画廊では「2025コレクション展4」を開催していますが、平面作品のほかに北川太郎、若林奮、秋山祐徳太子、伊藤公象などの立体・オブジェも出品しています。
本日ご紹介するのは詩的な清澄感漂う加藤清之先生のオブジェ(花卉)です。
加藤清之先生は、1931年瀬戸生まれ。家は瓦屋でしたが、学生時代は焼物よりも絵画に熱中。1958年の日展にはじめて出品した「花器」が初入選。以来、絵画で身につけた表現をやきものに応用するという新しい方向性を見出します。1964年、65年と連続して朝日陶芸展の大賞を受賞します。
以来、現代陶芸の世界で、詩的な清澄感の漂う作品を作り続けました。
しばらくお会いしていませんでしたが、つい先日ご子息の巧さんから、加藤先生の訃報とお別れ展の案内をいただき驚きました。まさか1月にお亡くなりになっていたとは存じ上げませんでした。
私たちが最初に加藤清之先生の展覧会を開いたのは1984年でした。
「加藤清之展 新作陶オブジェ・レリーフ」
会期:1984年7月3日~7月15日
会場:ギャラリー方寸
主催:現代版画センター
本日ご紹介する作品はその折に展示されたものです。
謹んで加藤清之先生のご冥福をお祈りする次第です。
◆「2025コレクション展4/瑛九、ウォーホル、ホックニー他」
会期:2025年8月1日(金)~8月16日(土) 11:00~19:00 ※日曜・月曜・祝日休廊
出品作家:靉嘔、赤瀬川原平、安藤忠雄、畦地梅太郎、泉茂、石山修武、磯辺行久、伊藤公象、瑛九、オノサト・トシノブ、恩地孝四郎、加藤清之、北川太郎、草間彌生、倉俣史朗、島州一、嶋田しづ、田名網敬一、難波田龍起、野田哲也、長谷川潔、日和崎尊夫、舟越保武、舟越直木、堀尾貞治、槇文彦、宮脇愛子、元永定正、百瀬寿、山口薫、横尾忠則、若林奮、アンディ・ウォーホル、ジョン・ケージ、ジャン・フォートリエ、デイヴィッド・ホックニー、ソニア・ドローネー、フェルナン・レジェ、マリー・ローランサンほか。
出品全47点の画像とデータは8月2日ブログに掲載しました。












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