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先日の「フォーゲラーとヴォルプスヴェーデ展」は、来廊者も少なく静かな展覧会でしたが、その分じっくりとご覧になる方が少なくなかった。
資料類も並べておいたのですが、フォーゲラー好きの方ならご存知と思いますが、信州の軽井沢高原文庫で、ずいぶん前ですが、1990年4月20日~7月15日までの会期で「フォーゲラーとリルケ展 ヴォルプスヴェーデの芸術家たち」という展覧会が開催され、そのカタログがなかなかいい。
A4判、64ページ、当時の定価は1.500円。
http://www.karuizawataliesin.com/kougen/kougen2004.html


目次から少し引用します。
座談会「夢見られた共同体 芸術家村の宿命」
  /上山安敏、河中正彦、城眞一
評論 フォーゲラーとリルケ 
  「近代」批判のための二つの視点 /城眞一
評論 「春」の画家フォーゲラーへの旅
  児島喜久雄の記録から  /山田俊幸
一枚の切り抜き /鈴木亨
フォーゲラーとリルケ /塚越敏
立原道造とフォーゲラー /佐藤康則
ユートピアと終末  /気谷誠
日本でのフォーゲラー受容抄 /岩切信一郎
謎ーーフォーゲラーと立原道造  /堀内達夫
参考文献 /岩切信一郎・山田俊幸編
Bibliographie(Auswahl) /城眞一編
フォーゲラーとリルケ関係年譜  /城眞一編

以上ですが、なかなか充実のラインナップです。
作品図版は2点のみ、まあ図録というよりは資料集ですね。