■今週のWATANUKI'S CHOICE/瑛九
031_a瑛九フォト・デッサン出品番号31「題不詳


没後60数年を経て突然現れた瑛九のフォトコラージュとフォトデッサンの大群。
旧蔵者は瑛九の年少の友人だった故・湯浅英夫。1974年に45歳の若さで亡くなられており、そのコレクションはご遺族以外にはまったく知られていませんでした。
2021年秋に宮崎県立美術館で開催された「生誕110年 瑛九展」の折に初めて公開されましたが、急な発掘だったこともあり、展示台のアクリルケースに平置きされただけでカタログも作られておらず、その存在に気付いた方は少ないでしょう。
画廊亭主は宮崎には幾度も伺っていたのですが、まさかこのような重要かつ大量の作品が眠っていたとは夢にも思いませんでした。
副社長・尾立麗子と松下賢太が急遽宮崎に飛び、作品をまとめて入手させていただきました。
昨年11月にはマイアミで開催されたアートフェア「Art Basel Miami Beach 2023」にフォト・コラージュ11点を出展し、大きな反響を得ました。
今回の第33回瑛九展では、フォト・デッサンを中心に油彩、ドローイング、湯浅英夫が撮影した瑛九の肖像写真など約50点を前期と後期の2期に分けてご覧いただきます。

映像制作:WebマガジンColla:J 塩野哲也

本日(日曜)と明日(月曜)は休廊日です。

●展覧会に合わせてカタログを刊行しました。
瑛九展_表紙『第33回瑛九展/湯浅コレクション』図録
発行日:2023年6月2日
発行:有限会社ワタヌキ/ときの忘れもの
図版:40点
写真:15点
執筆:大谷省吾(東京国立近代美術館)、小林美紀(宮崎県立美術館)、工藤香澄(横須賀美術館)
翻訳:小川紀久子、新澤悠(ときの忘れもの)
編集:Curio Editors Studio 
デザイン:柴田卓
体裁:B5判、84頁、日本語・英語併記
価格:2,750円(税込)+送料250円


◆「第33回瑛九展/湯浅コレクション
前期=2023年6月2日(金)~6月17日(土)/後期=6月20日(火)~6月24日(土)
11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
カタログを刊行しました。詳しくは5月20日ブログをお読みください。
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