ときの忘れものは夏休み中。
というわけで、亭主の勝手な独り言を書かせていただきます。
<毎日新聞社は17日、富山県での新聞の配送を9月末で休止すると発表した。全国47都道府県に配送網を保ってきた同社の休止は初めて。印刷と輸送コストが増大したことに加え、県内での発行部数の減少で配送体制の維持が困難になったためとしている。富山支局を拠点に県内での取材体制は維持し「全国紙としての役割を果たしていく」とアピールした。
17日付朝刊の北陸地区版で社告を出した。コンビニなどでの1部売りもやめる。富山では朝刊のみの発行で、2023年時点では推計約840部を販売していた。
県内の読者に対しては、デジタル版への移行を促し、郵送での購読も可能とした。
(2024年7月17日東京新聞ウエブ版より)>
画廊亭主は大学卒業後の1969年4月に毎日新聞東京本社・販売局に入社しました。
当時はチョウマイヨミ(朝日、毎日、讀賣)と呼ばれ全国紙の一角を占めていました。
入社試験は朝日、毎日、讀賣とNHKが同じ日(つまりこの4社を掛け持ち受験できなかった)でした。
思えばいい時代でした。
「全国紙」というのは、日本全国津津浦浦、どんなに辺鄙なところでも、たとえ一部でも新聞を毎日お届けするというのが社是でもあり誇りでした。
私の在社中、伊豆大島には毎日飛行機で新聞を届けていましたし、山形の交通手段もない山奥には毎朝タクシーで新聞をお届けしていました。
その輸送費用は当然のことながら新聞代金では賄えず、本社が負担していました。
明治5年(1872年)創刊の日本最古の全国紙としての意地でもあり、それを補うだけの販売収入、広告収入があったということです。
それが遂に、終焉を迎えた。
富山県全体で僅か840部(公表部数、実数はもっと少ない)まで部数が落ち込んだとは・・・・
いずれ他の県にも波及してゆくでしょう。
亭主がこのブログで「誰も新聞を読まなくなる日」を書いたのは2015年08月16日でした。
書店は激減し、新聞はテレビに敗れ、いまやそのテレビも見られなくなりネット全盛の昨今、紙の活字文化は果たしていつまで永らえることができるのでしょうか。
OBとして心痛むニュースでした。
●「杣木浩一×宮脇愛子」展カタログを刊行
ときの忘れもの 2024年 25.7×17.2㎝ 24P
執筆:杣木浩一
図版:26点掲載(杣木浩一13点、宮脇愛子13点)
編集:尾立麗子(ときの忘れもの)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:1,100円(税込み)+送料250円
オンラインでも販売中です。
●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。

〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
というわけで、亭主の勝手な独り言を書かせていただきます。
<毎日新聞社は17日、富山県での新聞の配送を9月末で休止すると発表した。全国47都道府県に配送網を保ってきた同社の休止は初めて。印刷と輸送コストが増大したことに加え、県内での発行部数の減少で配送体制の維持が困難になったためとしている。富山支局を拠点に県内での取材体制は維持し「全国紙としての役割を果たしていく」とアピールした。
17日付朝刊の北陸地区版で社告を出した。コンビニなどでの1部売りもやめる。富山では朝刊のみの発行で、2023年時点では推計約840部を販売していた。
県内の読者に対しては、デジタル版への移行を促し、郵送での購読も可能とした。
(2024年7月17日東京新聞ウエブ版より)>
画廊亭主は大学卒業後の1969年4月に毎日新聞東京本社・販売局に入社しました。
当時はチョウマイヨミ(朝日、毎日、讀賣)と呼ばれ全国紙の一角を占めていました。
入社試験は朝日、毎日、讀賣とNHKが同じ日(つまりこの4社を掛け持ち受験できなかった)でした。
思えばいい時代でした。
「全国紙」というのは、日本全国津津浦浦、どんなに辺鄙なところでも、たとえ一部でも新聞を毎日お届けするというのが社是でもあり誇りでした。
私の在社中、伊豆大島には毎日飛行機で新聞を届けていましたし、山形の交通手段もない山奥には毎朝タクシーで新聞をお届けしていました。
その輸送費用は当然のことながら新聞代金では賄えず、本社が負担していました。
明治5年(1872年)創刊の日本最古の全国紙としての意地でもあり、それを補うだけの販売収入、広告収入があったということです。
それが遂に、終焉を迎えた。
富山県全体で僅か840部(公表部数、実数はもっと少ない)まで部数が落ち込んだとは・・・・
いずれ他の県にも波及してゆくでしょう。
亭主がこのブログで「誰も新聞を読まなくなる日」を書いたのは2015年08月16日でした。
書店は激減し、新聞はテレビに敗れ、いまやそのテレビも見られなくなりネット全盛の昨今、紙の活字文化は果たしていつまで永らえることができるのでしょうか。
OBとして心痛むニュースでした。
●「杣木浩一×宮脇愛子」展カタログを刊行
ときの忘れもの 2024年 25.7×17.2㎝ 24P執筆:杣木浩一
図版:26点掲載(杣木浩一13点、宮脇愛子13点)
編集:尾立麗子(ときの忘れもの)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:1,100円(税込み)+送料250円
オンラインでも販売中です。
●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。

〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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