2025.8.21

大川美術館「戦後80年 松本竣介と同時代の画家たち」~9月7日(日)

この夏は戦後80年ということあり、竹橋の東京国立近代美術館はじめ各地の美術館で戦時下での作家たちに焦点をあてた展示がされています。
群馬県桐生市の大川美術館では「特集展示 戦後80年 松本竣介と同時代の画家たち」が開催中です。
  会期:2025年7月19日(土)~9月7日(日)
  会場:大川美術館

<今年は、第二次世界大戦の終焉1945年から80年にあたります。特集展示では、当館の松本竣介の作品を中心に同時代の画家たちの作品をご覧いただきたいとおもいます。
松本竣介をはじめとして、この時代の作品は、好むと好まざるとにかかわらず、戦争がもたらした影が少なからず作品に表現されているといえるでしょう。
あわせて、日本とアメリカの間で苦悩しながら創作した国吉康雄、3つの小展示室では、やはり同時代の清水登之、野田英夫、浜田知明の作品もご覧ください。
このたびの特集展示でさまざまな戦争体験の痕を残す作品をご覧いただき、同時にますます混迷がつづく世界の現状をみながら、戦後80年という間、この国が二度と戦争をおこさないことを誓い、平和を守ってきたことの尊さを改めておもいます。(同館HPより再録)>

ちょっと遠いですが、自然豊かな環境にたつ大川美術館にぜひお出かけください。

●ときの忘れもののコレクションから松本竣介作品をご紹介します。

松本竣介
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松本竣介 Shunsuke MATSUMOTO
《女の横顔(2)》
1945年頃
紙にインク、墨
イメージサイズ:25.5×19.0cm
シートサイズ:27.3×19.7cm
※『松本竣介没後50年展 ―人と街の風景―』図録(南天子画廊 1997年)p.19所収
※『松本竣介展』(ときの忘れもの 2012年)p.11所収 No.20 

 

松本竣介
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松本竣介 Shunsuke MATSUMOTO
《人物(W)》
紙にペン、水彩
イメージサイズ:22.0×16.0cm
シートサイズ:27.0×18.5cm
※「松本竣介と『雑記帳』」展図録(2019年 ときの忘れもの)p.12所収 No.3

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*画廊亭主敬白
暑いですね。
いつ死んでもおかしくない歳になっちゃいましたが、医者をはじめ、友人たちにも健康維持のために「とにかく歩け」と言われています。
携帯には万歩計機能もあり、8月13日は7,653歩でした。だいたい6,000歩あたりを何となく目安に歩くようにしていたのですが、この猛暑、ラジオからは「外出を控えて」というアナウンス。この一週間、あまり外にでなかった。たった一週間なのに効果(?)てきめん、久しぶりに近くの銀行までいったらいやはや足元がふらつく。まともに歩けやしない。こりゃあヤバイ、暑くても(帽子を被って)、汗をかいても、歩かないと駄目だと痛感いたしました。画廊(に座す)亭主ではなく「歩く亭主」に変えようかしら。
昨日の宮脇愛子先生についてのブログが思わぬ反響で驚いています。10年ひと昔といわれ、どんどん忘れられて行く中で、宮脇先生の作品がいまも光を放ち生き続けていることに安堵とともに、作品を後世に伝える責任を感じています。

8月24日(日)~9月1日(月)は夏季休廊いたします。誠に勝手ながらメール等のお問い合わせには9月2日以降に対応しますのでご了承ください。

生誕120年 難波田龍起展

2025年9月3日(水)~9月20日(土)11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊 
ギャラリートーク
9月13日(土)16時~17時半
対談:難波田武男さん(龍起三男)×福士理さん(東京オペラシティ アートギャラリー シニア・キュレーター)
要予約(予約はこちらから)、参加費1,000円

●ときの忘れものの建築空間(阿部勤 設計)についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info[at]tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

08二階廊下と図書室、松本竣介と駒井哲郎

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