作家名    オノサト・トシノブ
作品名    Prints B(Ce7)
制作年    1979年
技 法     シルクスクリーン
作品サイズ  20×20cm
額装サイズ  36.5×44cm(四切)
限定部数    250部(E.P.)
サイン     鉛筆サイン
        *レゾネNo.163(アートスペース)
作品の状態  良好・額付


◆作家の紹介/オノサト・トシノブ(おのさと としのぶ)は、1912年長野県生ま
れ、本名・小野里利信。10歳のとき群馬県桐生に移り住む。津田青楓洋画塾に学ぶ。
日本の抽象美術の先駆者として、親友の瑛九らとともに戦前、戦後と前衛美術の道を
歩み続けた。35年黒色洋画展を結成、38年には自由美術家協会会員となる(~56年、
以後無所属)。41年に一兵卒として出征、戦後のシベリア抑留を経て48年に帰国。64
年、66年にはヴェネツィア・ビエンナーに日本代表として出品、国際的にも高い評価
を獲得した。油彩の他、約200点の版画作品(リトグラフ、シルクスクリーン)も残
した。東京国立近代美術館など多くの美術館に作品が収蔵されている。生涯、円を描
き続け86年死去。

◆作品のワンポイント/70年代、桐生のアトリエにはよくお伺いしました。私
が版画の世界に入り、最初にお会いした作家がオノサト先生であり、今も敬愛
する作家のひとりです。
この作品は、私が現代版画センター時代にエディションしたもので、発表時の
タイトルは「Ce7」(Ceは現代版画センターのこと。オノサトのエディション
としては7番目という意味)でした。後にアートスペースがカタログレゾネを
作成した際になぜか「Prints B」というタイトルに変えられてしまいました。
まあこういうことは良くありますが・・・・
6月7日より東京国立近代美術館でオノサト、瑛九の所蔵作品の特集展示が開催され
ます。ぜひ二人の名品に触れてください。

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