写大ギャラリー50周年記念展 Ⅰ
細江英公追悼写真展「写真への愛と尊敬」
会期:2025年4月7日(月)~6月7日(土)
5月24日:偲ぶ会
会場:東京工芸大学芸術学部 写大ギャラリー
   〒164-8678 中野区本町2-4-7 5号館(芸術情報館)2F
   電話:03-3372-1321 (代)

写真界・美術界に多大な功績を遺した写真家・細江英公先生が昨年9月16日に91歳でご逝去されました。
先日、細江英公先生を偲ぶ会に出席のため、写大ギャラリーへ伺いました。

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会場には、細江英公先生の写真作品の数々、スナップ写真などが投影されていました。瑛九を写した写真の画像もありました。
偲ぶ会では、東京工芸大学・吉野弘章先生によるご挨拶。細江先生の教え子でいらっしゃる吉野先生は、あらためて細江英公先生の活動を丁寧にご説明くださいました。
そして、細江英公先生の一番近くにいらっしゃった長男・細江賢治さん、細江先生の後輩にあたる写真家の立木義浩先生のご挨拶がありました。
偲ぶ会にはたいへん多くの方が参加され、久しぶりにお目にかかる方もいらっしゃり、心温まる会でした。

ときの忘れものでは、今まで9回の細江英公展を開催してまいりました。
思い出深いのは、2007年3月の細江英公『春本・浮世絵うつし』展のオープニングで、舞踏家・小林嵯峨さんが画廊の階段で踊るというパフォーマンスを細江先生がサプライズでご用意くださったこと。着物にサングラス姿のヨシダ・ヨシエ先生がいらして、たいへん濃厚なレセプションでした。
DSCF03202007年3月17日 ときの忘れもの(青山)にて、左から細江英公先生、ヨシダ・ヨシエ先生、綿貫令子

私は細江英公先生にお目にかかる機会が多く、様々な写真シリーズを取り扱わせていただき、本当に幸運でした。細江先生はいつもご機嫌で笑顔、写真や美術の話になると熱く、時には厳しい姿勢を持っている方でした。
写真表現に一石を投じ、表現の自由のためご尽力された細江英公先生。器の大きい、偉大な方でした。
心よりご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました。

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写大ギャラリーでは、50周年記念として細江英公追悼写真展「写真への愛と尊敬」が開催中です。細江英公先生の代表作が一堂に拝見できる貴重な機会です。

細江英公追悼写真展「写真への愛と尊敬」
会期:2025年4月7日(月)~6月7日(土)
会場:東京工芸大学芸術学部 写大ギャラリー
一般の方も観覧できますので、ぜひお出かけください。

おだち れいこ

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ときの忘れものでも、7月に「追悼・細江英公展」を開催します。
Part 1 2025年7月4日(金)~7月12日(土)
Part 2 2025年7月16日(水)~7月26日(土)
  11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
※〈鎌鼬〉〈薔薇刑〉〈ガウディ〉〈ヴィッラ・ボッティーニ〉などの写真を展示します。

◆「開廊30周年記念 塩見允枝子×フルクサス from 塩見コレクション
塩見允枝子×フルクサス案内状 表面
塩見允枝子×フルクサス案内状 宛名面  
ときの忘れものは6月5日に開廊30周年を迎えます。
30周年記念として塩見允枝子(b.1938)の2 回目となる展覧会を開催します。

●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
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〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com 
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は原則として休廊ですが、企画によっては開廊、営業しています。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。