳細については1月12日ブログをご参照ください。

●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊
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