8月27日はル・コルビュジエの命日です。鈴木明先生による『ル・コルビュジエの身体図像』について、今村創平先生にブックレビューをご執筆いただきました。

*
規格化された空間のなかでの、身体の自由なふるまい
鈴木明著『ル・コルビュジエの身体図像』書評
今村創平
20世紀は合理化の時代であった。建築と都市においても合理化が進み、世界中均質となった。経済性と規格化は、繁栄と利便化を是とするなか、着実に推し進められ、蔓延した。
ル・コルビュジエは、水平な板のみが積層する「ドミノシステム」を1914年に提唱したが、今日作られる建築のほぼすべてがそのような仕組みによるものであり、水平床を積み重ねただけの建物で埋め尽くされた現代都市を、建築家のレム・コールハースは、〈ジェネリック・シティ〉と呼んだ。
ル・コルビュジエが、「モデュロール」という概念を提唱したことはよく知られているが、その「モデュロール」についての精緻な研究の成果が、鈴木明による『ル・コルビュジエの身体図像』である。実証に裏付けされた本書は、「モデュロール」についてのより深い理解と、その射程をよく示している。ル・コルビュジエは、建築設計、都市への提案、著作の執筆と膨大な仕事をした巨人であり、モデュロールはその中のひとつのテーマに過ぎないが、それでも実に豊かな内容を含んでいることを本書は示している。
モデュロールは、ル・コルビュジエが提唱し、実践した、身体のふるまいにもとづく寸法体系である。私は本書により、ル・コルビュジエが、いつ、どのような問題意識によってモデュロールの検討をしたのかを理解した。いくつかのトピックと年号を上げてみる。
1914年 ル・コルビュジエ〈ドミノシステム〉提唱
1929年 第二回CIAM、 テーマは「生活最小限の住宅」
1936年 E・ノイフェルト 建築の計画規範の教本を出版
1930年代 ナチス強制収容所の建設
1942年 フランス標準規格AFNOR 発刊
1943年 ル・コルビュジエ、モデュロールの研究に着手
1948年 ル・コルビュジエ『モデュロール Ⅰ』刊行
1952年 ル・コルビュジエ〈マルセイユのユニテ・タビタシオン〉
1955年 ル・コルビュジエ『モデュロール Ⅱ』刊行
1959年 ル・コルビュジエ〈ラ・トゥーレットの修道院〉、〈国立西洋美術館〉
1975年 ミシェル・フーコー『監獄の誕生』
ル・コルビュジエは、「ドミノ」にみられるように、活動の最初期から建築の規格化に関心を抱いていた。近代建築は、合理化と経済性が重要なミッションであり、ル・コルビュジエが中心的メンバーであったCIAM(国際近代建築会議)でも、第二回の会議では最小限住宅をテーマに掲げ、切り詰めた寸法の中でも豊かな生活を営むことを可能とする、標準的な住宅が議論されていた。一方では、建築と都市の合理化と規格化は、経済性と効率性を極端に追い求め、非人道的とされる空間を生み出す。中でも、戦争状態という極限状態にあったとはいえ、強制収容所の空間は、規格化された建築の極端な例として誕生してしまう。並行して、ドイツ、フランスをはじめとする各国では建築寸法の標準化が進められており、ル・コルビュジエは、それは単なる平均値を採用しただけの、内容を伴わないものだと批難する。
ル・コルビュジエがモデュロールの開発を始めたのは、以上のような近代社会の深化という背景と、時代のタイミングに沿うものだったといえる。
ル・コルビュジエは、単なる統計数値による規格を否定し、そこに人間の身体を添えることの重要性を見出した。それ故に、コルビュジエのモデュロールには、有名な片手を上げた人体図「身体図像」が添えられた。本書も「身体図像」を書名に採用し、筆者は人体を描くことの重要性を指摘している。
建築寸法の規格化には、大きく二つの目的がある。ひとつは美学的調和であり、もうひとつは身体的快適さである。つまり、規格化された寸法体系の採用により、建築は美学的調和を保証され、かつその寸法にもとづく空間は、人々の快適さをもたらすことが期待される。建築においてモデュロールが採用されると、それは建物の外観(立面)と内部区間(断面)に現れるが、前者は主に美的調和であり、後者において美学的調和と身体的快適の融合が実現される。
ル・コルビュジエが、モデュロールの理論を完成したのち最初に実現した大規模建築は、マルセイユの〈ユニテ・タビタシオン〉であり、この戦後復興のための国家プロジェクトは、名称にユニテ(ユニット)とあるように、規格や単位を設計テーマとする建築であった。本書においては、モデュロールがいかに採用されたかを、実施図面の断面図から読み解き、残された室内空間の写真からも、人々がこの集合住宅の空間でくつろいで過ごしていた様子が確認されている。
モデュロールを採用した建物は、他にも傑作〈ラ・トゥーレットの修道院〉(1959年)があり、そのリズミカルな窓割には、数学的法則性が認められる。しかし、窓割のデザインは立面であり、視覚的効果は見事だが、人々の空間内でのふるまいとは結び付かない。〈ユニテ・タビタシオン〉は集合住宅であったため、キッチンやリビングなど内部空間の細部にまで設計に際して注意が払われた。寸法と身体のふるまいの関係を検証し、理論と実践を統合するまたとない機会であった。
筆者である鈴木は「気散じ」という言葉を、本書の中で繰り返し用いている。「気散じ」とは、自由な身体のふるまいを意味する。建築における規格化の試みは多数行われてきた。しかし、規格には身体を制御するという性格が避けがたく伴われる。ル・コルビュジエは、「気散じ」な自由な身体のふるまいを重視していたというのが、鈴木の見立てであり、また筆者の願いなのだろう。
一方で、モデュロールにも、一般的な規格と同様に具体的な数値が決められており、ある特定の数値のみが「正」とされるので、多様な身体や振る舞い対して柔軟に対応するには不都合があることは明白である。しかし、ル・コルビュジエは、規格という試みのそうした根本的矛盾を引き受けたうえで、近代的合理的空間に身体を投影することの重要さを訴えたのであろう。そのシンボルとなったのが、ル・コルビュジエが描いた、身体図像であった。
ル・コルビュジエがモデュロールを完成した約20年後、ミシェル・フーコーによる重要な書『監獄の誕生 -監視と処罰-』が刊行される。本書は、「規律訓練型権力」を徹底的に分析し、近代において空間権力の構築が進められたことを明らかにした。フーコーの糾弾は、ル・コルビュジエを含む近代建築家への批判ともなり、建築界における近代建築批判の理論的基盤となった。とはいえ、近代建築の合理的計画を批判し、その後のポストモダンへとつなげるよく喧伝される説明は、あまりにも単純化された見方である。フーコーに先行してモデュロールに取り組んだル・コルビュジエは、規律訓練型権力批判という問題意識を共有していたと言えよう。

付記
日本にある唯一のル・コルビュジエの作品、〈国立西洋美術館〉(1959年)にも、モデュロールは採用されていた。磯崎新は、〈国立西洋美術館〉においては、モデュロールの使い方を間違えたために、失敗作になったのではないかという仮説を述べている。
磯崎「西洋美術館が失敗しているのかという理由を考えるとき,僕がひとつに感じていることは,モデュロール体系というのがありますよね.あれを使い間違えたんじゃないかなと思うんです。(中略)コルビュジエが間違えたのか,日本側の前川さん以下の解釈が間違えたのか,見ていないのでわかりません.ですが,現場まで携わった藤木忠善さんによると,コルビュジエの図面はノンスケールだったというんです.ということはそれに日本側でモデュロールを当てはめた,つまり日本側である解釈をした,ということになる.それによって,全部スケールがダウンして,ちまちましてしまったのではないかと思うのです。」
西洋美術館で用いたモデュロールは正しいか・日本にはないがらんとした空間─「磯崎新氏が述懐する丹下健三」(『新建築』1998年11月号掲載)
(いまむら そうへい)
■今村創平
千葉工業大学 建築学科教授、建築家。
●『ル・コルビュジエの身体図像』
著者:鈴木明
体裁 A5判/上製/224頁
刊行日:2024年03月30日
発行:武蔵野美術大学出版局
価格:4,180円(税込み)
●目次
併走する建築家:鈴木明……はじめに 山名善之
序 気散じな身体をめぐって……本論の背景と目的
Ⅰ 気散じな身体
第1章 くつろぐ身体……アルカション海岸のプロト・モデュロール
第2章 従順な身体……近代建築と機械、そして世界戦争
第3章 発見される身体……一九二九年のサロン・ドートンヌ
Ⅱ モデュロールの身体図像
第4章 著書『モデュロール』精読
第5章 モデュロール理論の形成過程で描かれた身体……考察と分析
第6章 観察される身体……ユニテのオープンハウスにて
第7章 ユニテ・ダビタシオンに導入されたモデュロール身体
Ⅲ 試される身体
第8章 カップ・マルタンの休暇小屋にて
あとがき
主要参考文献
●本日のお勧め作品は、ル・コルビュジエと磯崎新です。
ル・コルビュジエ《モデュロール》
1956年
リトグラフ
シートサイズ:73.2×54.0cm
版上サイン
ル・コルビュジエ《開いた手》
1963年
リトグラフ
シートサイズ:65.0x50.0cm
版上サイン
磯崎新
〈栖 十二〉第二信より
《挿画5》
ル・コルビュジエ[母の小さい家] 1923-24 レマン湖畔
1998年
銅版・手彩色・アルシュ紙
イメージサイズ:10.0×15.0cm
シートサイズ:28.5×38.0cm
Ed.8
サインあり
作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●「杣木浩一×宮脇愛子」展カタログを刊行
ときの忘れもの 2024年 25.7×17.2㎝ 24P
執筆:杣木浩一
図版:26点掲載(杣木浩一13点、宮脇愛子13点)
編集:尾立麗子(ときの忘れもの)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:1,100円(税込み)+送料250円
オンラインでも販売中です。
●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。

〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

*
規格化された空間のなかでの、身体の自由なふるまい
鈴木明著『ル・コルビュジエの身体図像』書評
今村創平
20世紀は合理化の時代であった。建築と都市においても合理化が進み、世界中均質となった。経済性と規格化は、繁栄と利便化を是とするなか、着実に推し進められ、蔓延した。
ル・コルビュジエは、水平な板のみが積層する「ドミノシステム」を1914年に提唱したが、今日作られる建築のほぼすべてがそのような仕組みによるものであり、水平床を積み重ねただけの建物で埋め尽くされた現代都市を、建築家のレム・コールハースは、〈ジェネリック・シティ〉と呼んだ。
ル・コルビュジエが、「モデュロール」という概念を提唱したことはよく知られているが、その「モデュロール」についての精緻な研究の成果が、鈴木明による『ル・コルビュジエの身体図像』である。実証に裏付けされた本書は、「モデュロール」についてのより深い理解と、その射程をよく示している。ル・コルビュジエは、建築設計、都市への提案、著作の執筆と膨大な仕事をした巨人であり、モデュロールはその中のひとつのテーマに過ぎないが、それでも実に豊かな内容を含んでいることを本書は示している。
モデュロールは、ル・コルビュジエが提唱し、実践した、身体のふるまいにもとづく寸法体系である。私は本書により、ル・コルビュジエが、いつ、どのような問題意識によってモデュロールの検討をしたのかを理解した。いくつかのトピックと年号を上げてみる。
1914年 ル・コルビュジエ〈ドミノシステム〉提唱
1929年 第二回CIAM、 テーマは「生活最小限の住宅」
1936年 E・ノイフェルト 建築の計画規範の教本を出版
1930年代 ナチス強制収容所の建設
1942年 フランス標準規格AFNOR 発刊
1943年 ル・コルビュジエ、モデュロールの研究に着手
1948年 ル・コルビュジエ『モデュロール Ⅰ』刊行
1952年 ル・コルビュジエ〈マルセイユのユニテ・タビタシオン〉
1955年 ル・コルビュジエ『モデュロール Ⅱ』刊行
1959年 ル・コルビュジエ〈ラ・トゥーレットの修道院〉、〈国立西洋美術館〉
1975年 ミシェル・フーコー『監獄の誕生』
ル・コルビュジエは、「ドミノ」にみられるように、活動の最初期から建築の規格化に関心を抱いていた。近代建築は、合理化と経済性が重要なミッションであり、ル・コルビュジエが中心的メンバーであったCIAM(国際近代建築会議)でも、第二回の会議では最小限住宅をテーマに掲げ、切り詰めた寸法の中でも豊かな生活を営むことを可能とする、標準的な住宅が議論されていた。一方では、建築と都市の合理化と規格化は、経済性と効率性を極端に追い求め、非人道的とされる空間を生み出す。中でも、戦争状態という極限状態にあったとはいえ、強制収容所の空間は、規格化された建築の極端な例として誕生してしまう。並行して、ドイツ、フランスをはじめとする各国では建築寸法の標準化が進められており、ル・コルビュジエは、それは単なる平均値を採用しただけの、内容を伴わないものだと批難する。
ル・コルビュジエがモデュロールの開発を始めたのは、以上のような近代社会の深化という背景と、時代のタイミングに沿うものだったといえる。
ル・コルビュジエは、単なる統計数値による規格を否定し、そこに人間の身体を添えることの重要性を見出した。それ故に、コルビュジエのモデュロールには、有名な片手を上げた人体図「身体図像」が添えられた。本書も「身体図像」を書名に採用し、筆者は人体を描くことの重要性を指摘している。
建築寸法の規格化には、大きく二つの目的がある。ひとつは美学的調和であり、もうひとつは身体的快適さである。つまり、規格化された寸法体系の採用により、建築は美学的調和を保証され、かつその寸法にもとづく空間は、人々の快適さをもたらすことが期待される。建築においてモデュロールが採用されると、それは建物の外観(立面)と内部区間(断面)に現れるが、前者は主に美的調和であり、後者において美学的調和と身体的快適の融合が実現される。
ル・コルビュジエが、モデュロールの理論を完成したのち最初に実現した大規模建築は、マルセイユの〈ユニテ・タビタシオン〉であり、この戦後復興のための国家プロジェクトは、名称にユニテ(ユニット)とあるように、規格や単位を設計テーマとする建築であった。本書においては、モデュロールがいかに採用されたかを、実施図面の断面図から読み解き、残された室内空間の写真からも、人々がこの集合住宅の空間でくつろいで過ごしていた様子が確認されている。
モデュロールを採用した建物は、他にも傑作〈ラ・トゥーレットの修道院〉(1959年)があり、そのリズミカルな窓割には、数学的法則性が認められる。しかし、窓割のデザインは立面であり、視覚的効果は見事だが、人々の空間内でのふるまいとは結び付かない。〈ユニテ・タビタシオン〉は集合住宅であったため、キッチンやリビングなど内部空間の細部にまで設計に際して注意が払われた。寸法と身体のふるまいの関係を検証し、理論と実践を統合するまたとない機会であった。
筆者である鈴木は「気散じ」という言葉を、本書の中で繰り返し用いている。「気散じ」とは、自由な身体のふるまいを意味する。建築における規格化の試みは多数行われてきた。しかし、規格には身体を制御するという性格が避けがたく伴われる。ル・コルビュジエは、「気散じ」な自由な身体のふるまいを重視していたというのが、鈴木の見立てであり、また筆者の願いなのだろう。
一方で、モデュロールにも、一般的な規格と同様に具体的な数値が決められており、ある特定の数値のみが「正」とされるので、多様な身体や振る舞い対して柔軟に対応するには不都合があることは明白である。しかし、ル・コルビュジエは、規格という試みのそうした根本的矛盾を引き受けたうえで、近代的合理的空間に身体を投影することの重要さを訴えたのであろう。そのシンボルとなったのが、ル・コルビュジエが描いた、身体図像であった。
ル・コルビュジエがモデュロールを完成した約20年後、ミシェル・フーコーによる重要な書『監獄の誕生 -監視と処罰-』が刊行される。本書は、「規律訓練型権力」を徹底的に分析し、近代において空間権力の構築が進められたことを明らかにした。フーコーの糾弾は、ル・コルビュジエを含む近代建築家への批判ともなり、建築界における近代建築批判の理論的基盤となった。とはいえ、近代建築の合理的計画を批判し、その後のポストモダンへとつなげるよく喧伝される説明は、あまりにも単純化された見方である。フーコーに先行してモデュロールに取り組んだル・コルビュジエは、規律訓練型権力批判という問題意識を共有していたと言えよう。

付記
日本にある唯一のル・コルビュジエの作品、〈国立西洋美術館〉(1959年)にも、モデュロールは採用されていた。磯崎新は、〈国立西洋美術館〉においては、モデュロールの使い方を間違えたために、失敗作になったのではないかという仮説を述べている。
磯崎「西洋美術館が失敗しているのかという理由を考えるとき,僕がひとつに感じていることは,モデュロール体系というのがありますよね.あれを使い間違えたんじゃないかなと思うんです。(中略)コルビュジエが間違えたのか,日本側の前川さん以下の解釈が間違えたのか,見ていないのでわかりません.ですが,現場まで携わった藤木忠善さんによると,コルビュジエの図面はノンスケールだったというんです.ということはそれに日本側でモデュロールを当てはめた,つまり日本側である解釈をした,ということになる.それによって,全部スケールがダウンして,ちまちましてしまったのではないかと思うのです。」
西洋美術館で用いたモデュロールは正しいか・日本にはないがらんとした空間─「磯崎新氏が述懐する丹下健三」(『新建築』1998年11月号掲載)
(いまむら そうへい)
■今村創平
千葉工業大学 建築学科教授、建築家。
●『ル・コルビュジエの身体図像』
著者:鈴木明
体裁 A5判/上製/224頁
刊行日:2024年03月30日
発行:武蔵野美術大学出版局
価格:4,180円(税込み)
●目次
併走する建築家:鈴木明……はじめに 山名善之
序 気散じな身体をめぐって……本論の背景と目的
Ⅰ 気散じな身体
第1章 くつろぐ身体……アルカション海岸のプロト・モデュロール
第2章 従順な身体……近代建築と機械、そして世界戦争
第3章 発見される身体……一九二九年のサロン・ドートンヌ
Ⅱ モデュロールの身体図像
第4章 著書『モデュロール』精読
第5章 モデュロール理論の形成過程で描かれた身体……考察と分析
第6章 観察される身体……ユニテのオープンハウスにて
第7章 ユニテ・ダビタシオンに導入されたモデュロール身体
Ⅲ 試される身体
第8章 カップ・マルタンの休暇小屋にて
あとがき
主要参考文献
●本日のお勧め作品は、ル・コルビュジエと磯崎新です。
ル・コルビュジエ《モデュロール》1956年
リトグラフ
シートサイズ:73.2×54.0cm
版上サイン
ル・コルビュジエ《開いた手》1963年
リトグラフ
シートサイズ:65.0x50.0cm
版上サイン
磯崎新〈栖 十二〉第二信より
《挿画5》
ル・コルビュジエ[母の小さい家] 1923-24 レマン湖畔
1998年
銅版・手彩色・アルシュ紙
イメージサイズ:10.0×15.0cm
シートサイズ:28.5×38.0cm
Ed.8
サインあり
作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●「杣木浩一×宮脇愛子」展カタログを刊行
ときの忘れもの 2024年 25.7×17.2㎝ 24P執筆:杣木浩一
図版:26点掲載(杣木浩一13点、宮脇愛子13点)
編集:尾立麗子(ときの忘れもの)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:1,100円(税込み)+送料250円
オンラインでも販売中です。
●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。

〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
コメント