島州一先生(1935年8月26日 – 2018年7月24日 享年82)信州で亡くなられてからはや7年が経ちました。
本日8月26日は島先生のお誕生日、ご健在なら卒寿のお祝いの日です。
生誕90年にあたりますが、どこか美術館で記念の展覧会をしてくれないでしょうか。
島先生は70年代の現代版画界をリードした文字通り「版画表現の革新者」でした。
「版を使って紙に刷る」という常識に反故にし、新聞紙に新聞を刷る、布にする、シーツをシーツに刷る、石に毛沢東の顔を刷る、次から次へと新たな実験を試みる島先生はあの時代の先頭ランナーであり、既成概念を大胆に破壊しながら新たな表現を亡くなるまで追求した生涯でした。
ここではときの忘れもののコレクションから1970年代の作品をご紹介します。
No.1
島州一
「窓=ブルー」
1974年
シルクスクリーン
イメージサイズ:54.5×52.5cm
シートサイズ:72.6×64.3cm
Ed.21
サインあり

島州一
「新聞紙に新聞紙 (讀賣新聞)」
1977年
新聞にシルクスクリーン
イメージサイズ:48.0×60.0cm
シートサイズ:54.5×81.0cm
Ed.177
サインあり

「’77」と年記あり。サインあり。

新聞は1976年12月16日付のものです。
No.3

島州一
《(ジャンパー)》
1974年
シルクスクリーン
イメージサイズ:56.1×48.0cm
シートサイズ:79.0×54.5cm
Ed.30
サインあり
No.4
島州一
《(シャツ)》
1977年
シルクスクリーン
イメージサイズ:28.0×33.5cm
シートサイズ:39.5×54.5cm
Ed.30
サインあり
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島州一
「現代版画センターのエディション発表記念展」
会期:1974年10月7日~10月19日
オープニング:1974年10月7日
会場:東京銀座 ギャルリープラネート
主催:現代版画センター
*画廊亭主敬白
島州一先生、関根伸夫先生と日本中巡業して歩いたのは、1975年、半世紀昔です。
「島州一・関根伸夫クロスカントリー7500km」
お二人とも鬼籍に入られて当時を知る人もだんだん少なくなる。
でもいい作品は必ず人の一生を超えて次の時代に生き続けます。
画廊は9月1日まで夏休みなので、その間のブログ記事は松下たちスタッフが事前の掲載予約をしておいてくれました。
(新しいサイトになったので、亭主は手も足もでない。どんどんシステムが進化し、老人はついていけない)
例年より遅い夏休みですが、墓参やら、温泉友達との酒宴やら、のんびりさせていただいています。
秋の企画はほとんど確定していますが、来年の構想をあれこれ思案するのも楽しい時間です。
積読の山も相当高くなっているので、この休みに読破しないと社長に「だったら買わないで」と叱られそうです。
●8月24日(日)~9月1日(月)は夏季休廊いたします。誠に勝手ながらメール等のお問い合わせには9月2日以降に対応しますのでご了承ください。
◆生誕120年 難波田龍起展
2025年9月3日(水)~9月20日(土)11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
ギャラリートーク
9月13日(土)16時~17時半
対談:難波田武男さん(龍起三男)×福士理さん(東京オペラシティ アートギャラリー シニア・キュレーター)
要予約(予約はこちらから)、参加費1,000円
●ときの忘れものの建築空間(阿部勤 設計)についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info[at]tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。



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