◆「倉俣史朗展」
会期=2023年12月8日(金)~23日(土)11:00-19:00 日曜・月曜・祝日休み
会場:ときの忘れもの


ときの忘れものは2017年に青山から駒込に移転しましたが、偶然にも倉俣史朗はこの街で生まれ、近くの昭和小学校を卒業しました。来年生誕90年を迎える倉俣史朗のゆかりの地で「倉俣史朗展」を開催します。
現在エディション進行中のシルクスクリーン作品集『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier』1集2集3集、1979年東京国際版画ビエンナーレ出品の貴重なオリジナル版画《無極Ⅱ》、1983年磯崎新設計の筑波第一ホテルの客室用鏡、1989年パリの個展のために制作した"Cabinet de Curiosite"はじめ、椅子《How High the Moon》、香水瓶やフラワーベース、オブジェ《薔薇の封印》などを展示します。
また、11月18日から世田谷美術館で、倉俣史朗の作品とその人物像に新たな視線を向ける回顧展「倉俣史朗のデザイン ー 記憶のなかの小宇宙」が開催され、2月に富山県美術館、6月に京都国立近代美術館へと巡回します。
2024年度には静岡市美術館で倉俣史朗の静岡での仕事をまとめた小企画アーカイブ展も企画されており、プレ企画として倉俣史朗が手掛けた静岡のバー「COMBLE」でイベントも開催されています。
現在発売中のインテリアとデザインの雑誌『ELLE DECO 12月号』では28ページに及ぶ大特集が組まれているなど、没後32年が経った現在でも倉俣史朗の評価は高まる一方です。
各地で開催される倉俣史朗展に是非お出かけください。

倉俣史朗が、紙と鉛筆とペンとインクで描いたのは形の探求ではなく
その全体から細部まで、すでに克明に見えていたものへの
いのちがけの覚えがきだったにちがいありません。夢からさめた直後に
この世の現実よりも深刻なその現実を、絵にすることの不可能は
絶望によって、だから優しさのみで記録された。ほかに例がありません。
文字どおりの夢のメモとその等価であるデザインの筆致は
交叉し、ひとつに溶けあい、そのはかなさと強さが
見る者を逃れようのない純粋空間に追いつめます。
それにひとり対するには、さみしさが大きくなってくる。
共有できればとの御遺族の願いをも受けて、倉俣史朗の
日常のなかにいつまでも居たいその名残を
覚えがき、すなわち「カイエ」とするにいたりました。
植田実
No.1
Cahier 1
2020年
シルクスクリーン 10点組
37.5×48.0cm
Ed.35(ミス・ブランチのみEd.75)
価格 1,100,000円(税込み)
※単品での販売はいたしません。
No.2
Cahier 2
2020年
シルクスクリーン 10点組
37.5×48.0cm
Ed.35
価格 660,000円(税込み)
※単品での販売はいたしません。
No.3
Cahier 3
2022年
シルクスクリーン
37.5×48.0cm
Ed.35
A版 シルクスクリーン 10点組(25部)価格 440,000円(税込み)
B版 《68.ミス ブランチ(1988)》入り11点組(10部)価格 550,000円(税込み)
※単品での販売はいたしません。
No.4
《無極II》
1979年
平版
イメージサイズ:74.7×103.5cm
シートサイズ: 79.1×109.6cm
Ed.5
No.5
Cabinet de Curiosite
1989年(1989-2023)
アクリル
H190.0×46.0×46.0cm
Ed.40
クラマタデザイン事務所の証明書付
No.6
"Revolving Cabinet"
1970年(後年製造)
金属、アクリル、プラスチック
W25.0×D36.0×H190.0cm
No.7

《インペリアル》(黒)
1981年(後年製造)
キャビネット(木にラッカー塗装)
W35.0×D40.0×H150.0cm
※Memphis Milanoのプレート付き
No.8

"How High the Moon"
1986年(2020年製造)
素材:スチール・エキスバンド・メタル
仕様:ニッケル・サテン・メッキ
W95.5×D82.5×H69.5cm (SH33.0cm)
※クラマタデザイン事務所による復刻証明プレート付
No.9
"Sofa With Arms Black Edition" (黄)
1982年(2019年製造)
金属、ファブリック
W62.0×D92.0×H65.5cm (SH38.0cm)
Ed.33
※座面裏にカッペリーニのシリアルナンバー入りプレート付
No.10
"Sofa With Arms Black Edition" (赤)
1982年(2019年製造)
金属、ファブリック
W62.0×D92.0×H65.5cm (SH38.0cm)
Ed.33
※座面裏にカッペリーニのシリアルナンバー入りプレート付
No.11
"Sealing of rose"(薔薇の封印)
2004年
アクリル
H20.0x20.0x6.0cm
作品底にクラマタデザイン事務所のシール付き
No.12
Floating Feather (白)
c.a.2004
アクリル
H14.0×W9.5×D8.0cm
クラマタデザイン事務所シール付
No.13
Floating Feather (黄)
c.a.2004
アクリル
H14.0×W9.5×D8.0cm
クラマタデザイン事務所シール付
No.14
"Perfume Bottle No. 3"
2008
ボディ:クリスタル、キャップ:アルマイト仕上げ
6.8x5.0x5.0cm
Ed.30
倉俣美恵子夫人サイン入り保証書付き
No.15
Flower Vase #1301(薄いピンク)
1989 (1989-)
アクリル、アルミパイプ カラーアルマイト、ガラス管
H22.0×W8.0×D8.0cm
撮影:桜井ただひさ
No.16
Flower Vase #1301(ブルー)
1989 (1989-)
アクリル、アルミパイプ カラーアルマイト、ガラス管
H22.0×W8.0×D8.0cm
撮影:桜井ただひさ
No.17
Flower Vase #1301(パープル)
1989 (1989-)
アクリル、アルミパイプ カラーアルマイト、ガラス管
H22.0×W8.0×D8.0cm
撮影:桜井ただひさ
No.18
Flower Vase #1302
アクリル、ガラス管
W11.0xD11.0xH21.0cm
撮影:桜井ただひさ
No.19
Flower Vase #1303
1989 (1989-)
アクリル、ガラス管
H26.0×W26.9×D8.0cm
撮影:桜井ただひさ
No.20
《鏡》
1983年
H80.0×W50.0×D5.5cm
*筑波第一ホテル(磯崎新設計)の客室用鏡
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
【書籍のご案内】

倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2
発行:2023年3月
図版:20点
監修:倉俣美恵子、植田実
テキスト:倉俣史朗、植田実、堀江敏幸
翻訳:サム・ベット、勝見美生(ときの忘れもの)
編集:植田実、尾立麗子(ときの忘れもの)
アートディレクション&デザイン:岡本一宣デザイン事務所
印刷:図書印刷株式会社
体裁:25.7×25.7cm、64頁、日本語・英語併記
限定365部
価格 7,700円(税込み)
■倉俣史朗 Kuramata Shiro
1934 年 11 月 29 日、東京・本郷(現・文京区本駒込)の理化学研究所社宅に生まれる。
1941 年 昭和国民小学校入学。第二次世界大戦が始まる。
1943 年 沼津の知人宅に縁故疎開。東京の家が空襲により焼失。
1945 年 8 月 15 日終戦。戦後の住まいは文京区駒込。
1950 年 文京区立第九中学校卒業、都立工芸高等学校入学(1953 年卒業)。
1955 年 桑沢デザイン研究所リビングデザイン科入学 (1956 年卒業)。
1957 年 三愛宣伝課入社(~ 1964 年)。
1965 年 松屋インテリアデザイン室嘱託を経て、クラマタデザイン事務所設立。
1972 年 第 18 回毎日産業デザイン賞受賞。
1981 年 エットレ・ソットサスの誘いで「メンフィス」に参加。第 2 回日本文化デザイン賞受賞。
1990 年 フランス文化省芸術文化勲章受章。
1991 年 2 月 1 日、急性心不全のため逝去(享年56)
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。

建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
会期=2023年12月8日(金)~23日(土)11:00-19:00 日曜・月曜・祝日休み
会場:ときの忘れもの


ときの忘れものは2017年に青山から駒込に移転しましたが、偶然にも倉俣史朗はこの街で生まれ、近くの昭和小学校を卒業しました。来年生誕90年を迎える倉俣史朗のゆかりの地で「倉俣史朗展」を開催します。
現在エディション進行中のシルクスクリーン作品集『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier』1集2集3集、1979年東京国際版画ビエンナーレ出品の貴重なオリジナル版画《無極Ⅱ》、1983年磯崎新設計の筑波第一ホテルの客室用鏡、1989年パリの個展のために制作した"Cabinet de Curiosite"はじめ、椅子《How High the Moon》、香水瓶やフラワーベース、オブジェ《薔薇の封印》などを展示します。
また、11月18日から世田谷美術館で、倉俣史朗の作品とその人物像に新たな視線を向ける回顧展「倉俣史朗のデザイン ー 記憶のなかの小宇宙」が開催され、2月に富山県美術館、6月に京都国立近代美術館へと巡回します。
2024年度には静岡市美術館で倉俣史朗の静岡での仕事をまとめた小企画アーカイブ展も企画されており、プレ企画として倉俣史朗が手掛けた静岡のバー「COMBLE」でイベントも開催されています。
現在発売中のインテリアとデザインの雑誌『ELLE DECO 12月号』では28ページに及ぶ大特集が組まれているなど、没後32年が経った現在でも倉俣史朗の評価は高まる一方です。
各地で開催される倉俣史朗展に是非お出かけください。

倉俣史朗が、紙と鉛筆とペンとインクで描いたのは形の探求ではなく
その全体から細部まで、すでに克明に見えていたものへの
いのちがけの覚えがきだったにちがいありません。夢からさめた直後に
この世の現実よりも深刻なその現実を、絵にすることの不可能は
絶望によって、だから優しさのみで記録された。ほかに例がありません。
文字どおりの夢のメモとその等価であるデザインの筆致は
交叉し、ひとつに溶けあい、そのはかなさと強さが
見る者を逃れようのない純粋空間に追いつめます。
それにひとり対するには、さみしさが大きくなってくる。
共有できればとの御遺族の願いをも受けて、倉俣史朗の
日常のなかにいつまでも居たいその名残を
覚えがき、すなわち「カイエ」とするにいたりました。
植田実
No.1
Cahier 12020年
シルクスクリーン 10点組
37.5×48.0cm
Ed.35(ミス・ブランチのみEd.75)
価格 1,100,000円(税込み)
※単品での販売はいたしません。
No.2
Cahier 22020年
シルクスクリーン 10点組
37.5×48.0cm
Ed.35
価格 660,000円(税込み)
※単品での販売はいたしません。
No.3
Cahier 32022年
シルクスクリーン
37.5×48.0cm
Ed.35
A版 シルクスクリーン 10点組(25部)価格 440,000円(税込み)
B版 《68.ミス ブランチ(1988)》入り11点組(10部)価格 550,000円(税込み)
※単品での販売はいたしません。
No.4
《無極II》1979年
平版
イメージサイズ:74.7×103.5cm
シートサイズ: 79.1×109.6cm
Ed.5
No.5
Cabinet de Curiosite1989年(1989-2023)
アクリル
H190.0×46.0×46.0cm
Ed.40
クラマタデザイン事務所の証明書付
No.6
"Revolving Cabinet"1970年(後年製造)
金属、アクリル、プラスチック
W25.0×D36.0×H190.0cm
No.7

《インペリアル》(黒)
1981年(後年製造)
キャビネット(木にラッカー塗装)
W35.0×D40.0×H150.0cm
※Memphis Milanoのプレート付き
No.8

"How High the Moon"
1986年(2020年製造)
素材:スチール・エキスバンド・メタル
仕様:ニッケル・サテン・メッキ
W95.5×D82.5×H69.5cm (SH33.0cm)
※クラマタデザイン事務所による復刻証明プレート付
No.9
"Sofa With Arms Black Edition" (黄)1982年(2019年製造)
金属、ファブリック
W62.0×D92.0×H65.5cm (SH38.0cm)
Ed.33
※座面裏にカッペリーニのシリアルナンバー入りプレート付
No.10
"Sofa With Arms Black Edition" (赤)1982年(2019年製造)
金属、ファブリック
W62.0×D92.0×H65.5cm (SH38.0cm)
Ed.33
※座面裏にカッペリーニのシリアルナンバー入りプレート付
No.11
"Sealing of rose"(薔薇の封印)2004年
アクリル
H20.0x20.0x6.0cm
作品底にクラマタデザイン事務所のシール付き
No.12
Floating Feather (白)c.a.2004
アクリル
H14.0×W9.5×D8.0cm
クラマタデザイン事務所シール付
No.13
Floating Feather (黄)c.a.2004
アクリル
H14.0×W9.5×D8.0cm
クラマタデザイン事務所シール付
No.14
"Perfume Bottle No. 3"2008
ボディ:クリスタル、キャップ:アルマイト仕上げ
6.8x5.0x5.0cm
Ed.30
倉俣美恵子夫人サイン入り保証書付き
No.15
Flower Vase #1301(薄いピンク)1989 (1989-)
アクリル、アルミパイプ カラーアルマイト、ガラス管
H22.0×W8.0×D8.0cm
撮影:桜井ただひさ
No.16
Flower Vase #1301(ブルー)1989 (1989-)
アクリル、アルミパイプ カラーアルマイト、ガラス管
H22.0×W8.0×D8.0cm
撮影:桜井ただひさ
No.17
Flower Vase #1301(パープル)1989 (1989-)
アクリル、アルミパイプ カラーアルマイト、ガラス管
H22.0×W8.0×D8.0cm
撮影:桜井ただひさ
No.18
Flower Vase #1302アクリル、ガラス管
W11.0xD11.0xH21.0cm
撮影:桜井ただひさ
No.19
Flower Vase #13031989 (1989-)
アクリル、ガラス管
H26.0×W26.9×D8.0cm
撮影:桜井ただひさ
No.20
《鏡》1983年
H80.0×W50.0×D5.5cm
*筑波第一ホテル(磯崎新設計)の客室用鏡
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
【書籍のご案内】

倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2
発行:2023年3月
図版:20点
監修:倉俣美恵子、植田実
テキスト:倉俣史朗、植田実、堀江敏幸
翻訳:サム・ベット、勝見美生(ときの忘れもの)
編集:植田実、尾立麗子(ときの忘れもの)
アートディレクション&デザイン:岡本一宣デザイン事務所
印刷:図書印刷株式会社
体裁:25.7×25.7cm、64頁、日本語・英語併記
限定365部
価格 7,700円(税込み)
■倉俣史朗 Kuramata Shiro
1934 年 11 月 29 日、東京・本郷(現・文京区本駒込)の理化学研究所社宅に生まれる。
1941 年 昭和国民小学校入学。第二次世界大戦が始まる。
1943 年 沼津の知人宅に縁故疎開。東京の家が空襲により焼失。
1945 年 8 月 15 日終戦。戦後の住まいは文京区駒込。
1950 年 文京区立第九中学校卒業、都立工芸高等学校入学(1953 年卒業)。
1955 年 桑沢デザイン研究所リビングデザイン科入学 (1956 年卒業)。
1957 年 三愛宣伝課入社(~ 1964 年)。
1965 年 松屋インテリアデザイン室嘱託を経て、クラマタデザイン事務所設立。
1972 年 第 18 回毎日産業デザイン賞受賞。
1981 年 エットレ・ソットサスの誘いで「メンフィス」に参加。第 2 回日本文化デザイン賞受賞。
1990 年 フランス文化省芸術文化勲章受章。
1991 年 2 月 1 日、急性心不全のため逝去(享年56)
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。

建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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