【2023年にときの忘れものが刊行したカタログ、書籍のご案内】

1)『関根伸夫展―旅する人』カタログ
展覧会会期=2023年1月20日―2月4日
1673588774351図版:22点
執筆:関根伸夫
翻訳:勝見美生(ときの忘れもの)
編集:尾立麗子(ときの忘れもの)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
体裁:25.6×17.1cm、32頁、日本語・英語併記

1970年前後の日本で起こった美術の動向「もの派」を代表する作家・関根伸夫の展覧会カタログ。代表作《位相―大地》(1968年)以前の学生時代に描いた初期油彩を中心に、彫刻、版画、ドローイング、ポスターなど出品作品22点を掲載しています。テキストは現代版画センター機関誌『版画センターニュース第17号』、関根伸夫「<発想>について」(1976年執筆)より再録しています。
税込み価格 880円+送料250円


2)『倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2』
1678858000089発行:2023年3月
図版:20点
監修:倉俣美恵子、植田実
テキスト:倉俣史朗、植田実、堀江敏幸
翻訳:サム・ベット、勝見美生(ときの忘れもの)
編集:植田実、尾立麗子(ときの忘れもの)
アートディレクション&デザイン:岡本一宣デザイン事務所
印刷:図書印刷株式会社
体裁:25.7×25.7cm、64頁、日本語・英語併記、限定365部

ときの忘れものでは2020年から、ご遺族のもとに遺された倉俣史朗のスケッチ・素描をシルクスクリーンに起こし版画集『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier』(全6集を予定)をエディションしています。本書ではその1集、2集の繊細精緻な内容を再現し、フランス文学者の堀江敏幸氏にエッセイ「かぎりなく喪失を所有する薔薇―倉俣史朗展」をご寄稿いただきました。さらに生前、倉俣史朗が使っていた【NOTE BOOK】と【Sketch】の二冊の手帳から、「ことば」と「夢の絵、エスキース」を初めて収録、公開しています。
税込み価格 7,700円+送料1,000円


3)『「第33回瑛九展/湯浅コレクション」カタログ』
展覧会会期=6月2日ー6月24日
1684832903305 (1)図版:40点
写真:15点
執筆:大谷省吾、小林美紀、工藤香澄
翻訳:小川紀久子、新澤悠(ときの忘れもの)
編集:Curio Editors Studio
デザイン:柴田卓
体裁:B5判、84頁、日本語・英語併記

湯浅英夫旧蔵による瑛九のフォト・デッサンと油彩、ドローイングに加え、湯浅英夫が撮影した瑛九の肖像写真を紹介する「第33回瑛九展/湯浅コレクション」展のカタログ。フォト・デッサンの中には、生前アメリカで企画された(結局は実現しなかった)個展のためにいったんはアメリカに渡り、その後日本に戻ってきた作品も含まれています。テキストは東京国立近代美術館副館長の大谷省吾先生による「新発見の瑛九のフォト・コラージュについて」、宮崎県立美術館の小林美紀先生による「10代で「瑛九」と出会った湯浅英夫」、横須賀美術館の工藤香澄先生による「瑛九のフォト・デッサンー湯浅英夫コレクションから」をご寄稿いただきました。
税込み価格 2,750円+送料250円


4)『「瀧口修造と作家たちー清家コレクション展(入札)」カタログ』
展覧会会期=7月7日ー7月15日
1687240373310 (1)図版:26点
執筆:清家克久
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
編集:尾立麗子(ときの忘れもの)
体裁:B5判変形、36頁

清家克久氏のコレクションの中から23作家の26点を選び展示する展覧会カタログ。清家克久氏には当ブログで「瀧口修造を求めて」(全12回)と「瀧口修造と作家たち ―私のコレクションより―」(全14回)を連載いただき、本書は後者の第一回のみを掲載しています。また、23作家の略歴も掲載しています。
税込み価格880円+送料250円


5)『平嶋彰彦 東京ラビリンス 1985~1986/2009~2023』
展覧会会期=11月17日―11月25日
hirashima監修:大竹昭子
執筆:森山大道、大竹昭子、平嶋彰彦
頁数:40頁
図版:35点
編集:尾立麗子(ときの忘れもの)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所

平嶋彰彦先生が2009年~2023年に街歩きで撮影したカラー写真の中から、監修の大竹昭子先生が選出した20点をニュープリントでご覧いただいた「平嶋彰彦写真展―東京ラビリンス/カラー」のカタログ。森山大道先生にご寄稿いただいたほか、平嶋先生と大竹先生の対談や、ときの忘れもので開催した平嶋彰彦展(第一回、第二回)の全出品作品を掲載しています。
税込み価格1,100円+送料250円


+α)『迷走写真館へようこそ 写真を見るとはどんなこと?』
1695705649854執筆:大竹昭子
発行:赤々舎
体裁:H188mm×128mm、168頁

当ブログで2013年から連載をスタートした大竹昭子先生による大人気エッセイ「迷走写真館~一枚の写真に目を凝らす」が、赤々舎から書籍化されました。ときの忘れものウェブサイトでも、著者サイン入りの書籍を販売中です。
税込み価格1,980円+送料250円

ときの忘れものは12月28日まで営業し、
新年は1月5日(金)から営業、最初の企画展は1月12日から「オノサト・トシノブ展」を開催します。
今年も一年、誠にありがとうございました。

●12月29日(金)~2023年1月4日(木)まで冬季休廊いたします。

●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com 
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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