「Tricolore 2026/藤江民・谷川桐子・釣光穂」展は、本日最終日です。
>会期残り少しとなりました。
大雪警報がでて今も雪が降っています。先週のうちに行っておいて良かったです。(藤江民)
雪に埋もれた富山在住の藤江民先生から、上記のメッセージとともに、貴重なお写真をお送りいただきました。

藤江民先生(左)とロバート・ラウシェンバーグ(右)のスナップ写真。
藤江先生からいただいた図録『Pictures for the Sky. Art Kites』(1988年、大阪ドイツ文化センター)によると、1989年の兵庫県・姫路城(別名・白鷺城)で開催された「空の展覧会」のときの写真だと思われます。


藤江民「無題 カイト」1987年 和紙、油絵具、竹 260×400cm
「アート・カイト」展(三重県立美術館、企画=大阪 ドイツ文化センター 7・30-9・4)
*同展は国内、欧米諸都市を巡回

左は、図録『Pictures for the Sky. Art Kites』(1988年、大阪ドイツ文化センター)
右は、作品集『藤江民作品集』(2020年、桂書房)
1987年に大阪ドイツ文化センターの館長(当時)P.オイベルによって、伝統的な凧の技工と新しい芸術をつなげようという企画が持ち上がり、藤江民先生はじめ世界各地の作家100名以上が出品したそうです。
図録には作家一覧が掲載されていました。白髪一雄、靉嘔、原健、サム・フランシス、今井俊満、加納光於、草間彌生、李禹煥、百瀬寿、元永定正、ゲルハルト・リヒター、ロバート・ラウシェンバーグ、ニキ・ド・サンファル、新宮晋、篠原有司男、フランク・ステラ、田中敦子、高橋秀、宇佐美圭司、ヴェン・ヴォ―ティエ、トム・ウェッセルマン、ジャン・ティンゲリ―、横尾忠則、吉澤美香、藤江民・・・など海外の作家もほかに多数います。
*オルガナイザーの、大阪ドイツ文化センター館長P.オイベル氏によれば、およその経過と趣旨は次のようなことらしい。
(1)文化センターでは、八八年と八九年に、「ホモ・ファーバー(働く人間)とホモ・ルーデンス(遊ぶ人間)を主要テーマに、さまざまの関連プログラムを組んでいる。(2)「文化」において、中部ヨーロッパと日本という異質の文化圏を、それぞれの独自の伝統の圏内から観察するにとどめず、両者を比較し批判的に捉え直してみたい。(3)これらの視点を、ヴィヴィッドに展開せしめるものとし、「アート・カイト」という発想に至った(関係者に配した〈企画の背景〉より〔責文・村上〕)。つまり、ホモ・ファーバーとホモ・ルーデンスの双方の精神を備えた、きわめて具体的企画、というわけだ。この発想は十分におもしろく興味深い。
世界十六ヶ国、約百名の作家(A.タピエス、V.ヴァザルリ、F.ステラ、R.ラウシェンバーグ、S.フランシスなど“われわれの世紀末”の多様な作家たち)に呼びかけ、日本から発送した「和紙」に、凧を想定して制作してもらう。返送されたものを、日本各地に点在する熟達の凧づくり職人の手で、江戸凧・津軽凧・六角凧などに仕立てる。まさに、ぞくぞくするような企画ではないか。
(作品集『藤江民作品集』より引用、再録)
世界中から集まった凧は色鮮やかで空に舞う姿を想像すると元気が出ますね。
藤江先生、このメンバーの中で堂々とした姿がかっこいいです。
(スタッフM)

こちらも同じイベントの藤江民先生。
ただいま画廊で展示中の作品を3点、ご紹介します。

No.1 藤江民
《生成絵画ⅩⅤ》
2023~24
油絵具 雲肌麻紙 和紙裏打ち 木
215×275cm サインあり

No.2 藤江民
《06-13黄》
2006 リトグラフ
46×45cm Ed.13 サインあり

No.3 藤江民
《06-13赤》
2006 リトグラフ
46×45cm Ed.15 サインあり
■藤江民 FUJIE Tami
富山県に生まれる。1972年に東京版画研究所で刷師・女屋勘左衛門からリトグラフの指導を受ける。1973年明治大学文学部卒業。1975年第43回日本版画協会展で新人賞を受賞、同年白樺画廊で初個展を開催する。東京・村松画廊、ギャラリー手、ギャラリーなつか、ギャラリートキ、福井・アートサイト、富山・ギャラリーナウ、マイルストーンアートワークスなどで個展開催。1978年第12回日本国際美術展、「81富山の美術」展(富山県立近代美術館、84, 86, 88, 90, 91年に出品)、2000年「とやま 版―越中版画から現代の版表現まで」(富山県民会館)、2013年太閤山アートビエンナーレ2013、2023年「小石川植物祭2023/命名~牧野富太郎へのオマージュ」(ときの忘れもの)などに出品。
会期:2026年1月9日(金)―1月24日(土) 11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
2010年から開催しているシリーズ企画「Tricolore展」は、ときの忘れものが選ぶ作家3名の展覧会です。
6回目となる本展は、女性アーティストの藤江民・谷川桐子・釣光穂の作品をご紹介します。
版画家・藤江民は、版画だけなく、オリジナル手法で制作した大作の油絵や、タイルの作品「割絵」などを出品します。
谷川桐子は、油彩で緻密に描いた砂利や地面の上にハイヒールやブラジャーなどを描いた作品を制作しています。
陶芸家・釣光穂は手びねりという陶芸の技法で、まるで編み物で編んだようなオブジェを制作しています。
三者三様のユニークな作品をご覧いください。
◆「恩地孝四郎展」を開催いたします。
会期=2026年1月29日(木)~1月31日(土)11:00~19:00

昨日のブログでお報せしましたが来週後半の僅か三日間「恩地孝四郎展」を開催します。
実は数年前から恩地の有数のコレクターであるAさんから大量の恩地作品を預かり、その整理と恩地孝四郎展の開催に向けて準備を進めていました。
早くても今秋、来年あたりに本格的な展示をしたいと考えていましたが、海外からわざわざ見にこられる方のために、急遽開催の運びとなりました。
「恩地の自刷り作品 self-printed works by Onchi Koshiro」を中心にご覧いただきます。
展示作品のうち、希少な自刷り作品数点が海を渡ることになりました。
僅か三日間の「恩地孝四郎展」ですが、ご高覧くださいますよう、お願い申し上げます。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。



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