先日思わぬことで入院してしまった。
幸い一週間ほどで退院できたのですが、その間、実に久しぶりにテレビを観ました(我が家にはテレビがない)。
少し朦朧としていたので、何の番組か覚えていないのですが、91歳の宇野亞喜良先生(1934年3月13日生まれ)と、もうすぐ88歳を迎える横尾忠則先生( 1936年6月27日生まれ)の対談でした。
お二人ともお元気で、亭主よりはるかに若々しく、ものをつくり続けるアーティストの柔軟な精神と強靭な生命力にはさすがと思いました。

木版を彫る横尾先生

『MODERN PRINTS '85 同時代版画四十年展 INDEX』より(1984年、現代版画センター刊)
横尾忠則先生の版画とポスターをご紹介します。
1)「SELF PORTRAIT」

1973年
シルクスクリーン
イメージサイズ:28.5×21.5cm
シートサイズ:39.4×27.2cm
Ed.980
サインあり
※『横尾忠則の版画』(1990年、株式会社講談社)No.55
2)細江英公・横尾忠則「薔薇刑(三島由紀夫)」

2007年
シルクスクリーン
103.0x72.8cm
Ed.150
シート裏にサインあり(横尾忠則・細江英公の二人のサイン)
3)細江英公・横尾忠則「抱擁(細江英公展)」

2007年
シルクスクリーン
103.0x72.8cm
Ed.120
シート裏にサインあり(横尾忠則・細江英公の二人のサイン)
4)「LA CHAPELLE LAND A」

1996年
シルクスクリーン
94.7×71.8cm
Ed.100
サインあり
5)「タヒチの印象 I-A(耳付)」

1973年
シルクスクリーン(和紙刷り、耳付)
イメージサイズ:85.0×60.5cm
シートサイズ:112.0×72.5cm
Ed.100の内のP.P.(耳付はP.P.及びT.P.の数部のみ、稀少です)
サインあり
※レゾネNo.36(講談社)
6)「タヒチの印象 II-C(耳付)」

1973年
シルクスクリーン(和紙刷り、耳付)
イメージサイズ:85.0×60.5cm
シートサイズ:112.0×72.5cm
Ed.100の内、T.P.(耳付はP.P.及びT.P.の数部のみ、稀少です)
サインあり
※レゾネNo.41(講談社)
7)「ジャングルブック(1)」

1981年
シルクスクリーン
17.0×12.0cm
Ed.1000
サインあり
※レゾネNo.78(講談社)
8)「衝撃のUFO」(ビクター音楽産業)
1978年
オフセット
72.5x51.5
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.78-35(p.169)


※画像をクリックすると拡大します。
9)雑誌の10周年記念に作成されたポスター(発行者:株式会社モリサワ)
1993年
オフセット
102.7x73.0
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.93-9(p.235)
シート左下に「モリサワ MORISAWA & COMPANY LTD. Design: Tadanori Yokoo Operation: Kentaro Ohta This poster is produced as The 10th anniversary of "Tategumi Yokogumi"magazine. Printed in Japan 1993」と記載あり
10)「20th ANNIVERSARY 1998 LAFORET Harajuku」(緑)
1998年
オフセット
146×104cm
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.98-18(p.281)
11)「20th ANNIVERSARY 1998 LAFORET Harajuku」(赤)
1998年
オフセット
146×104cm
12)「HANGA JUNGLE」展ポスター

2017年
オフセット
72.8×51.6cm
※2017年9月9日~12月24日に横尾忠則現代美術館で開催された展覧会ポスター
13)《CLEAR LIGHT FEBRUARY》(東京プランニング)
1974年
オフセット
103.0×68.0cm
裏面にエディションスタンプあり
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.74-38(p.136)
14)《CLEAR LIGHT APRIL》(東京プランニング)
1974年
オフセット
103.0×68.0cm
裏面にエディションスタンプあり
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.74-43(p.137)
15)《CLEAR LIGHT JULY》(東京プランニング)
1974年
オフセット
103.0×68.0cm
裏面にエディションスタンプあり
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.74-40(p.136)
16)《CLEAR LIGHT SEPTEMBER》(東京プランニング)
1974年
オフセット
103.0×68.0cm
裏面にエディションスタンプあり
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.74-42(p.136)
17)《CLEAR LIGHT NOVEMBER》(東京プランニング)
1974年
オフセット
103.0×68.0cm
裏面にエディションスタンプあり
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.74-47(p.137)
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
■横尾忠則 Tadanori Yokoo
1936年兵庫県生まれ。池田満寿夫と並ぶ戦後60年代が生んだ文字通りスーパースターです。幼少のころから絵や文字に興味を持ち、小学校時代には既に《漫画少年》に投稿していた。高校のときに漫画家から挿絵画家へ志望を変え、通信教育を受ける。また、同じころ油絵の制作を始め、絵画展へ応募し、入賞を重ねた。太平洋画会会友に推挙されたが、高校生であるということで断る。高齢の両親のことを思い、美大へ進学せず就職するが半年で解雇される。1956年カットの投稿や公募展への出品などを重ねるうち、神戸新聞宣伝技術研究所の助手として入社、翌年には神戸新聞社事業部関係のポスターを一手に引き受けるようになった。
1959年ナショナル宣伝研究所へ移るが、翌年には念願の日本デザインセンターへ入社、その才能を存分に発揮し、存在が広く知られるようになる。1965年の初個展の会場で三島由紀夫と出会う。1967年寺山修司主宰の天井桟敷に参加、美術を担当する。このころから海外での個展など、その活躍の場が世界的なものになった。グラフィックアーティストとして第一線で活躍を続けていた1980年、ニューヨークで見たピカソ展に衝撃を受け、画家への転向を表明、油彩の制作を本格的に開始する。その後もさまざまなジャンルのアーティストとのコラボレーションを行うなど、いまなおその活動は注目を集める現在稀有な作家である。
画廊では来週から靉嘔展を開催するので、スタッフたちはその準備でてんてこ舞いしています。
靉嘔先生(1931年5月19日生まれ)は、宇野先生、横尾先生より上で先月めでたく 93歳になられました。
●取り扱い作家たちの展覧会情報(5月ー6月)は5月1日ブログに掲載しました。
ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
幸い一週間ほどで退院できたのですが、その間、実に久しぶりにテレビを観ました(我が家にはテレビがない)。
少し朦朧としていたので、何の番組か覚えていないのですが、91歳の宇野亞喜良先生(1934年3月13日生まれ)と、もうすぐ88歳を迎える横尾忠則先生( 1936年6月27日生まれ)の対談でした。
お二人ともお元気で、亭主よりはるかに若々しく、ものをつくり続けるアーティストの柔軟な精神と強靭な生命力にはさすがと思いました。

木版を彫る横尾先生

『MODERN PRINTS '85 同時代版画四十年展 INDEX』より(1984年、現代版画センター刊)
横尾忠則先生の版画とポスターをご紹介します。
1)「SELF PORTRAIT」

1973年
シルクスクリーン
イメージサイズ:28.5×21.5cm
シートサイズ:39.4×27.2cm
Ed.980
サインあり
※『横尾忠則の版画』(1990年、株式会社講談社)No.55
2)細江英公・横尾忠則「薔薇刑(三島由紀夫)」

2007年
シルクスクリーン
103.0x72.8cm
Ed.150
シート裏にサインあり(横尾忠則・細江英公の二人のサイン)
3)細江英公・横尾忠則「抱擁(細江英公展)」

2007年
シルクスクリーン
103.0x72.8cm
Ed.120
シート裏にサインあり(横尾忠則・細江英公の二人のサイン)
4)「LA CHAPELLE LAND A」

1996年
シルクスクリーン
94.7×71.8cm
Ed.100
サインあり
5)「タヒチの印象 I-A(耳付)」

1973年
シルクスクリーン(和紙刷り、耳付)
イメージサイズ:85.0×60.5cm
シートサイズ:112.0×72.5cm
Ed.100の内のP.P.(耳付はP.P.及びT.P.の数部のみ、稀少です)
サインあり
※レゾネNo.36(講談社)
6)「タヒチの印象 II-C(耳付)」

1973年
シルクスクリーン(和紙刷り、耳付)
イメージサイズ:85.0×60.5cm
シートサイズ:112.0×72.5cm
Ed.100の内、T.P.(耳付はP.P.及びT.P.の数部のみ、稀少です)
サインあり
※レゾネNo.41(講談社)
7)「ジャングルブック(1)」

1981年
シルクスクリーン
17.0×12.0cm
Ed.1000
サインあり
※レゾネNo.78(講談社)
8)「衝撃のUFO」(ビクター音楽産業)
1978年オフセット
72.5x51.5
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.78-35(p.169)


※画像をクリックすると拡大します。
9)雑誌の10周年記念に作成されたポスター(発行者:株式会社モリサワ)
1993年オフセット
102.7x73.0
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.93-9(p.235)
シート左下に「モリサワ MORISAWA & COMPANY LTD. Design: Tadanori Yokoo Operation: Kentaro Ohta This poster is produced as The 10th anniversary of "Tategumi Yokogumi"magazine. Printed in Japan 1993」と記載あり
10)「20th ANNIVERSARY 1998 LAFORET Harajuku」(緑)
1998年オフセット
146×104cm
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.98-18(p.281)
11)「20th ANNIVERSARY 1998 LAFORET Harajuku」(赤)
1998年オフセット
146×104cm
12)「HANGA JUNGLE」展ポスター

2017年
オフセット
72.8×51.6cm
※2017年9月9日~12月24日に横尾忠則現代美術館で開催された展覧会ポスター
13)《CLEAR LIGHT FEBRUARY》(東京プランニング)
1974年オフセット
103.0×68.0cm
裏面にエディションスタンプあり
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.74-38(p.136)
14)《CLEAR LIGHT APRIL》(東京プランニング)
1974年オフセット
103.0×68.0cm
裏面にエディションスタンプあり
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.74-43(p.137)
15)《CLEAR LIGHT JULY》(東京プランニング)
1974年オフセット
103.0×68.0cm
裏面にエディションスタンプあり
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.74-40(p.136)
16)《CLEAR LIGHT SEPTEMBER》(東京プランニング)
1974年オフセット
103.0×68.0cm
裏面にエディションスタンプあり
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.74-42(p.136)
17)《CLEAR LIGHT NOVEMBER》(東京プランニング)
1974年オフセット
103.0×68.0cm
裏面にエディションスタンプあり
※『横尾忠則全ポスター』(株式会社国書刊行会 2010年)No.74-47(p.137)
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
■横尾忠則 Tadanori Yokoo
1936年兵庫県生まれ。池田満寿夫と並ぶ戦後60年代が生んだ文字通りスーパースターです。幼少のころから絵や文字に興味を持ち、小学校時代には既に《漫画少年》に投稿していた。高校のときに漫画家から挿絵画家へ志望を変え、通信教育を受ける。また、同じころ油絵の制作を始め、絵画展へ応募し、入賞を重ねた。太平洋画会会友に推挙されたが、高校生であるということで断る。高齢の両親のことを思い、美大へ進学せず就職するが半年で解雇される。1956年カットの投稿や公募展への出品などを重ねるうち、神戸新聞宣伝技術研究所の助手として入社、翌年には神戸新聞社事業部関係のポスターを一手に引き受けるようになった。
1959年ナショナル宣伝研究所へ移るが、翌年には念願の日本デザインセンターへ入社、その才能を存分に発揮し、存在が広く知られるようになる。1965年の初個展の会場で三島由紀夫と出会う。1967年寺山修司主宰の天井桟敷に参加、美術を担当する。このころから海外での個展など、その活躍の場が世界的なものになった。グラフィックアーティストとして第一線で活躍を続けていた1980年、ニューヨークで見たピカソ展に衝撃を受け、画家への転向を表明、油彩の制作を本格的に開始する。その後もさまざまなジャンルのアーティストとのコラボレーションを行うなど、いまなおその活動は注目を集める現在稀有な作家である。
画廊では来週から靉嘔展を開催するので、スタッフたちはその準備でてんてこ舞いしています。
靉嘔先生(1931年5月19日生まれ)は、宇野先生、横尾先生より上で先月めでたく 93歳になられました。
●取り扱い作家たちの展覧会情報(5月ー6月)は5月1日ブログに掲載しました。
ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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