亭主がウォーホルに会いにNYに出かけ、「KIKU」「LOVE」シリーズ他のエディションにサインをもらったのが1983年6月でした(亭主が37歳、ウォーホルは54歳でした)。石田了一さんが突貫工事で刷り上げた千数百枚のシートを手持ちでエコノミークラスに運び込んだのだから、今思うとよくもまあとわれながら感心します。

アンディ・ウォーホル
《フラワー》
シルクスクリーン(サンデー・B・モーニング版)
シートサイズ:90.0×90.0cm
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現代版画センターが企画したアンディ・ウォーホル全国展の中でもとりわけ大規模かつ印象深い展覧会だったのは宇都宮市大谷石にある巨大地下空間で開催したウォーホル展でした。
「巨大地下空間のウォーホル展」
会期:1983年7月24日~8月20日
会場:宇都宮市大谷町・屏風岩アートポイント
主催:地下空間とウォーホル展実行委員会(渡辺興平)
協力:屏風岩、現代版画センター、他
初日の前日(7月23日)に開いたオープニングには東京からバスを仕立て多くの方が参加しました。
会場は屏風岩石材店(渡辺興平さん所有)の地下巨大空間、会場構成は関根伸夫先生でした。

撮影:村井修
●石田了一さん(KIKU.LOVEを刷った刷り師)撮影のオープニング当日の様子です。
6:39~渡辺興平さんの主催者挨拶
8:16~関根伸夫先生の挨拶
10:53~大島清次先生(栃木県立美術館館長)の祝辞
16:20~プレス発表における主催者・渡辺興平さんのスピーチ
17:27~プレス発表における関根伸夫先生のスピーチ
19:38~プレス発表における綿貫不二夫のスピーチ
会場が靄っているのは、外の温度が30数度の猛暑、会場の地下空間は年間平均温度8~9度という極端な温度差から霧が渦巻いているためです。
●雑誌「とらばーゆ」に掲載された現代版画センターの女性スタッフたち。右端が社長です。

記者発表にて、左から亭主、石田了一さん、セラデザインアート研究所の斎藤さん、関根伸夫先生。
●ウォーホルのポスター
1)「巨大地下空間とウォーホル展」ポスター

「巨大地下空間とウォーホル展」ポスター
1983年7月 オフセット
シートサイズ:84.0×59.4cm
デザイン:セラデザインアート研究所
会場:宇都宮市大谷町屏風岩の地下空間
制作:地下空間とウォーホル展実行委員会(渡辺興平)
2)「1983-1984 アンディ・ウォーホル展 KIKUポスター」

1983-1984アンディ・ウォーホル展 KIKUポスター
1983年 オフセット
103×72.5cm
デザイン:浪漫堂
制作:現代版画センター
3)「1983-1984アンディ・ウォーホル展 ミッキーマウス」ポスター

1983-1984アンディ・ウォーホル展 ミッキーマウスポスター
1983年 オフセット
103×72.5cm
デザイン:浪漫堂
制作:現代版画センター
4)「アンディ・ウォーホル展 WARHOLセンセーション’83 パルコ」ポスター(大)

「アンディ・ウォーホル展 WARHOLセンセーション’83 パルコ」ポスター
1983年 オフセット
103×72.5cm
デザイン・制作:パルコ
5)田名網敬一「1983~1984 アンディ・ウォーホル展」ポスター

田名網敬一
「1983~1984 アンディ・ウォーホル展」ポスター
1983年 オフセット
103×72.5cm
デザイン:田名網敬一
制作:現代版画センター
6)栗山豊「ANDY WARHOL’S PORTRAIT」ポスター

栗山豊
「ANDY WARHOL’S PORTRAIT」
1977年 オフセット
シートサイズ:54.5×79.0cm
※シート上部に「Apr 5, 1977。860 Broadway, New York City。Photo by Yutaka Kuriyama。」と記載あり。
デザイン・制作:栗山豊
7)「Elvis I and II」ポスター
「Elvis I and II」ポスター
1978年 オフセット
シートサイズ:58.5×107.0cm
※シート右下に「Andy Warhol,American,born 1930 Elvis I and II,1964 two panels,each 82×82 in./ 208.3×208.3 cm; left panel: silk screen on acrylic on canvas; right panel: silk screen on aluminum on canves. Collection Art Gallery of Ontario, Gift from the Women’s Committee Fund.1966」と記載あり
※シート左下に「Reproduction after original painting 🄫 Art Gallery of Ontario, 1978 Printed in Canada by Holland & Neil Ltd., 」と記載あり
8)「アンディ・ウォーホル展」ポスター
「アンディ・ウォーホル展」ポスター
(マツヤレディスB2アンダーグラウンド・ギャラリー)
1983年 オフセット
シートサイズ:103×72.5cm
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◆「2025コレクション展4/瑛九、ウォーホル、ホックニー他」
会期:2025年8月1日(金)~8月16日(土) 11:00~19:00 ※日曜・月曜・祝日休廊
出品作家:靉嘔、赤瀬川原平、安藤忠雄、畦地梅太郎、泉茂、石山修武、磯辺行久、伊藤公象、瑛九、オノサト・トシノブ、恩地孝四郎、加藤清之、北川太郎、草間彌生、倉俣史朗、島州一、嶋田しづ、田名網敬一、難波田龍起、野田哲也、長谷川潔、日和崎尊夫、舟越保武、舟越直木、堀尾貞治、槇文彦、宮脇愛子、元永定正、百瀬寿、山口薫、横尾忠則、若林奮、アンディ・ウォーホル、ジョン・ケージ、ジャン・フォートリエ、デイヴィッド・ホックニー、ソニア・ドローネー、フェルナン・レジェ、マリー・ローランサンほか。
出品全47点の画像とデータは8月2日ブログに掲載しました。
●お詫び
本日6日は、橋本凌一連載エッセイ「メモランダム東京百景」の掲載日ですが(毎月6日の更新)、私ども(ときの忘れもの)の都合で8月と9月は休載とさせていただきます。筆者の橋本凌一先生と読者の皆さんにはお詫び申し上げます。
次回は10月6日に掲載予定です。
橋本先生だけではなく他の連載も同様で、一~二ヶ月ほど休載させていただきます。
先日少しご報告しましたが、ホームページを全面的に改変し、連動してブログその他も全く今までとは異なるサイトでの公開作業にかかっています。
思ったより手間で、いまだに道半ばというところで、スタッフも喘ぎながら作業を進めています。
ご理解のほどお願い申し上げます。










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