建築家の槇文彦先生が6月6日にお亡くなりになりましたが、訃報を伝えたブログ(槇文彦先生逝く)にはたくさんのアクセスがあり、いまさらながら槇先生の大きな業績とお人柄に感銘をいたしました。
旧人類の画廊亭主はカードはめったに(ほとんど)使わないのですが、先日久しぶりに神田の古本屋街を歩いてちょっとおしゃれなカフェがあったので入りました。ところがこのお店、現金が使えない、すべて(飲み物や書籍)の決済はカードしか使えない。
驚きました。停電になったらどうするんだ!
亭主はいつもお札を財布に入れています。
昔(大昔)は聖徳太子だったけれど、今月から新札(20年ぶり)が出たようですね。
一万円札が「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一、
五千円札が「日本で最初の女子留学生」としてアメリカで学んだ津田梅子、
千円札が破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎、
本日ご紹介するのは、100周年を迎えた「日仏会館 Fondation Maison franco-japonaise」が制作したシルクスクリーンによる講演会ポスターです。
同会館は渋沢栄一と、著名な詩人でもあった当時の駐日フランス大使ポール・クローデル等によって「日仏両国の協力によって相互の文化研究を行い交流を図り、進んでフランス語並びにフランス科学の普及を図る」を目的として、1924年(大正13年)3月7日に設立されました。
文化交流を目的に講演会、展覧会など様々な事業を行ってきました。
1980年ころから、高松次郎、草間彌生はじめ日本の第一線で活躍する現代作家、グラフィックアーティスト、写真家、建築家(槇文彦、磯崎新)らに依頼して会館で主催する講演会などのポスターをシルクスクリーンで制作してきました。
●槇文彦《日仏会館ポスター1》

槇文彦 Fumihiko MAKI
《日仏会館ポスター1》
1984年
シルクスクリーン(刷り:久利屋グラフィック・松村宏)
イメージサイズ:28.0×32.0cm
シートサイズ:51.5×36.5cm
画面右下に刷り込みサイン

エンボス(空押し)は刷りを担当した久利屋グラフィックのマーク。
●槇文彦《日仏会館ポスター2》

槇文彦 Fumihiko MAKI
《日仏会館ポスター2》
1984年
シルクスクリーン(刷り:久利屋グラフィック・松村宏)
イメージサイズ:28.0×32.0cm
シートサイズ:51.5×36.5cm
画面右下に刷り込みサイン

エンボス(空押し)は刷りを担当した久利屋グラフィックのマーク。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ポスターなので文字通り講演会を告知するために各所に貼られましたが、上掲とは別に文字を省いた作品が100部前後の限定部数で制作されました。こちらには槇先生の自筆サインがあります。

槇文彦 Fumihiko MAKI
《日仏会館ポスター1(文字無し)》
1984年
シルクスクリーン(刷り:久利屋グラフィック・松村宏)
イメージサイズ:28.0×32.0cm
シートサイズ:51.5×36.5cm
Ed.100
自筆サインあり

槇文彦 Fumihiko MAKI
《日仏会館ポスター2(文字無し)》
1984年
シルクスクリーン(刷り:久利屋グラフィック・松村宏)
イメージサイズ:28.0×32.0cm
シートサイズ:51.5×36.5cm
Ed.100
自筆サインあり
■槇文彦 Fumihiko MAKI
1928年東京生まれ。1952年に東京大学工学部建築学科を卒業し、アメリカのクランブルック美術学院及びハーバード大学大学院の修士課程を修了。その後は、スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル、セルト・ジャクソン建築設計事務所、ワシントン大学のキャンパス・プランニング・オフィスに勤務する。ワシントン大学とハーバード大学で都市デザインの準教授も務める。1965年に帰国、株式会社槇総合計画事務所を設立。
帰国後も40人の所員と共にオフイスを構えながら、東京大学教授を務め、1989年まで教壇に立つ。 2008年には、建築と都市に関するエッセイ集Nurturing Dreams(MIT Press)を出版。
主な受賞歴は、1988にイスラエルのウルフ基金賞受賞、1990にトーマス・ジェファーソン建築賞受賞、1993年に国際建築家連合(UIA)ゴールドメダルとハーバード大学から贈られるプリンス・オブ・ウェールズ都市デザイン賞受賞、1999年に アーノルド・ブルンナー記念建築賞と高松宮殿下記念世界文化賞建築部門受賞。プリツカー賞を1993年に受賞し、2011年にはAIAアメリカ建築家協会から贈られる ゴールドメダルも受賞。2024年死去、享年95。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

旧人類の画廊亭主はカードはめったに(ほとんど)使わないのですが、先日久しぶりに神田の古本屋街を歩いてちょっとおしゃれなカフェがあったので入りました。ところがこのお店、現金が使えない、すべて(飲み物や書籍)の決済はカードしか使えない。
驚きました。停電になったらどうするんだ!
亭主はいつもお札を財布に入れています。
昔(大昔)は聖徳太子だったけれど、今月から新札(20年ぶり)が出たようですね。
一万円札が「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一、
五千円札が「日本で最初の女子留学生」としてアメリカで学んだ津田梅子、
千円札が破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎、
本日ご紹介するのは、100周年を迎えた「日仏会館 Fondation Maison franco-japonaise」が制作したシルクスクリーンによる講演会ポスターです。
同会館は渋沢栄一と、著名な詩人でもあった当時の駐日フランス大使ポール・クローデル等によって「日仏両国の協力によって相互の文化研究を行い交流を図り、進んでフランス語並びにフランス科学の普及を図る」を目的として、1924年(大正13年)3月7日に設立されました。
文化交流を目的に講演会、展覧会など様々な事業を行ってきました。
1980年ころから、高松次郎、草間彌生はじめ日本の第一線で活躍する現代作家、グラフィックアーティスト、写真家、建築家(槇文彦、磯崎新)らに依頼して会館で主催する講演会などのポスターをシルクスクリーンで制作してきました。
●槇文彦《日仏会館ポスター1》

槇文彦 Fumihiko MAKI
《日仏会館ポスター1》
1984年
シルクスクリーン(刷り:久利屋グラフィック・松村宏)
イメージサイズ:28.0×32.0cm
シートサイズ:51.5×36.5cm
画面右下に刷り込みサイン

エンボス(空押し)は刷りを担当した久利屋グラフィックのマーク。●槇文彦《日仏会館ポスター2》

槇文彦 Fumihiko MAKI
《日仏会館ポスター2》
1984年
シルクスクリーン(刷り:久利屋グラフィック・松村宏)
イメージサイズ:28.0×32.0cm
シートサイズ:51.5×36.5cm
画面右下に刷り込みサイン

エンボス(空押し)は刷りを担当した久利屋グラフィックのマーク。こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ポスターなので文字通り講演会を告知するために各所に貼られましたが、上掲とは別に文字を省いた作品が100部前後の限定部数で制作されました。こちらには槇先生の自筆サインがあります。

槇文彦 Fumihiko MAKI
《日仏会館ポスター1(文字無し)》
1984年
シルクスクリーン(刷り:久利屋グラフィック・松村宏)
イメージサイズ:28.0×32.0cm
シートサイズ:51.5×36.5cm
Ed.100
自筆サインあり

槇文彦 Fumihiko MAKI
《日仏会館ポスター2(文字無し)》
1984年
シルクスクリーン(刷り:久利屋グラフィック・松村宏)
イメージサイズ:28.0×32.0cm
シートサイズ:51.5×36.5cm
Ed.100
自筆サインあり
■槇文彦 Fumihiko MAKI
1928年東京生まれ。1952年に東京大学工学部建築学科を卒業し、アメリカのクランブルック美術学院及びハーバード大学大学院の修士課程を修了。その後は、スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル、セルト・ジャクソン建築設計事務所、ワシントン大学のキャンパス・プランニング・オフィスに勤務する。ワシントン大学とハーバード大学で都市デザインの準教授も務める。1965年に帰国、株式会社槇総合計画事務所を設立。
帰国後も40人の所員と共にオフイスを構えながら、東京大学教授を務め、1989年まで教壇に立つ。 2008年には、建築と都市に関するエッセイ集Nurturing Dreams(MIT Press)を出版。
主な受賞歴は、1988にイスラエルのウルフ基金賞受賞、1990にトーマス・ジェファーソン建築賞受賞、1993年に国際建築家連合(UIA)ゴールドメダルとハーバード大学から贈られるプリンス・オブ・ウェールズ都市デザイン賞受賞、1999年に アーノルド・ブルンナー記念建築賞と高松宮殿下記念世界文化賞建築部門受賞。プリツカー賞を1993年に受賞し、2011年にはAIAアメリカ建築家協会から贈られる ゴールドメダルも受賞。2024年死去、享年95。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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