ときの忘れものは「アート台北2025」に出展しました。
会期=2025年10月23日(木)~10月27日(月)
会場=Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1
今年の「アート台北2025」は約120軒が出展。台湾の画廊68軒、日本からは25軒、韓国15軒、ほか海外からの出展でした。
滞在中一日も晴れることのない雨天が続きましたが、会場は台湾のアートファンの熱気に包まれていました。
台湾は親日国で穏やかな人が多いので、わたしの拙い片言の英語を聞き取ろうと耳を傾けてくれる方々ばかり。
私の英語力が尽きたところで、海外担当スタッフMJと通訳のシーさんにパス! 旅の恥は掻き捨てとばかり声を掛け続ける5日間。
スタッフ3人と通訳のシーさん、そして佐藤研吾さんも台北入りしてくださり5人チームで挑みました。フェアが終わった後は佐藤さんとスタッフで夜道を歩き回りビールと中華をいただく毎日。やはり出張先は美味しいものがあるところにしか行きたくありません。

靉嘔先生のタペストリーを取り外して梱包するスタッフ3人。めでたく台湾のお客様のコレクションに収まりました。

中央の麦わら帽子を被っているのが有名漫画家の王澤さま。
香港の人気漫画『老夫子』の作者。台湾でもよく知られているそうです。
調べると親子二代で作家を世襲しているようで、いらしたのは二代目の王澤さま。
超有名人に作品を解説する佐藤研吾さん。

会場の目の前にそびえる台湾のランドマークタワー101。見上げると靉嘔先生のレインボーカラーになっているではありませんか。
アートフェアと同時にLGBTのプライドパレードが開催されていたようで虹はそのテーマカラーです。
来年の「アート台北2026」は、2026年10月30日〜11月2日に開催予定とのこと。
毎年5月に開催されていたフェア「TAIPEI DANGDAI」は来年開催見送りということで、「アート台北2026」は盛り上がるのでは?という声もありますが、さてどうなるでしょうか。
また台湾のみなさんにお会いできる日を楽しみにしております!
(スタッフM)
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「アート台北」に出展して参りました。
あいにくの雨続きでしたが、会場内は非常に盛り上がり、総来場者は7万人を超すとのこと。
ちなみに日本最大のアートフェアである「アートフェア東京2025」の来場者数は5万人超なので、その規模感が伺い知れるかと思います。
11時前に会場入りしてたくさんのお客様とお話しし、
19時の閉場後から深夜までは作家さんや他のギャラリーさんと語り明かす(飲み明かす)、という楽しく濃い日々を送りました。
普段メールでのやりとりに偏りがちなお客様やギャラリストと直接お会いできるのは、アートフェアの特権です。

作家の佐藤研吾さん(右端)とそのご友人
今回のブースはB29。入口から見て右下の端に位置しています。
ほとんどのお客様は真ん中から順繰りに回ってこられるので、朝一はほとんど人影がなく不安に過ごしました(笑)
15時を過ぎると午前中の閑古鳥が嘘のように賑やかになり、閉場まで駆け抜けます。

台北市立美術館
台北での最終日、美食は堪能したのに(フェア以外の)美術を見ていない!ということで、
空港に行く前のわずかな時間にどうにか台北市立美術館に行ってまいりました。
主に台湾の近現代美術を扱う公立美術館です。
この日は何かの記念日だったのか、無料で入らせていただきました。
展示の面白さもさることながら、一本の廊下から3方向に部屋が分岐し、
更にその先にいくつもの部屋に分かれていく、、という迷路のような構造の建築も興味深いものでした。
皆様も、秋の台北にお越しの際は台北市立美術館・国立故宮博物院と共に、アート台北にも是非ご来場ください。
(スタッフMJ)
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「アート台北」はおろか、海外のアートフェアに参加すること自体初めての私にとって、多くのことが刺激的で、大変貴重な経験となりました。
ご飯もどれも美味しく、台湾はどなたも優しい方ばかりでしたが、当然海外での仕事は困難も多く、とても1人ではやっていけいほどあらゆる問題に直面しました。特に言語の違いが最も大きな壁であったことは間違いないでしょう。お店での注文ならまだしも、接客業はしどろもどろになることばかりでしたが、そんな中、通訳をしてくださった施さんや、日本語を話すことができる多くのお客様に助けられました。

アートフェアでは作品の紹介をすることが常ですが、皆さん足を止めてしっかりと聞いてくださり、台湾の人の温かさに触れることができました。
「アート台北」は規模も大きく、常に熱気が溢れていました。展示されている作品は絵の具の厚い抽象画や、古典絵画をオマージュした作品が多い印象で、イラスト系の多い日本のアートフェアとの趣味や需要の違いを強く感じました。また、人気のカフェとのコラボがあったりなど、お国柄が随所にみえました。
次回もぜひ、この経験を生かしながら胸を張って仕事ができればと思います。

ランドマークであり、会場のすぐそばにあった台北101。とても大好きな建築物となりました。
(スタッフT)
佐藤研吾
《くぐり抜けるためのミラー3》
2024年
木(ケヤキ、アラスカ桧、クリ)、鉄、ステンレス、柿渋、鉄媒染
W35.0×D60.0×H170cm
サインあり
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◆「西田考作さんを偲んで、西田画廊旧蔵ポスター展」
会期:2025年11月5日(水)~15日(土) *日曜・月曜・祝日は休廊
主催・会場:ときの忘れもの
出品作品:荒木経惟、磯崎新、大竹伸朗、加納光於、桑原甲子雄、田名網敬一、福田繁雄、森村泰昌、
アンディ・ウォーホル、トニ―・クラッグ、パウル・クレー、アドルフ・ゴットリーブ、
フランク・ステラ、セバスチャン、サム・フランシス、ヨーゼフ・ボイス、
ジャクソン・ポロック、ロバート・ラウシェンバーグ、マーク・ロスコ、ジョアン・ミロ、他
ホームページに全出品作品の額付き特別価格を公開しています。
●ときの忘れものの建築空間(阿部勤 設計)についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。



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