<瀧口修造展|ときの忘れもの
水を得た魚のように瀧口のデカルコマニーは、このギャラリー「ときの忘れもの」の縦に流れる良質な空間に泳ぎ出す。今日は駒込の一隅で贅沢な時間を過ごしたようだ。
帰途は六義園の塀に沿って巣鴨駅まで歩こう🚶‍♀️
(20240416/東京散歩人さんのtwitterより)>

<本駒込『ときの忘れもの』
当ギャラリーで4/5から開催中の「生誕120年 瀧口修造展Ⅴ」で、今回展示された、未公開のデカルコマニーと水彩画を鑑賞。
デカルコマニーの作成過程で対となった作品二点の両方揃った形での展示(図録Ⅴ-56&57、Ⅴ-60&61等)もあり、興味深い。
レアな図録や古本も販売中。
『ときの忘れもの』で、同ギャラリー編集『瀧口修造展Ⅴ』『塩見允枝子+フルクサス』(限定365部番号入り)、慶應義塾大学アート・センター編集『瀧口修造1958ー旅する眼差し』『アート・アーカイヴ資料展XI タケミヤからの招待状』、土渕信彦編集『瀧口修造の光跡Ⅰ「美というもの」』(森岡書店)を入手
(20240406/シーリハム ティップさんのtwitterより)>

<土渕信彦さん解説で瀧口修造講演記録「美というもの」(1962)@ギャラリーときの忘れもの・瀧口修造展拝聴。ドスのきいた声とは程遠い自信なげな口調で生い立ちから語りだす瀧口。この人大丈夫かなと最初思わせるが、最後にきて美とは、人生で何度かある自分の気持ちに触れる大切なことと、美学=感性学の基本を押さえつつ少し感動的な大尾を与える話はうまい。その瀧口の前半生、第一次大戦後に欧州からモダンアート、シュルレアリスム、コミンテルンが雑多に日本に受容される。瀧口が特高に検挙されたのもシュルレアリスムとコミンテルンの関係の取り調べ。瀧口自身はこれらを筋道立てて理解せねばと考えていたようで1930年に『超現実主義絵画』、1938年に『近代芸術』を刊行している。瀧口の基本的スタンスは政治に従属せず、芸術至上主義に走らず、アクチュアルであることだったらしい。戦後は自身も制作。磯崎新の『孵化過程』(1962)を世に送り出したのも瀧口。1993年ホイットニーでのアブジェクトアート展はシュルレアリスムを先行者とする。クリステヴァからきたこの概念を、ラカンを援用しながら主体が象徴界に入り抹消主体となるときにそぎ落としたものであると、ハル・フォスターは説明していた。とりわけブルトンとバタイユ。
https://madhutter.hatenadiary.jp/entries/2007/12/20
(20240406/Tsuyoshi Matsuhataさんのtwitterより)>

<画廊の、ときの忘れものさんで瀧口修造のスケッチブックなどが公開されます。
わたしの手元にもいくつか作品がありますが、それくらい好きな作家ということです。ぜひご覧いただきたいと思います。
(20240405/nekocatさんのtwitterより)>

<今週の新着本つづき。近代出版研究、出久根達郎、ときの忘れもの、瀧口修造、タケミヤ画廊、文芸たかだ 続
(20240408/南陀楼綾繁さんのtwitterより)>

<ずっと来てみたかった"ときの忘れもの"に初訪問🚃板美のシュルレアリスム展つながりで、こちらの瀧口修造展へ(~4/20)
またしても初めて来た者にハードルが高い扉🤣靴を脱いで上がるユニークなギャラリー。スタッフさんの感じが良く安心した小心者🦊取り扱う作品が瑛九や松本竣介など私好みなのです✨
(20240412/おどるきつねさんのtwitterより)>

ご紹介した皆さんのご感想の通り、おかげさまで「生誕120年 瀧口修造展V」は好評です。展覧会というより古本屋さんになった感じです(笑)。板橋区立美術館のシュルレアリスム展は終了しましたが、ときの忘れものの会期は今週末4月20日までですので、どうぞお運びください。
展示風景をご紹介します。


























































































































































作品も書籍も多数ご用意してお待ちしております。この機会にぜひご高覧ください。

生誕120年 瀧口修造展V Part 1
会期:2024年4月5日(金)~4月20日(土)*日・月・祝日休廊
協力:BOOKS青いカバ
*出品作品の詳細、及び各地で開催されるシュルレアリスム関連の展覧会情報については3月25日ブログをお読みください。
瀧口修造展V案内状_表面1200
瀧口修造V_表紙600『瀧口修造展 V』図録
刊行記念価格:2,500円+税
発行:ときの忘れもの
発行日:2024年4月5日
サイズ:21.5x15.2cm、カラー108P、日英併記
図版:瀧口修造作品102点
監修:土渕信彦(瀧口修造研究家)
編集:柴田卓
デザイン:故・北澤敏彦
ときの忘れものでは『瀧口修造展』カタログを4冊刊行しています。各巻の概要は4月4日ブログをお読みください。
4冊セットでお求めの方は刊行記念特別価格として10,000円(税込)+送料600円で販売いたします。

【記念イベント 瀧口修造講演「美というもの」録音再生】
*1962年の富山高校における講演の録音再生と、スライド上映
解説=土渕信彦
日時:2024年4月6日(土)、4月20日(土)ともに満席になりました

【書籍セール シュルレアリスム関連の書籍雑誌100冊を特別頒布】
西脇順三郎、瀧口修造、山中散生、北園克衛らの著作、『VOU』『cendre サンドル』などの雑誌、シュルレアリスム展のカタログなどなど100冊を頒布します。

YouTubeには展示風景をアップしています。


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ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。