昨日10月14日から、元倉眞琴先生の遺作展『集まって住む』が開催されています。先生が生前、同名の絵本をつくられていたことはご存じでしょうか。

著名建築家が、子供たちのために書き下ろした絵本シリーズ「くうねるところにすむところ」の一環として2005年に発売された同書籍。「きみはどんな場所に住んでいますか?」「人はなぜ集まって住むのだろう?」。そんな質問を出発点に、香港の九龍城砦、東京の下町、軍艦島、イタリアの山岳都市など、世界のさまざまな街と建築を美しいスケッチとテキストと共にめぐっていきます。

巻末には、鈴木明氏によるエッセイと元倉先生によるあとがきも掲載。質問に対して早急に答えを出すのではなく、ゆっくりと考える時間を与えてくれるこの書籍には、子供はもちろん、大人も夢中になるような魅力がつまっています。
●『集まって住む』
著者:元倉真琴
2005年、インデックス・コミュニケーションズ
サイズ A4判/ページ数 55p/高さ 22X23cm
●『集まって住むー元倉眞琴展』
【開催日時】令和5 年10 月14 日(土)~10 月22 日(日)
【開催場所】建築家会館(大ホール)
東京都渋谷区神宮前2 丁目3-16 本館1階
【主 催】NPO法人建築文化継承機構(JIA―KIT アーカイブス)
【共 催】東京藝術大学 美術学部 / 東北芸術工科大学 デザイン工学部 建築・環境デザイン学科
【お問い合わせ】建築文化継承機構/JIA―KIT事務局(担当:桜井ちるど)
電話03-3356-2575 メールnpokbkk@gmail.com
建築家 元倉眞琴は、空間・建築・都市と広範なフィールドで活動し、多くの作品を発表してきました。彼の建築観や興味は、そこにいる人々の日常の観察に根ざし、それをもとに空間へと具現化していくことにあります。その範囲は戸建ての住宅から始まり、集合住宅や都市の中の建築、そして人々のありかた=「集まって住む」へと展開しています。元倉眞琴らしい細部から人々のアクティビティまでも一貫した端正で楽しい空間が、代表的な作品である熊本県営竜蛇平団地や、山形県の朝日町エコミュージアムコアセンター創遊館などに随所に織り込まれています。
彼は同時に東京藝術大学や東北芸術工科大学での教育者としての一面も持ち合わせています。研究室の学生とともにまちに出て、地域住民へ提案するなどの教育研究活動を行いながら、東京藝術大学ではキャンパス計画についても積極的に取り組んでいました。
このように小さなスケールから大きなスケールまでを実践してきた元倉眞琴の思考と軌跡は、本展覧会の手描きの図面や日常を描いた様々なスケッチを通じて感じることができます。そして、これからの時代の「集まって住む」、ひいては「建築とは何か」という問いかけに対して新ためて考えるきっかけとなれば幸いです。(ウェブサイトより)
ささやかですが、ときの忘れものも本展に協賛しています。
●本日のお勧め作品は、ル・コルビュジエと杉山幸一郎です。

ル・コルビュジエ
《トーテム》
1963年
リトグラフ
シートサイズ:73x80.5cm
版上サイン

杉山幸一郎
≪Line & Fill 80≫
2021年
色鉛筆
29.7×21.0cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白
FB畏るべし、昨日は鉄道の日に合わせて故・佐々木桔梗さんの鉄道関連の限定本3冊を紹介したところ、FBを読んだ方からあっという間にご注文をいただきました。
本の売れない時代、まして半世紀も前の限定本、捨てる神あれば拾う神あり、少し嬉しい一日でした。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。


著名建築家が、子供たちのために書き下ろした絵本シリーズ「くうねるところにすむところ」の一環として2005年に発売された同書籍。「きみはどんな場所に住んでいますか?」「人はなぜ集まって住むのだろう?」。そんな質問を出発点に、香港の九龍城砦、東京の下町、軍艦島、イタリアの山岳都市など、世界のさまざまな街と建築を美しいスケッチとテキストと共にめぐっていきます。

巻末には、鈴木明氏によるエッセイと元倉先生によるあとがきも掲載。質問に対して早急に答えを出すのではなく、ゆっくりと考える時間を与えてくれるこの書籍には、子供はもちろん、大人も夢中になるような魅力がつまっています。
●『集まって住む』
著者:元倉真琴
2005年、インデックス・コミュニケーションズ
サイズ A4判/ページ数 55p/高さ 22X23cm
●『集まって住むー元倉眞琴展』
【開催日時】令和5 年10 月14 日(土)~10 月22 日(日)
【開催場所】建築家会館(大ホール)
東京都渋谷区神宮前2 丁目3-16 本館1階
【主 催】NPO法人建築文化継承機構(JIA―KIT アーカイブス)
【共 催】東京藝術大学 美術学部 / 東北芸術工科大学 デザイン工学部 建築・環境デザイン学科
【お問い合わせ】建築文化継承機構/JIA―KIT事務局(担当:桜井ちるど)
電話03-3356-2575 メールnpokbkk@gmail.com
建築家 元倉眞琴は、空間・建築・都市と広範なフィールドで活動し、多くの作品を発表してきました。彼の建築観や興味は、そこにいる人々の日常の観察に根ざし、それをもとに空間へと具現化していくことにあります。その範囲は戸建ての住宅から始まり、集合住宅や都市の中の建築、そして人々のありかた=「集まって住む」へと展開しています。元倉眞琴らしい細部から人々のアクティビティまでも一貫した端正で楽しい空間が、代表的な作品である熊本県営竜蛇平団地や、山形県の朝日町エコミュージアムコアセンター創遊館などに随所に織り込まれています。
彼は同時に東京藝術大学や東北芸術工科大学での教育者としての一面も持ち合わせています。研究室の学生とともにまちに出て、地域住民へ提案するなどの教育研究活動を行いながら、東京藝術大学ではキャンパス計画についても積極的に取り組んでいました。
このように小さなスケールから大きなスケールまでを実践してきた元倉眞琴の思考と軌跡は、本展覧会の手描きの図面や日常を描いた様々なスケッチを通じて感じることができます。そして、これからの時代の「集まって住む」、ひいては「建築とは何か」という問いかけに対して新ためて考えるきっかけとなれば幸いです。(ウェブサイトより)
ささやかですが、ときの忘れものも本展に協賛しています。
●本日のお勧め作品は、ル・コルビュジエと杉山幸一郎です。

ル・コルビュジエ
《トーテム》
1963年
リトグラフ
シートサイズ:73x80.5cm
版上サイン

杉山幸一郎
≪Line & Fill 80≫
2021年
色鉛筆
29.7×21.0cm
サインあり
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白
FB畏るべし、昨日は鉄道の日に合わせて故・佐々木桔梗さんの鉄道関連の限定本3冊を紹介したところ、FBを読んだ方からあっという間にご注文をいただきました。
本の売れない時代、まして半世紀も前の限定本、捨てる神あれば拾う神あり、少し嬉しい一日でした。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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