「槇文彦とスパイラル」展
会期:2025年10月1日(水)-13日(月・祝)11:00-19:00 
会場:スパイラルガーデン(スパイラル 1F)

建築家の槇文彦先生が昨年2024年6月6日にお亡くなりになりましたが、訃報を伝えたブログ(槇文彦先生逝く)にはたくさんのアクセスがあり、いまさらながら槇先生の大きな業績とお人柄に感銘をいたしました。
会期が短いのが少し残念ですが、ゆかりの青山スパイラルで「槇文彦とスパイラル」展が開催中なのでぜひご覧ください。

ご紹介するのは、槇先生の手がけた珍しいシルクスクリーン版画です。

槇文彦 Fumihiko MAKI
日仏会館ポスター1
1984年  
シルクスクリーン(刷り:久利屋グラフィック・松村宏)
イメージサイズ:28.0×32.0cm
シートサイズ:51.5×36.5cm
Ed.100
自筆サインあり

槇文彦 Fumihiko MAKI
日仏会館ポスター2
1984年  
シルクスクリーン(刷り:久利屋グラフィック・松村宏)
イメージサイズ:28.0×32.0cm
シートサイズ:51.5×36.5cm
Ed.100
自筆サインあり
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■槇文彦 Fumihiko MAKI
1928年東京生まれ。1952年に東京大学工学部建築学科を卒業し、アメリカのクランブルック美術学院及びハーバード大学大学院の修士課程を修了。その後は、スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル、セルト・ジャクソン建築設計事務所、ワシントン大学のキャンパス・プランニング・オフィスに勤務する。ワシントン大学とハーバード大学で都市デザインの準教授も務める。1965年に帰国、株式会社槇総合計画事務所を設立。
帰国後も40人の所員と共にオフイスを構えながら、東京大学教授を務め、1989年まで教壇に立つ。 2008年には、建築と都市に関するエッセイ集Nurturing Dreams(MIT Press)を出版。
主な受賞歴は、1988にイスラエルのウルフ基金賞受賞、1990にトーマス・ジェファーソン建築賞受賞、1993年に国際建築家連合(UIA)ゴールドメダルとハーバード大学から贈られるプリンス・オブ・ウェールズ都市デザイン賞受賞、1999年に アーノルド・ブルンナー記念建築賞と高松宮殿下記念世界文化賞建築部門受賞。プリツカー賞を1993年に受賞し、2011年にはAIAアメリカ建築家協会から贈られる ゴールドメダルも受賞。2024年死去、享年95。

<謹啓 
新涼の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
1985年10月、株式会社ワコールが「文化の事業化」を目指して東京・青山にオープンしたスパイラルは、今年で40周年を迎えます。
建築家・槇文彦が設計したビルは「R.S.レイノルズ賞」受賞のほか、昨年6月にDOCOMOMO Japan「日本におけるモダン・ムーブメントの建築290選」に選出されるなど、1980年代を代表する建築物のひとつとして国際的に知られ、今も竣工当時と変わらぬ姿で多彩なアートを発信し続けています。
この度、40周年を記念し、創業60周年を迎える槇総合計画事務所との協働により、「槇文彦とスパイラル」展を開催します。
本展では、スパイラル構想段階のオリジナルドローイングをはじめ、コラージュや模型、図面など初公開となる資料と共に、「都市とパブリックスペース」「都市の孤独」「現代建築とクラフトマンシップ」など槇氏の建築に対する視座を展示します。
あわせてワコール創業者・塚本幸一との対話から育まれた、スパイラルの誕生にまつわるエピソードも紹介し、ソフトとしてのスパイラルのアートをめぐる活動が、建築と一体となって発展してきた様相を概観します。
オープン以来、 「生活とアートの融合」をテーマとして、人々の暮らしにアートを届けることを目指してきたスパイラル。ここから生まれ、育ち、そして広がっていくアートの可能性を展望するこの機会を、ぜひご覧ください。
つきましては、下記の日程にてレセプションを会場にて開催いたします。また、同日18時より槇総合計画事務所 代表取締役 亀本ゲーリー氏のトークも予定しております。
ご多用の折とは存じますが、ご来場賜りますようご案内申し上げます。
スパイラル/株式会社ワコールアートセンター
代表取締役社長 鈴木 淳>

2010年槙、谷口、宮脇
2010年10月1日
マン・レイと宮脇愛子展にて
左から宮脇愛子先生、谷口吉生先生、槇文彦先生

 

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左から綿貫不二夫、槇文彦先生、小池一子先生 
●2010年10月1日「マン・レイと宮脇愛子展レセプションにて、ときの忘れもの(青山)

 

◆「銀塩写真の魅力Ⅸ
会期:2025年10月8日~10月18日
主催:ときの忘れもの
出品作家:
福田勝治(1899-1991)、ウィン・バロック(1902-1975)、ロベール・ドアノー(1912-1994)、植田正治(1913-2000)、
     ボブ・ウィロビー(1927-2009)、奈良原一高(1931-2020)、細江英公(1933-2024)、平嶋彰彦(b. 1946)、
     百瀬恒彦(b. 1947)、大竹昭子(b. 1950

 

●ときの忘れものの建築空間(阿部勤 設計)についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。