秋山祐徳太子 Yutokutaishi AKIYAMA
1935年東京生まれ。60年武蔵野美術学校彫刻科卒業。65年岐阜アンデンパンダン・フェスティバルに自分自身を出品。ポップ・ハプニング(通俗行動)と称し、金太郎、グリコなど動くポップ・アートを始める。73年東京・ガレリア・グラフィカで初個展。75,79年政治のポップ・アート化を目指し東京都知事選に立候補。86年パリ・ポンピドゥーセンター[前衛の日本展]に出品。94年伊東・池田20世紀美術館で回顧展開催。
97年一軒家ギャラリーだったときの忘れもので個展[秋山祐徳太子 皇帝の散歩]を開き、庭の草むらにブリキ彫刻の皇帝たちを林立させました。さわやかな五月の風に吹かれて飄々として佇むブリキ彫刻は、芸術なんて御大層なものじゃあないんだという祐徳太子さんの面目躍如としたものでした。
2020年死去。